BOX&NEEDLE(ボックスアンドニードル)紙箱 〜紙製の収納ケース〜

BOX&NEEDLE(ボックスアンドニードル)紙箱 〜紙製の収納ケース〜

アクセサリーケースはいくつか持っていますが、登場頻度が高い人気ものは、リビングにある紙製の箱ケースに入れています。
川島屋百貨店

BOX&NEEDLE

紙箱

BOX&NEEDLE(ボックスアンドニードル)紙箱
これは「BOX&NEEDLE」というブランドのもの。美しい絵柄の紙が貼られている豪華な風情に惹かれて手に入れました。
東京・二子玉川にあるショップは、さまざまな紙箱が並んでいて、楽しさに充ちています。京都で100年以上にわたって箱作りを営んできた老舗の紙器メーカーが、箱を主役に据えたブランドを作ろうと始めたもの。京都にもお店があるというので、今度、行ってみようと思っています。

アクセサリーケースとして愛用しているのは、B5サイズで3段の引き出しになっているタイプの「Kolme」。気に入っているのは、カラフルでシックな色柄で、紙ならではの温かみが風合いを添えています。日本に限らずヨーロッパやアジアなど、世界各国から集められた紙を使っていて、紙の世界の豊かさと奥深さに魅せられてしまいます。また、引き出し部分が外箱から少しだけ出ているので、中に入っているものが見えるし、手をかけて引くとするする引き出しが出てくる――紙箱とは思えない滑らかさです。

それでも使い始めた頃は、「紙製だから耐久性に弱いのでは」、「手をあてる部分が毛羽立ってくるのでは」と、ちょっと不安に思ったのですが、いい意味で裏切られました。丈夫で使いやすいので、今や愛用品のひとつになっています。
紙箱というと、糊づけ部分が変色したり浮いてきたりという懸念もあったのですが、使い込んでいても、その兆しすら見えてこない。聞けば、日本古来の接着剤であるニカワを用いて紙を貼っているのが理由だそう。古くからの知恵が、長きに渡って使えるもの根底を支えていると納得しました。

ただ、紙の数が限られていることと、取り方によって絵柄が異なるため、まったく同じものはほぼないとのこと。職人さんが色柄の配置を考え、丁寧に箱を組み立て、貼り込んでいるのです。
季節や天気によってニカワの濃さを調節し、薄く塗った紙の上に、寸法とぴったりの位置に箱を載せて一気に貼り上げていく。熟練した技と案配、タイミングを測る手早さが求められる高度な仕事と言います。

「Kolme」とは、フィンランド語で“3”を意味する言葉。他にA4サイズで3段と5段の「President」というシリーズもあり、書類入れとしてはもちろんのこと、サイズが不揃いなカードやメモ類、大切な手紙などを入れておくのにも良さそうです。
BOX&NEEDLE
BOX&NEEDLE
紙箱
価格:(左上から)Kolme 9,800円、Pottery 6,000円、HAT BOX 5,200円、Pottery 6,000円、Kolme 9,800円(税抜き)
問い合わせ先:BOX&NEEDLE
TEL:03-6411-7886
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。多摩美術大学非常勤講師。
川島屋百貨店_書影

「川島屋百貨店」が書籍になりました。

川島蓉子著『みらいをひらく、わたしの日用品』
(リトルモア刊 1,500円+税)