欧米では常識の、歯周病予防の「あの一手間」が健康ボディを作る!

欧米では常識の、歯周病予防の「あの一手間」が健康ボディを作る!

オーラルケアの中でも「フロス使用率」が欧米に比べても大幅に低い日本。しかし、フロスにより予防できる症状や病気は実はたくさんあるのです。

様々な病気につながる歯周病の予防は、フロスを使った歯磨きで!

「日本人は世界で一番綺麗好き」といった国際的なイメージも一部にはあるようですが、実は「アソコのケア」でいうと、意識面でも実施の面でも、欧米に劣ることが最近の調査でも分かってきました。

アソコのケアとは? ずばり「オーラルケア」です。

2013年、15~69歳の日本・アメリカ・スウェーデンの男女3,600人を対象に"オーラルケアに関する意識調査"を実施したライオン株式会社の調査結果によると、「予防歯科(ムシ歯などになってからの治療ではなく、なる前の予防を大切にすること)」に取り組んでいるのは、アメリカ・スウェーデンでは約7割に対し、日本では約2割。

また「直近1年間に歯の健康診断を受けた回数」の最多は、アメリカは2回(34.9%)、スウェーデンは1回(57.1%)、日本は「直近1年間では受けていない(57.5%)」という結果に。

そういった意識や実施の差を反映してか、70歳時点での残存歯数調査では、スウェーデンでは21本、日本は16.5本(親知らずを除いた成人の歯の本数は28本)と大きく差が開いています。

そんな「予防歯科」の中でも、「歯科医は必ずやっているけれども、一般の人はほとんどやっていないこと」や「欧米では割と常識なのに、日本では軽視されがちなこと」といった観点から語られるのが「フロスケア」。

アメリカでは1998年に、米国歯周病学会が「歯周病が循環器系疾患や糖尿病および低体重児出産の大きな危険因子になっている」という論文を発表し、「フロスか、死か(Floss or Die!)」というスローガンがつけられ展開されてきました。

日本では「一人子供を産むと一本歯がなくなる」という言葉もありますが、これは妊娠によって口腔内環境が大きく変化する為。例えば、つわりによる嘔吐で口腔内が酸性に傾いたり、唾液が酸性に変化することで、口腔内を中和する力が弱まり虫歯や歯周病が出来やすい環境を引き起こします。

またホルモンバランスの変化により「妊娠性歯肉炎」にもなりやすくなり、それが歯周病へと進行した際、歯周病菌の毒素が子宮内に移行し胎児に流入することで、流産、早産、低出生体重児のリスクが大幅に高まることも、近年の研究で明らかになってきたそうです。

歯周病の原因とされるプラーク(歯垢)は、歯ブラシだけのケアでは約60%の除去率ですが、デンタルフロスを加えると約85%にまであがるという結果も出ています。実はそれ位、フロスによるプラークコントロールは手間をかけていいもの。最近では子ども用フロスも増えてきています。まずは家族も含めて、寝る前の歯磨き時の1日1回を習慣化してみませんか?

【デンタルフロスの使い方】

※歯磨きの後に行いましょう。

1)指から肘までの長さ(約40cm)を目安に、フロスを切ります。
2)丸く輪っかになるように結びます。
3)糸の張った部分が約2cm位になるよう両手で調整をし、歯と歯の間に入れます。
  無理に入れると歯茎を傷つけたり、汚れが入り込むのでゆっくり入れましょう。
4)糸が「く」の字になるように、前後に動かしながら上に抜いていきます。
5)4)と同じ所に挿入し、今度は反対側に「く」の字になるよう動かし、上に抜きます。
6)次の歯と歯の間に入れる際には、使った部分をずらして新しい部分を入れていきます。これを全ての歯に対して行います。
デンタルフロスは歯磨きの後に

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