ご飯で太るはウソ!? 美味しいご飯の炊き方、太らないご飯の食べ方 

ご飯で太るはウソ!? 美味しいご飯の炊き方、太らないご飯の食べ方 

ご飯が太るという思い込みから食べるのを制限している人もいるかもしれません。しかし、ご飯には太らない食べ方があったのです。さらに美味しい炊き方や、白米でも玄米の栄養が摂れる、目から鱗の食べ方も!

その常識、間違ってます!美味しいご飯の世界

主にお米を主食とする日本人ですが、最近では「ダイエットの敵」というレッテルを張られ、ご飯を敬遠する人が増加しています。約3000年といわれる稲作の歴史の中で、長きに亘りご飯を食べ続けてきた日本人ですが、本当にご飯は美や健康には悪いものなのでしょうか? 

今回、お米をこよなく愛する、5ツ星お米マイスターで株式会社シブヤ代表の澁谷梨絵さんに、お米とご飯について教えていただきました。

「ご飯を食べると太る」や、「お米はとぎ汁が透明になるまでしっかりとぐ」「ご飯はしっかり冷ましてから冷蔵庫へ」などの誤った情報が流れる昨今、古い常識や通説にとらわれずに美味しいご飯の炊き方や太らないご飯の食べ方を実践して健康的な美を手にいれましょう!
株式会社シブヤ代表、澁谷梨絵さん

美味しいご飯の炊き方と保存方法

美味しくご飯を炊くためにはいくつかポイントがあります。
今回は、「1回に炊くご飯の量」「お米のとぎ方」「余ったご飯の保存方法」を教えていただきました。

【1回に炊くご飯の量】
お釜の大きさに合わせた量が、ご飯を美味しく炊くコツです。食べる分だけがよいと思いがちですが、お釜の中でお米をうまく対流させることが必要になるため、お釜の大きさに対して7割程度を目安にすると美味しく炊けます。

【お米のとぎ方】
とぎ汁が透明になるまでといでいる人もいるかもしれませんが、これはNGです。お米をとぐ理由はぬかや汚れを取るためですが、今どきのお米はすでにキレイですからぬかを落とすために米をこすり合わせてとぐ必要はなく、「洗う」くらいの感覚がいいでしょう。

洗うプロセスの中でもっとも大切なのが、最初に浸ける水。この段階で洗米時の水の7割を吸収するため、ミネラルウォーターを使用することで断然美味しく炊くことができるのです。
ミネラルウォーターの中にお米を入れたざるを浸けて、2~3回手でグルグルかき混ぜて水は捨てます。この作業をあと2回繰り返します。その際は水道水を使用しても味に影響はありません。

【余ったご飯の保存方法】
ご飯が熱いうちに1食分ずつラップに包みます。なるべく薄く、四角になるようにするのがポイント。その上からアルミホイルで包み、すぐに冷凍庫で保存します。
アルミホイルは遮熱性があるため、まわりの食材に影響を与えず、美味しさを逃がさないまま冷凍ができます。

ご飯はダイエットの敵じゃない!太らないご飯の食べ方

最近では「ご飯を食べると太る」という情報が定着してしまい、外食してもご飯を残す人が多くいるようです。糖質を控えるダイエットの場合でも、ご飯などが敬遠されています。

では、本当にご飯を食べると太るのでしょうか?

澁谷梨絵さんは毎日1合のご飯を食べていて、試食などで多い時には2~3合食べることもあるのだそう。しかし、太っているどころか健康的で適度なスリムさを保っています。ご飯を食べると太るということが当てはまりません。

糖質を抜くとダイエット効果があるといわれる理由は、体の水分を抜くからだといわれています。その一方で代謝が抑えられてしまうため、長期的にみると痩せにくい体になってしまうのです。それでは一時的にダイエットに成功しても、リバウンドする可能性が高まります。

では、どうすればいいのでしょうか?
実は、太らないご飯の食べ方があるのです!

【6:2:2 でご飯を食べる】
ご飯とおかずの割合を考えて献立を考えましょう。
6割→ご飯
2割→お肉や魚(タンパク質)
2割→味噌汁(具たっぷり)又は、ぬか漬けなどの発酵食品

1日のご飯の量は、お茶碗5杯ほどが上限ですので、朝2杯、昼2杯、夜1杯などに分けて食べるとよいでしょう。

【ご飯は冷まして食べる】
割合を守っていてもやっぱり心配という方は、ご飯を常温に冷ましてから食べましょう。ご飯は冷ますことで、主成分のでんぷんがレジスタントスターチという成分に変わるため、小腸で吸収されにくくなるからです。

玄米の栄養を白米でも摂れる、美味しいご飯の食べ方

玄米は、小さいお子さんや年配の方には受け入れられにくいことがあります。白米に比べ玄米は硬いため、よく噛んで食べる必要があるためです。白米を食べなれている場合、玄米の食感が苦手だったり、噛む回数が少ないまま呑み込んでしまい胃がもたれたりすることも。

そんな時は、白米でも玄米の栄養を摂れる食べ方を試してみてください。その秘密は「ぬか」にあります。お米を精米するとぬかが取り除かれますが、白米を食べる際、そのぬかをふりかけなどにすれば美味しい上に手軽に玄米の栄養を摂ることができるのです。

ぬかはお米屋さんでもらえる場合もありますし、自宅で精米した際にでたものでもよいので、どんどん活用しましょう。

【ぬかふりかけの作り方】
(材料)
ぬか
好みのふりかけ

(作り方)
1. 材料は1:1の割合で用意します。
2. ぬかはフライパンなどで炒り、水分を飛ばして独特のにおいを消します。
3. 2のぬかが香ばしい香りを放ったら、器に用意したお好みのふりかけに混ぜ入れて完成。

ポイントはぬかを炒ることです。
好きなふりかけの味にぬかの香ばしさがプラスされるので、食べやすい上にとっても美味。本当に簡単ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
米処 結米屋
米処 結米屋
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2017年1月18日、澁谷梨絵さんの著書『世界でいちばんおいしい お米とごはんの本』が発売されました。澁谷梨絵さんは日本で唯一、穀物の6大プロフェッショナル資格を持つ女性米屋。全国200か所以上の田んぼに通い詰め、探し出したこだわりのお米や雑穀を、松屋銀座本店、伊勢丹松戸店などで展開する「米処 結米屋(こめどころ ゆめや)」で販売しています。
健康的にご飯を食べ、さらに美味しさを極めたいなら、本を参考にしてみてはいかがでしょうか。

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