乾燥はもう怖くない!正しいスキンケアを知っていつでも潤った肌へ

乾燥はもう怖くない!正しいスキンケアを知っていつでも潤った肌へ

肌の悩みの中でも悩んでいる人が多いのが、乾燥肌です。乾燥肌の予防や改善のためには、日頃のケアが必須。基礎化粧品やクレンジング、食べ物や医薬品など、乾燥肌対策のさまざまなアプローチ法についてご紹介していきます。

乾燥肌対策のための正しいスキンケア方法

肌が乾燥する季節といえば、気温が下がり空気が乾燥する秋冬を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
しかし、実は肌は、1年中乾燥の驚異にさらされているんです。
例えば、春は花粉などが原因となって肌が乾燥することがあります。また、乾燥のイメージがあまりない夏でも、肌の水分や保湿成分が汗とともに奪われ、肌が乾燥ぎみになっていることも多いのです。
肌の乾燥対策を怠って乾燥肌をこじらせてしまうと、「敏感性乾燥肌」になることがあります。
敏感性乾燥肌とは、一過性の乾燥肌とは違い、乾燥によってバリア機能が低下した肌が、刺激によってトラブルを起こした状態です。
敏感性乾燥肌を予防するためにも、日々の乾燥対策やケアは、季節を問わずしっかりと行うようにしたいですね。

●毎日の正しいスキンケア方法
乾燥対策で重要なのは、毎日の保湿ケア。以下のようなポイントを押さえてケアしていきましょう。

(1)洗顔
肌への刺激を考えて、洗顔料を使わないで、ぬるま湯のみで素洗いするという方はいませんか?実はこれはNGです。
洗顔のときは肌を刺激する汚れを残さないようにしっかりと洗うことが大切。
弱酸性のものなど肌にやさしい低刺激の洗顔料を使い、しっかりと泡立てて優しく洗いましょう。

(2)基礎化粧品
化粧水は、コットンではなく、できるだけ手の平で付けましょう。力を入れず、薬指を中心に優しくつけてください。
加えて、美容液や乳液、クリームなどをつかい、しっかりと潤いを与えましょう。
アルコール系の成分や防腐剤を含むスキンケア製品は、肌への刺激が強すぎる場合もあるため避けた方がいいでしょう。敏感肌用や無添加の製品がおすすめです。

●乾燥対策でNGなこととは?

毎日のスキンケアでやらない方がいいことをまとめてみました。

(1)熱いお湯で洗顔しない
洗顔をするときに熱いお湯を使っていませんか?
熱いお湯で顔を洗うと、健やかな肌に必要な最低限の皮脂まで洗い流してしまいます。
そうすると、肌の保湿機能が損なわれ、肌から水分を逃がしてしまいます。洗顔には、できるだけぬるま湯を使うようにしましょう。

(2)タオルで強く拭かない
タオルで濡れた体や顔を拭き取るときに、ごしごしと力を入れて拭いていませんか?
皮膚は意外と薄いもの。顔は特に皮膚が薄い場所です。ごしごしとタオルでこすってしまうと、その摩擦が肌への負担となってしまうのです。
ときにはこの刺激が肌の乾燥を招いてしまうこともあります。
水分を拭き取るときは強くこすらず、優しく拭くように心がけましょう。

乾燥対策コスメの選び方

乾燥対策の強い味方が、スキンケア効果がある基礎化粧品です。さまざまなメーカーから多くの商品がラインナップされていますが、乾燥肌の予防や改善にはどのようなものを選べばいいのでしょうか。

●乾燥肌対策に取り入れたいスキンケア成分
乾燥肌に効くとされるスキンケア成分には、以下のようなものがあります。

・なめらかな肌を保つ
紫外線対策に有効なのが、「ビタミンC誘導体」。紫外線によるダメージを軽減し、肌の水分を守ります。

・刺激から肌を守る
油膜で刺激から肌を守り、肌の免疫力を上げるのが「セラミド」や「レチノール」です。

・肌の水分をキープする
「ワセリン」や「尿素」、「ヘパリン類似物質」などが配合された化粧品は、高い保湿効果が望めます。

・肌を活性化する
コラーゲンを増やす「レチノール」などの高機能成分は、肌の細胞を健やかにします。

●肌の乾燥対策には実はクレンジング選びが大切

乾燥肌対策として化粧水や乳液、美容液といったケアコスメに気をつかっている方は多いでしょう。
しかし、クレンジング剤となると…?手軽さやメイク落ちで選んでしまいがちですが、肌への刺激も考慮しなければ、結果的にクレンジング剤が乾燥肌を引き起こしてしまうこともあります。
乾燥肌の予防や改善を考えた場合、クレンジング剤選びもまた大切なんです。

クレンジング剤には、「ジェルタイプ」「ミルクタイプ」「オイルタイプ」「クリームタイプ」「拭き取りタイプ」などがあります。
肌を乾燥から守るのにおすすめのクレンジング剤は、「クリームタイプ」や「ミルクタイプ」のものです。特に、エイジングによる乾燥が気になりだした方や、最も乾燥しやすい冬季のクレンジングには、上記のタイプが適しているといえるでしょう。
乾燥肌を含め、肌トラブルの対策の入り口は汚れを落とすこと。そのためのクレンジング剤が肌トラブルを加速させては本末転倒。クレンジング剤選びにも気をつかってみてください。

●乾燥肌の救世主・オイル美容

美容液やボディクリームで対策をしても乾燥が気になるという方に選択肢に入れてみてほしいのが「ボディオイル」を使ったオイル美容です。
入浴後、アルガンオイルをはじめ、オリーブオイルやココナッツオイル、亜麻仁油、といった植物油を乾燥が気になる部分に塗り込み、マッサージをします。
そのあとで、化粧水や乳液といったデイリーケアを行えばOKです。
オイル美容は、髪の毛の乾燥にも効果的。ドライヤーをかける前に、毛先から上に向かってオイルを塗り込んでいきましょう。

内側から乾燥予防 摂りたい食べ物は?

乾燥肌とは、角質層の水分が減少したり、天然保湿因子や皮脂が少なくなった肌状態です。
ですから、これらの減少を抑制するような栄養成分を食べ物から補給することで、乾燥肌の改善や予防へと繋げることができます。
また、血行促進作用がある食べ物も、新陳代謝を活発にして肌の状態を健やかにしてくれます。
具体的には以下のような栄養素が、乾燥肌の予防や改善効果が期待できるとされています。

(1)ビタミンA/緑黄色野菜・青魚・乳製品・卵・海草類etc.
新陳代謝を促し、粘膜や皮脂の潤いを保ちます。

(2)ビタミンB/大豆食品・卵・レバー・豚肉etc.
新陳代謝を活発にするほか、乾燥に伴う炎症を抑えます。

(3)ビタミンC/果物、パプリカetc.

(4)ビタミンE/ナッツ類・アボカドetc.
新陳代謝を促す作用や抗酸化作用があります。

(5)セラミド/海草類・大豆・こんにゃくetc.
角質層への保水効果があります。

(6)α-リノレン酸/エゴマ油・亜麻仁油etc.
細胞膜やセラミドを生成する材料となります。

(7)亜鉛/牡蠣・卵黄・赤身肉etc.
α-リノレン酸の働きを補助します。

●大注目の栄養素「ムチン」

上記のような栄養素とともに、高い保水効果をもつことで注目されているのが「ムチン」です。
ムチンは糖とたんぱく質が結合した“多糖類”と呼ばれるものです。
食品に含まれている他、人間の体内にももともと存在していて、その高い保湿能力で眼の潤いをキープし、乾燥を防ぐ働きを担っています。
また、からだの粘膜の表面を覆って、臓器を酸から防護したり、ウイルスの侵入を防ぐ働きも、ムチンにはあります。

ムチンはネバネバと糸を引く食べ物に含まれていることが多い成分です。
主なものには、納豆、オクラ、なめこ、里芋、レンコンなどがあります。
ムチンは、たんぱく質と併せて摂ると、たんぱく質の吸収効果を高めてくれます。そのため、豚肉とオクラ、イカと里芋などを組み合わせたメニューがおすすめ。ムチンが肌の保水効果を高め、たんぱく質が新しい肌を作る材料になってくれます。

ムチンを多く含む食べ物は、食卓に手軽に並べられるものばかり。乾燥肌を予防したい人や、乾燥肌のケアにいいものを摂りたいと考えている方は、他の乾燥肌に効くとされる食べ物とともに、食事メニューに取り入れてみてください!

あ、乾燥!外出先での応急処置法

乾燥した肌に化粧をすると、皮むけが目立ってしまったり、外出先で粉を吹いてしまったり…。
乾燥した肌には“あるある”なトラブルですよね。乾燥肌×化粧。どのように対策するべきなのでしょうか。

●皮むけの原因は湿度と気温の低下
肌が粉を吹いたり皮がむけてきてしまうのは、主に冬場です。
冬場は湿度が低くなる傾向があり、肌にいいとされる65%~75%の湿度を下回りがち。そのため、肌の乾燥は進みます。また、体が冷えると血行が悪くなり、皮脂や汗の分泌が少なくなってしまい、肌の防御機能がうまく働きません。
その結果、肌が粉を吹いたり皮がむけてきたりするのです。
これを防ぐにはもちろん、日常のスキンケアが大切です。

●皮むけ肌向けファンデ選びと塗り方

とはいえ、すでにトラブルが起きた肌は一瞬では治りません。皮がむけてしまった肌が目立たないように化粧をするためのファンデーション選びを考えてみましょう。
皮むけ肌には、パウダータイプよりもクリームやリキッドタイプのファンデーションが適しています。
また、下地も保湿効果が高い製品に切り換えるとベターです。
もしもパウダータイプのファンデーションを使いたい場合は、塗り方にポイントがあります。
スポンジに取り滑らせるような塗り方は、摩擦で向けた皮が立ち上がり、目立ってしまいます。やさしくトントンと馴染ませる塗り方がおすすめです。

●外出先での粉吹きはこう乗り切ろう


朝しっかりと対策をしても、外出先でふと気がつくと、乾燥して粉が吹いてしまっていることがあると思います。
こんなときに持っていると役に立つのが 、スプレータイプの化粧水です。夏場の化粧崩れ対策などに重宝するスプレータイプの化粧水ですが、冬場、乾燥で粉を吹いてしまった肌のリカバリーにもおすすめなんです。
下のような方法で使います。

1.化粧水を顔全体にまんべんなくスプレーすします。
2.ティッシュなどを使って押さえ、余分な水分をやさしく吸い取ります。
3.手を使って顔全体を軽くパッティングして、化粧水を浸透させます。
4.肌がもっちりしたら、ファンデーションを塗って化粧を直します。(パウダーファンデーションは浮いてしまうことがあるため、できれば、クリームタイプやリキッドタイプのファンデーションがいいです。)

スプレータイプの化粧水はかさ張らずバッグに携帯しやすいため、1本持っておきたいアイテムですね。

頑固な乾燥肌には治療が必要かも…?

化粧水や乳液、オイルなどで念入りにデイリーケアを行ったとしても、場合によっては、残念ながら乾燥肌を根本的な改善に導くことができないこともあります。
そんなときに考えてみたいのが「医薬品」を利用した、乾燥肌の“治療”です。
もちろん、皮膚科などの医療機関を受診して薬を処方してもらうのでもいいですし、市販の医薬品を購入してみるのも1つの方法です。
ドラッグストアに行くと、乾燥肌の治療効果が期待できる医薬品がたくさん並んでいます。

●乾燥肌に有効な医薬品成分

肌の乾燥に有効だとされる成分はたくさんありますが、その中でも「ワセリン」や「尿素」という成分を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
「ワセリン」は、肌を保護する皮膜の役割をして、肌が失ってしまったバリア機能を補う働きをするといわれています。
そして「尿素」は、潤いをなくした角質層を柔軟にするのだそう。
この2つの成分が配合されている軟膏やクリームなどは、ドラッグストアでも簡単に購入することができます ね。

では、乾燥肌のケア成分として注目を集めている「ヘパリン類似物質」をご存知でしょうか?
ヘパリン類似物質は、保湿効果が期待できるほか、炎症の予防効果や血行促進作用などを持つ成分です。
また、肌のターンオーバーのサイクルに異常をきたして、未成熟な細胞が肌の表面に表れてきてしまう状態の改善にも効果があるといわれているんです。
なかなか改善しない乾燥肌に悩んでいる方は、このヘパリン類似物質が配合された医薬品を試してみるのも1つの選択肢ではないでしょうか。
ヘパリン類似物質が配合されている化粧水やクリームもあるようですから、デイリーケアにも。取り入れていくことができそうなのがうれしいですね。

●乾燥肌を“治療する”

美容ケアの領域だと捉えてしまいがちな乾燥肌ですが、実は皮膚が正常ではない状態に陥り、SOSを発している状況でもあります。ですから、皮膚科など専門の診療科を受信して適切な指導や治療を受けることで、早期の改善が望めることもあるのです。
高価な化粧品で躍起になってケアをしてみても、それでは追い付かないほどに肌がダメージを受けてしまっていては意味がありません。なかなか乾燥肌が改善しないときには、スキンケアから医療機関や医薬品による「治療」へとシフトすることも必要かもしれませんよ。

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