【2017年春物】流行色で似合わせコーデ!世界ミスコン講師がNYで取材

【2017年春物】流行色で似合わせコーデ!世界ミスコン講師がNYで取材

ミスアジアパシフィック2014で講師を務めた井上亜紀さんが、ニューヨークのSpinExpoで聞いた2017年春物の流行色を取材。自分の肌タイプ等からパーソナルカラー分析をして骨格診断をすれば、冒険したいけど変にはなりたくない美容女子にピッタリなコーデが見つかります。

2017年春物のトレンドって、なんで事前に分かるのでしょうか?

実は、トレンドはカラーから決まるんです。しかも2年前という早い時期にね。そのあと…はというと、素材の展示会が行われ生地が決まり、各ブランドが独自のデザインを作ってコレクションで発表します。そうして、トレンドが誕生するんです。コレクションの発表前からさまざま動きがあるんですね。

さて、私は今回、コレクションのひとつ、ニューヨークで開かれたSpin Expoに行ってきました。そこでは2017春夏トレンドがズラリと勢ぞろいし、その魅力のトリコになってしまいました!

今春は、色も素材もジャンルがすごく多いですね。ここ数年は、似たようなテイストが続いていたのですが、今年はバラバラ。カラーも素材もデザインも豊作の年だといえます。特に気になった色は、深海のような深い青(アビス)やネオンカラー。
素材は、レースやシルクのような「とろみ」のあるナチュラル素材です。これらの素材はシルエットが美しくレディ感も満載。その美しさをモデルさんがまとった衣類でバッチリ見てきました。どう見てきたかというと、ランウェイを裸で歩いているように見えるモデルさんがいますよね。これは素材を直接肌にまとわせることで、本来のシルエットを見せているんです。下着をつけるとどうしても本来の素材感が出にくくなってしまうのでね。今回もそのようなスタイルがたくさんあり、じっくり見ることができたのです。

つまり、ナチュラルな素材にネオンカラーの小物といった、相反する組み合わせが今年の主流。柔らかく丸みをおびた印象の中に太陽のようなキラキラ感がプラスされる世界は、まさに「カオス」でした! それを自分なりにどう着こなすかが今年のポイントといえるでしょうね。普通の着こなしではもったいない、いろいろと冒険できる楽しみにあふれているのが「今年の春」なんです。

2017春のコーディネートのポイントを教えてください。

今年はコーディネートの幅が広いですね! 日本の女性はあまり取り入れない要素がとても多いので、それらを上手に取り入れて存在感のある着こなしがポイントです。

例えば、猫モチーフやアシメトリー柄、植物のモチーフを使ったデザインのボタニカル柄、さらにパッチーワークやストライプなど。これらを組み合わせて華やかなゴージャス感、レトロでちょっぴりダサい“オタク”テイストのギーク感などを演出してみるといいですよ。また、アフリカンパンクも注目すべきデザインです。目が覚めるような鮮やかなカラーが、存在感もカオス感も打ち出します!

簡単な例を挙げますね。

●パーカー+オーガンジースカート
●猫モチーフニット+きれい目のスカート
●キャミソールロングシースルーワンピース+ライダースジャケット
●ナチュラルなカットソー+ワイドパンツ など

これらにネオンカラーのパンプスやバッグなどを組み合わせると、さらにステキ! オススメのコーディネートです。

ちなみにネオンカラーをコーディネートに加えると、まるで太陽が似合うようなファッションになります。レッド、ピンク、イエロー、グリーンなどカラフルでトロピカルなものを大胆にプラスすると、より存在感や力強さが強調されてグッと魅力的になりますよ。

本日の私のファッションは、少しレディ感を出して、ボタニカル柄のスカートにパープルのニット。そしてレモンイエローのバッグでコーディネートしてみました。後ろの丈が前の丈より長くなっているスカートは今年のアイテム。歩くと流れるようなラインを作るのがステキです。暖かくなったらネオンカラーのパンプスで、さらに存在感を強めたいですね。
スカート
コーデ1orコーデ2

自分に似合うコーディネートとはどのように探したらいいのですか?

たくさんのカラーやデザインが出てくる今年、いざコーディネートしようとしても種類がありすぎて難しい……、なんて思うかもしれませんね。そこで、次の3ステップで自分を魅力的に見せるコーディネートの仕方を身につけてみてはいかがですか。

1) パーソナルカラー診断

自分に似合う色を見つけると、簡単にメイクやファッションのアイテムを選ぶことができます。それが、パーソナルカラー診断と呼ばれるもの。方法は肌や目、髪、ヘモグロビンの色などを見て、その人の肌タイプと調和するカラーを見つけて分析し、春夏秋冬の4タイプに分けます。

本格的にパーソナルカラー診断を受けるのがベストですが、ご自身で簡単にできる、メイク用品のカラー選びを教えますね。ぜひ参考にしてみてください。
・チークは「肌アレ感」でチェック! 肌荒れして見えるならその色はNG。
・ファンデーションは「カバー力」でチェック! 肌が美しく見えない場合は色があっていない。

パーソナルカラーが分かれば、白目がキレイに見え、透明感が出て、顔に温かみがでます。マッチした色をつければ、肌にトラブルがあっても美しく見えるという優れた効果もありますよ!

2) 骨格診断

カラーが分かったら、次は自分のカラダを知る「骨格診断」です。これは、本来持っている骨格のよさをより発揮するスタイリングを見つけるものですね。方法は体のラインが見えるものを着てもらい、まず正面や後ろ、横の姿といった全身を鏡でチェックします。それから胸やお尻、肩の形といった局所を見て、ウェーブ、ストレート、ナチュラルの3タイプに分けていきます。
名称 骨格 印象 代表的な人 似合う洋服
ウェーブ 曲線的・丸みが多い フェミニン・ふわふわした感じ ほしのあきさん・神田うのさん ボディコンシャス・ソフトな雰囲気のもの
ストレート 直線的・丸みが少ない エレガンス・体のラインが強い 藤原紀香さん・米倉涼子さん シンプル・ベーシックな形
ナチュラル アイラインが強調されている 無造作の印象 今井美樹さん・江角マキコさん ラフやカジュアルなもの

3) トレンドカラーやデザインを取り入れる

自分に合うカラーや洋服が分かったら、先ほどお話したような今年のトレンドアイテムを取り入れましょう。ネオンカラーはさまざまな色がありますし、素材によっても発色度合いが変わってきますので、いろいろな色味を楽しめます。自分のカラーが分かっていれば、メイクも服も選ぶのが簡単。失敗知らずになるので、お金や時間の節約にもなりますね。

それでは、実際にカラー診断と骨格診断を行い、今年のトレンドをコーディネートに活かした例をご紹介します。

モデルさんの結果 
〈カラー分析〉Winter(冬) 
〈骨格診断〉ストレート
Before
全身、黒を使いすぎてヌケ感がありません。美しい女性なのに、少し怖そうな人かなといった印象を与えがちです。
After1
〈カラー分析〉ターコイズブルー、エメラルドグリーン、パイングリーンなどがご本人をとても引き立てます。羽織もののピュアホワイトを使い優しい印象に仕上げてみました。

〈骨格診断〉「ストレート」は、アクセサリーなどなくても華やかに着こなせるので、装飾品はシンプルOK。

〈トレンド〉アフリカンパンクを都会ラグジュアリー風に決めています!
After2
また別のカラーバージョンにもトライしました。

〈カラー分析〉無彩色のピュアホワイト&ブラックは、唯一かっこ良く着こなせる色の組み合わせ。モダンでシャープに着こなせます。

〈骨格診断〉ボリューム感があるもので丸みを出したいため、フワッとしたロングスカートで女性らしさを演出してみました。

〈トレンド〉シックに決まりきってしまいそうな装いを、あえてボリュームを出し、エレガンスだけどパワフルに着こなせるようにしました。

イメージ作りのプロが考える「美」について教えてください。

私の考える「美」とは、「いつも忘れてはならないもの、いつも探していたいもの」ですね。美しいものはさまざまなところにあります。ショーウィンドウや雑誌の中、美術館や映画館、そして自分自身の中にも。それらを常に発見して、自分の中に落とし込むことが「美」だと思っています。

さらに美しくなるためにはケアも必要ですよね。今の季節に大事なのはなんといっても保湿! キレイな色の服を着ても、肌がガサガサではもったいない。そこで私は、塩を使って肌のお手入れをしています。美容液に約100年前の塩を入れ、オリジナルパックにして使ったり、湯船に入れたりして、自然の保湿力で潤わせているんです。

そうした日頃の意識やケアに加えて、パーソナルカラーを身につけると、その人本来の“美”がより鮮明に現れてきます。それは、その人が「調和」を生み出すから。つまり、その人全体の色調が整っているということです。これを太陽の例で説明しますね。朝日はどちらかというと白っぽいため、朝日があった波や砂も白っぽくなります。逆に夕日は景色一帯がオレンジ色になりますよね。どちらも色が調和しているので美しく見えるのです。そこにはノイズがありません。しかし、今年はその調和にあえてノイズを取り入れるといった上級テクニックがトレンドになります。だからこそ、自分のカラーと骨格を知って、「カオス」という冒険にチャレンジしてほしいですね。
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