医師が警告!日焼けのホントに危険な理由とは?肌トラブル・病気

医師が警告!日焼けのホントに危険な理由とは?肌トラブル・病気

紫外線による日焼けの本当の怖さをご存知ですか?1年で最も紫外線が多い季節である春から夏にかけて、特に注意が必要です。千春皮フ科クリニックの院長で皮膚科専門医の渡邊千春先生に日焼けの危険性について教えていただきます!
教えてドクター! 後悔しない!正しい日焼けケア 渡邊千春先生

日焼けがとても危険な理由は?肌トラブル・病気との関係

日焼けは肌に悪いといった認識はありますが、改めて紫外線による日焼けが肌に及ぼす悪影響について教えていただけますか?

「紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類があります。私たちの所まで届くのは、A紫外線(UVA)とB紫外線(UVB)の2つです。

その中でもUVBは『サンタン(色素沈着)』を起こす主な原因とされています。それは、UVBを浴びるとメラニンを生成する色素細胞自体の数が増えてしまい、その状態で日焼けを繰り返すことで、部分的にメラニンが増えてしまうことによります。

UVAは赤く日焼けさせる作用は弱いのですが、真皮層の深部に到達するため慢性的に浴びると真皮層の皮膚にハリなどを与える繊維成分が変成し、シワ、たるみの原因になります。
つまり、これらの紫外線を浴びすぎると皮膚細胞(DNA)が傷つき、いろいろな皮膚の障害を引き起こすのです」(渡邊先生)

この他にも紫外線による肌への悪い影響はありますか?

「急性障害としては、先ほどの『サンタン』の他に、『サンバーン(炎症反応)』や『免疫抑制』があります。慢性障害としては、光老化によるシミ、シワが起こり、最終的には『光発癌』が生じる可能性も出てきます」(渡邊先生)

色白な人・子ども・赤ちゃんは日焼けが特に危険!

日焼けをした際、赤く痛みが出る人、色が黒くなるだけの人など、人によって症状が異なりますが、日焼けが特に危険な人はいますか?

「色白の方は、色があまり黒くならないという一方で、紫外線に弱く紅斑(サンバーン)が生じやすいことなどから光老化や光発癌のリスクが高くなります。日本人の約15%がこれに該当します。

子どもや赤ちゃんは大人よりも環境に対して敏感であることに加え、生涯に浴びる紫外線量の約半分は18歳までに浴びるとされています。
これらのことから、子ども時代の日焼けが後年の皮膚癌のリスクを高めるとも言われているので、子どもや赤ちゃんも特に注意が必要です」(渡邊先生)

この他に注意すべき点はありますか?

「皮膚障害は浴びた紫外線の強さと時間に比例して進行します。これに過度の飲酒も加わると皮膚障害が加速しますので男性も注意が必要です」(渡邊先生)

紫外線とお酒という組み合わせが多い、夏の海や河原でのBBQなどは、男女問わず日焼け対策が必須のようです!
■監修
渡邊 千春 先生
千春皮フ科クリニック 院長

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