歯のホワイトニングに潜む危険。間違ったセルフケアが黄ばみを悪化させる!?

歯のホワイトニングに潜む危険。間違ったセルフケアが黄ばみを悪化させる!?

白くてきれいな歯を目指してホワイトニングがブームになっているけど、正しく行わないと逆に着色や変色を強めてしまうこともあるんです。まずは、黄ばみや黒ずみの原因を確認しましょう。

今、美容感度の高い人の間で歯のホワイトニングに関心が集まっています。低価格帯のクリニックや専門店も増えていますが、いざ、本腰を入れて通うとなると少々抵抗が...という人もいるはず。今回はそんな人のために、そもそも歯が黄ばんでしまう原因と、黄ばみの予防法について解説します。お話を伺ったのは、歯の美しさをはじめ、顔と口元のバランスを考えた「調和のとれた美しさ」を目指す歯科医師、山口絵美先生です。

食べ物からの色素沈着で歯が変色する

歯の内部は象牙質(ぞうげしつ)と呼ばれ、加齢とともにこの象牙質の黄色みが強くなり、歯の表面のエナメル質から透けて見えることが黄ばみの原因。髪や肌の色が人それぞれで違うように、遺伝的に象牙質の色みが強い人もいるんだそう。
加齢や遺伝的原因以外に、歯の黄ばみの原因となるのは主に以下の3つです。

原因その①:コーヒーや赤ワイン、カレーなどの着色性の高い食事・飲料
原因その②:喫煙によるタバコのヤニ
原因その③:飲食後の歯の磨き残し

これらの対策として効果が期待できるのは、「着色性の高い食事や飲料を控える」「飲食後はこまめに歯磨きを行う」「定期的に歯医者でのメンテナンスを行う」ことに尽きると山口先生は話します。
最近ではセルフケア商品も豊富になり、できればホワイトニングをセルフで行いたいと考えている人もいると思いますが、実はそのセルフケアがかえって黄ばみや黒ずみの原因になっていることもあると、山口先生は警鐘を鳴らします。

セルフキットは着色を強めてしまう可能性がある!?

「市販されているホワイトニングキットは医薬品ではありません。そのため、着色や変色を除去するのに十分な薬品の濃度が保たれておらず、歯石があるなどの口腔内の状態が悪いことで、ホワイトニングがまだらになる可能性もあるのです。また、正しくない方法で歯間ブラシや歯磨きをしている人も多いです。その場合、歯肉や歯に傷がつき、汚れが付着しやすくなり、黄ばみの原因につながります」(山口先生)

白くて美しい歯を目指すつもりが、逆に着色を加速させているかもしれないとは(涙)。 
「ホワイトニングは正しい知識を持って行うことが重要なので、どうしてもセルフケアを行いたい場合は、一度歯科医に相談してください。正しい歯磨き方法を教わり、フッ素の濃度が高い歯磨き粉を使うのがおすすめです」(山口先生)

歯磨きや特定の食べ物を控えるなどの基本はきちんと行いつつ、ホワイトニングケアはプロに任せるのが安心。身近な食材や道具で歯のホワイトニングができるという噂は、リスクを考えた上で、よ〜く吟味して試すことをおすすめします!

お話を伺ったのは...
歯科医師 ・山口絵美先生
東京国際クリニック/歯科に勤務。インプラント治療を中心とした女性歯科臨床家の教育支援を目的としたスタディグループ(WDAI)の理事を務め、口元だけでなく、顔と口元のバランスを考えた「調和のとれた美しさ」を目指した歯科治療を実践している。東京国際クリニック/歯科では、口腔内の状態を診たうえでデンタルクリーニング、ホワイトニングを行ってくれる。

photo:Shutterstock
●当記事は、編集部取材に基づいた情報です。また、個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用ください。

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