ツボ押しでお腹スッキリ !便秘解消に効果的なツボ

ツボ押しでお腹スッキリ !便秘解消に効果的なツボ

慢性的な便秘でお悩みの方におすすめしたいのが、ツボ押しです。私たちの身体には300箇所以上のツボが存在し、その中には腸の働きを高めて、便秘解消に役立ってくれるものが複数存在するのです。そこで今回は、便秘解消に効果的なツボについてご紹介していきます。

便秘になるのは何故?便秘の主な原因

便秘に悩む女性
慢性的な便秘に悩まされている方も多いはずです。便秘を解消するためには、まず便秘の種類と主な原因を知ることが大切です。
そこでここでは、便秘の種類と主な原因について解説していきます。

●便秘には2つの種類がある
便秘には、機能性便秘と器質性便秘の2種類が存在するのをご存知でしょうか。

機能性便秘は、何らかの影響によって大腸の働きに異常が及ぶために起こる便秘です。機能性便秘は、腸内に溜まった便の水分不足によって起こる弛緩性便秘、自律神経の乱れなどによって起こる痙攣性便秘、直腸の感受性が鈍ってしまうために起こる直腸性便秘、食事内容によって便の質が悪化するために起こる食事性便秘の5種類に分類されていることも特徴です。

それに対して、器質性便秘は、先天的に、または手術などによって大腸に異常があるために起こる便秘です。生活習慣などでは改善が難しく、医師の診断と治療を受ける必要があります。
この2種類の便秘のうち、多くの方が悩んでいるのが、前者の機能性便秘です。放っておくと腸内環境の悪化や腸の機能低下を招いてしまうため、原因をつきとめて対策に取り組む必要があります。

●便秘の主な原因
便秘の主な原因には、栄養バランスの偏った食生活、生活環境の変化、間違った排便習慣などが関係しています。

まず、栄養バランスの偏った食生活ですが、野菜を食べずに肉中心の食生活をしていると、便の質が硬くなることから、腸内に便が停滞しやすくなります。便秘を解消するためには、様々な栄養素をバランス良く摂取し、便の質の改善を図る必要があるのです。

次に、生活環境の変化です。引っ越し、就職などで新しい環境に身を置くことになると、どうしてもストレスを感じてしまうものです。ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れてしまい、腸の働きが低下します。その結果、便が停滞しているにも関わらず、腸が働かないということも多くなり、結果として便秘につながってしまうのです。緊張したときに便秘になる方もいますが、これも緊張によって自律神経のバランスに乱れが生じてしまったことが原因といえます。

そして、間違った排便習慣では、便意があるのにトイレを我慢する、下剤などに頼って便を排出するといった習慣が原因で便秘になります。間違った排便習慣を続けていくと、腸の機能が低下し、便の排出を促す蠕動運動が弱まり、便をうまく排出できなくなってしまうのです。

上記でご紹介した以外にも、妊娠中の身体の変化、加齢による腹圧の低下なども便秘の原因となります。便秘に悩んでいるという方は、自分に心当たりのある原因を見直すことがおすすめです。

妊娠中もOK!便秘解消にはツボも効果的

ツボ押ししている女性
便秘を解消するためには、原因を見直すのはもちろん、便秘に良いとされているツボを押すのもおすすめです。便秘に良いとされているツボは、背中やお腹、足や手など、意外にも私たちの身体のあらゆるところに存在します。中には即効性を期待できるツボもあり、試してみて損はありません。

しかし、ツボを押すだけで便秘の解消が図れるなんて聞いても、いまいち信用できないという方も多いはずです。ここでは、ツボの仕組みや便秘との関係などについて解説していきます。

●そもそもツボって何?
ツボとは、東洋医学における経穴のことです。東洋医学では、身体の周りにエネルギーが巡っており、そのエネルギーの巡りが停滞することによって身体に様々な不調が及ぶと考えられています。そして、ツボには、そのエネルギーの巡りを良くする働きがあるとされ、今でもツボを押して体調を治すという療法が確立されているのです。

なお、ツボの身体への効果はWHOでも認められており、リウマチや頭痛、眼精疲労や神経痛などには、有効であるとされているのです。便秘においても高い効果を期待することができます。

●便秘とツボの関係
ツボは全身に300個以上存在し、場所によって身体の様々な器官とつながっています。もちろん腸やお腹とつながっているツボもあるので、便秘の解消を図るには、腸やお腹に関係するツボを押してみると効果が期待できます。

また、腸やお腹に関係するツボに加え、便秘の原因となるストレスや自律神経に関係するツボを押してみるのもおすすめです。腸の機能が向上する上に、便秘の原因の解消にもつながるため、各方面から便秘にアプローチしていくことが可能です。

なお、便秘に良いとされているツボは、妊娠中の方にもおすすめです。妊娠中は、子宮が腹部を圧迫することによって、どうしても便秘が起こりやすくなります。しかし、妊娠中だと便秘薬などの薬を飲むことができませんよね。そんな妊娠中でも、ツボ押しなら可能です。母体や赤ちゃんに負荷を掛けることなく、気軽に便秘の解消を図ることができるのです。

以下では、そんな便秘に良いとされているツボをご紹介していきます。背中、お腹、足、手といった全身のツボをご紹介していきますので、便秘でお悩みの方は、是非ツボを押してみてくださいね。

便秘解消に効果的な背中のツボ

背中のツボを押してみよう
●便秘点(べんぴてん)
背中にある便秘点というツボは、その名の通り、便秘に働きかけてくれるツボです。腰痛への効果も期待できるので、便秘と腰痛に悩まされがちな妊娠中の方にもおすすめです。

そんな便秘点は、助骨の一番下の骨から指2本下に行き、そこから身体の外側に指4本離れた位置に左右1か所ずつ存在します。
うまく刺激するためには、指が背中へ当たるように、ウエストのくびれに手をあてるのがおすすめです。腰をひねりながら人差し指、中指、薬指の3本を使って刺激しましょう。痛気持ち良いと感じる圧で、5秒間にわたってじっくり押し、それを何度か繰り返すと良いでしょう。

●大腸兪(だいちょうゆ)
便秘に良いとされている背中のツボとして次にご紹介するのが、大腸兪です。大腸兪は大腸機能の向上、腰痛や坐骨神経痛の改善に役立ってくれるツボで、刺激すれば大腸の働きが活発になるため、便の排出を促すことができるでしょう。

そんな大腸兪は、腰付近の背骨から指2本離れたところに左右1か所ずつ存在します。
こちらも便秘点同様、手が届きにくい場所にあるため、刺激をするときには工夫が必要です。うまく刺激するためには、両手で握りこぶしを作って大腸兪の位置に添え、そのまま仰向けになって寝ると良いでしょう。握りこぶしに体重が掛かることで、大腸兪をしっかり刺激することができます。5秒間刺激を与えたら起き上がる、この動作を3回ほど繰り返すと良いでしょう。

便秘解消に効果的なお腹のツボ

お腹のツボを押してみよう
●大巨(だいこ)
慢性的な便秘にお悩みの方におすすめしたいのが、大巨です。大巨は慢性的な便秘や下痢への効果が期待できるツボです。便秘による下腹部の張りや不快感も和らげてくれます。また、消化器官の機能向上、生理不順や冷え性の改善にも役立ってくれます。

そんな大巨は、おへそから指3本下へいき、そこから身体の外側へ指2本進んだ場所に左右一か所ずつ存在します。
刺激するときは、人差し指と中指の2本を使い、ゆっくりと口から息を吐き出しながら10秒間押し続けます。息を吸う際には指を話、また息を吐き出すときに10秒間押し続けましょう。これを4、5回数繰り返すと良いでしょう。

●気海(きかい)
気海も、便秘解消に良いとされているお腹のツボです。気海は消化器系のトラブル改善に役立つツボとされており、胃や腸の働きがアップすることから、便秘解消の効果を期待することができます。また、身体と心と元気にするツボでもあり、ストレスの解消や活力の向上などにも役立ってくれます。男性においてはEDや前立腺疾患、女性では生理痛や生理不順への効果も期待できるようです。

そんな気海は、おへそから指2本下へ下がったところに存在するツボです。
刺激するときは、人差し指に中指を添え、ゆっくり押しながら圧を掛けていきます。圧が掛かったら緩め、これを3~5分続けると良いでしょう。

便秘解消に効果的な足のツボ

足のツボを押してみよう
●梁丘(りょうきゅう)
便秘でお腹が痛くなったときにおすすめなのが、梁丘というツボです。梁丘は、膝の上にあるツボで、腹痛や胃痛、下痢止めや膝痛などへの効果が期待できます。腸管の働きを整えて、腸の蠕動運動を正常に促す効果もあります。

そんな梁丘は、膝の外側から約2.5センチ上のあたりに左右一か所ずつ存在します。膝の皿から外側に進んだところに凹みがあるのですが、そこが梁丘です。
梁丘は、椅子に座りながら刺激するのがおすすめです。椅子に座った状態で左右の手で握りこぶしをつくり、握りこぶしの小指側面でグリグリと擦るように刺激すると良いでしょう。10分程度、刺激を加え続けると良いでしょう。

●足裏の土踏まず
足裏の土踏まずの位置は、胃や腸の反射区とされており、消化器系に関与するツボが集中しています。中でも足裏の内側から土踏まずをカタカナのコの字に囲んでいるエリアは、大腸や直腸に関わるツボが多く、刺激することで腸の機能向上を図ることができます。停滞した便の排出も促進されやすくなるので、便秘解消の効果をが期待できます。

なお、足裏の土踏まず周辺の部分は、足裏の中でも特に硬い部分です。そのため、刺激する際には、指の腹ではなく指の関節を使いましょう。力の入りやすい親指や人差し指の関節を突き刺すようにあて、グリグリと強めに押すのがおすすめです。3~5分にわたって刺激し続けると良いでしょう。

便秘解消に効果的な手のツボ

手のツボを押してみよう
●間使(かんし)
「お腹が痛いのに便秘で便が出ない…」そんなときには、間使というツボがおすすめです。間使は、手首にあるツボで、腸の働きを活発にしてくれます。お腹が痛いときに間使を刺激することで腸の蠕動運動が起こりやすくなり、便の排出を促すことができます。

そんな間使は、手首から指4本下がった腕の内側中央に左右一か所ずつ存在します。
刺激するときは、親指を使うのがおすすめです。間使に親指を置いたら残りの指で腕を支え、1~3分掛けて揉み込むように刺激しましょう。片方の手が終わったら、もう片方の手も同様に行ってくださいね。

●合谷(ごうこく)
合谷は、万能のツボです。頭痛や蓄膿症といった頭部の疾患、肩こりや五十肩などの神経痛、ストレスや入眠不安といった精神症状など、幅広い身体の不調の改善に役立ってくれます。大腸にも関係しており、便秘や下痢の解消を促進することも可能です。

そんな合谷は、親指と人差し指の間の付け根中間に左右一か所ずつ存在します。
刺激する際には、反対側の手の親指と人差し指を使い、親指と人差し指の付け根部分を挟むように刺激するのがおすすめです。軽い圧で3~5秒押し続けたら1秒休み、これを3~5セット繰り返すと良いでしょう。

便秘解消にはこんな方法も効果的

エクササイズしている女性
今回ご紹介したツボ押しと並行して、腸を刺激するマッサージや体操を行うことで、より腸の働きを活発化させることができ、便秘の解消につながりやすくなります。

●腸を刺激するマッサージ
腸を刺激するマッサージはとても簡単です。おへそから2センチ上のあたりに人差し指、中指、薬指の3本を置き、おへその周りを時計周りになぞるだけでOKです。お腹の上から腸を刺激することができ、便の排出を促すことができます。お腹が痛いのに、思うように便が出てくれないときに行うのもおすすめです。

●腸を刺激する体操
腸を刺激する体操では、股関節周辺の緊張を解きほぐすことができ、腸内の血行が促進することで便秘の解消を図ることができます。
マッサージ同様、体操のやり方も簡単です。地面に座って両足の裏を合わせたら、足のかかとを股の近くまで引き寄せます。後は、背筋を伸ばしながら大きく息を吸いこんで、上半身を前方に倒し、数十秒間キープ。これを1日3セットほど繰り返せばOKです。


今回ご紹介したツボを刺激することで、ストレスなどの原因が取り払われる上に、腸の働きも高まるため停滞している便の排出を促すことができます。便秘解消だけでなく、美容と健康に役立つ他、様々な効果を期待することもできるので、是非試してみてくださいね。便秘薬を飲めない妊娠中の方にもおすすめですよ。

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