ファスティングで健やかな毎日を!安全な方法とリスク管理が大切

ファスティングで健やかな毎日を!安全な方法とリスク管理が大切

ファスティングは美容にも健康にも良いものとして、人気の高い健康法です。しかし、正しい方法で行わないと体調を壊すリスクもあり、健康に行うための工夫が必要となります。ファスティングを成功させて心身ともに健やかになるための方法を紹介します。

ファスティングに求めたい本当の効果

ファスティングに期待する効果とは、単なるダイエットではなく、体内の消化と代謝の活動のバランスをコントロールして、代謝を進めやすい状態にすることです。代謝しやすい状態を作ることでダイエットにも良い効果を与えることはありますが、基本的には体内の消化のための機能を休ませることで代謝の機能を高めることを期待して行われます。人の体内の消化と代謝の活動は、酵素によって行われており、体内酵素の量は決まっていると言われています。そのため、どちらかが活発になっているともう一方にしわ寄せが来てしまい、活発でない方の機能が働きにくくなります。食べ物を摂取しない時間を作ることで消化を休ませることが代謝を高めるためには必要です。

代謝と消化の酵素のそれぞれの活発になる時間帯には差があります。朝4時から正午までは排泄の時間であり、酵素は活発ではありません。正午から午後8時までは消化酵素が活発になる時間で、食べ物の摂取に当てると良い時間です。朝は消化酵素が休んでいる時間帯に当たり、その時間帯に消化の悪いものを食べたり食べ過ぎると消化酵素がフル稼働することになって代謝活動が衰えます。反対に、食事をしなければ消化に回す分の機能を代謝で使うことでき、脂肪燃焼などの代謝に関する体の働きを促進することになります。特に最後の食事から16時間食べない時間があると効果が期待できます。

消化は食べたものを分解して、腸で吸収しやすくする働きであり、食事をすると活発になります。代謝は吸収した栄養素を元にして体を作ったり、活動をさせる働きを持っています。代謝は人間の生命活動に欠かせない働きで、細胞を作ることや運動、呼吸、思考などの機能に必要です。また、老廃物の排出やウイルスと戦うなどにも使われています。代謝を整えることでこうした人間の本来持っている自然の機能を高めて、美容にも健康にも良い効果が期待できます。

ファスティングは、一定の期間を食べずに過ごして代謝機能を高めるという健康法です。食べすぎによって酵素を消化に回しすぎた現代人の代謝の機能をアップさせて、新陳代謝を活性化し、体内に溜まった老廃物を排出させます。現代社会の食生活では、食品から取り込んだ残留農薬や添加物などの体内蓄積も多くなります。また、食事だけでなく水道水や大気汚染の進んだ空気、歯の詰め物や制汗剤など日常生活で使うものにも有毒な物質が含まれていることがあります。そのため、定期的にファスティングを行うことで、悪いものを排出することが大切です。代謝の機能が高まることで、新陳代謝や排出が活発になり、その影響でダイエット効果も期待されていますが、基本的には単なるダイエットではなく、体の中をきれいにするためのものと考えた方が良いでしょう。

また、ものを食べないことで内臓を休ませることができ、機能回復と腸内環境の改善にも役立ちます。腸内環境の改善は便秘改善だけでなく血液中の白血球を活発にするため、免疫力を高めます。
デトックスの目的で行う健康法には様々なものがあり、運動や食生活の改善、汗をかくなどで対策をしている人も増えてきています。しかし、有害な物質を排出するのは難しいものです。上手にデトックスが出来ていないと感じている場合には、代謝機能を向上させることで排出を進めるファスティングを取り入れてみると良いでしょう。

ファスティングの失敗するリスクと注意点

ファスティングを行う場合には、良い働きによるメリットも期待できますが、場合によってはリスクを伴うこともあります。ファスティングを行って失敗すると体調への悪影響も考えられるため、慎重に行うことが必要です。ファスティングの間違いはファスティングを行っている最中にもありますが、その前後にも起こります。

間違ったファスティングの方法としては、ファスティングの前後に十分な調整期間を取らない、期間が長ければ長いほど良いと考えて無理をすることがあります。ファスティングでは食事を取らない期間がありますが、準備期間をおかないと負担が大きくなります。準備期間にも内臓に負担をかけるようなタンパク質や脂質の多い食事やカフェイン、アルコール、タバコなどを避けるようにします。また、ファスティングの前日は午後8時以降の食事は避けます。
終わった後にもは通常の食事に戻していくことが必要です。これを回復食と言いますが、回復食は一般的にファスティングの実施日数と同じだけ必要となります。消化の悪いものや味の濃いものなどを取ることは避けるようにして、ゆっくりと戻していかなければいけません。回復食後も胃腸への負担やせっかくデトックスした体を汚すような食事をしていたら、元の木阿弥です。また、食事を取らないことで体重が減るのではないかと考えて、体重を気にしすぎたり、長期間食べないなども問題です。さらに空腹によって食べ物への執着心が余計に高まったり食欲が抑えられなくなることもあります。

ファスティングを行っている時には、人によっては不快症状を感じることもあります。ファスティングの最中に起こりえる不快症状としては、頭痛が挙げられます。ファスティングを行っていると、食べ物を摂取する機会が減るため、一時的に栄養不足に陥ることがあります。特に炭水化物などが不足すると、血糖値が下がってしまった状態となり、脂肪を燃焼させることで「ケトン体」という成分が体内に造られやすくなります。「ケトン体」という物質が増えると、体が拒否反応を起こすことがあり、その反応として吐き気や頭痛などの症状が起こりやすくなります。これは、実際に起こる人と起こらない人がいるものですが、ファスティング中に起こりえるリスクとして挙げられているものです。

ファスティングを行っている時に頭痛が起こった場合には、糖分などの栄養補給を行って、対処することが大切となります。ファスティングを妨げるような精製された糖分を使ってはいけません。はちみつやメープルシロップなどの精製されていないものを使うことが必要です。また、カルシウムやナトリウムなどのミネラルが不足した場合にも頭痛が起こることがあります。この場合には梅干や味噌汁、昆布などの食品を取り入れて、適度な塩分を取ることも必要となります。こうした対応でも頭痛が改善されない場合には、ファスティングを中断することも必要です。危険が伴うため、無理のない決断が大切になります。

また、女性の場合には生理周期によってホルモンバランスが乱れやすい時期にファスティングが悪影響を与えることもあるようです。体の冷えによって血流が変化して症状が起こることもあります。こうしたリスクを避けるためには、ファスティングを行うタイミングを調整したり、体を温める効果のある温かい飲み物を飲むなどの工夫が必要です。女性のファスティングでは、生理の2週間後くらいから始めると良いでしょう。

ファスティングの正しく安全な方法

間違ったファスティングにはリスクがありますが、正しく実施することで体の中からきれいになることが出来ますし、これまで以上に食べ物に対して敏感になって食事に注意を払うようになると言います。こうしたファスティングの効果をより安全に得るためには、正しい方法で行うことが必要です。正しい方法で行ったファスティングは体だけでなく食事に関する考え方もよりヘルシーにしてくれるでしょう。

ファスティングを行っている最中に大切なのは、正しい水分補給と必要な栄養素を得ることです。水分補給としては、ノンカロリーでノンカフェインのお茶や具のない味噌汁などを取り入れても良いでしょう。固形物は避けますが、野菜や果物を絞ったジュースは空腹も感じにくく効果的です。
ファスティング時の栄養補給として大切なのは、コールドプレスジュースや酵素ドリンクです。消化の機能を休ませて、代謝機能を高めるのがファスティングの効果ですが、実際に何も栄養を取らずに実施することは出来ません。必要最低限の栄養分を消化器に負担を与えずに摂取することが必要となります。コールドプレスジュースや酵素ドリンクは消化の負担なく、栄養素を得ることが出来ます。

ファスティングは半日から数日に及ぶものがあります。半日のファスティングでは小食になったりダイエット効果が期待でき、一日のファスティングでは内臓を休ませ、体をリセットすることが期待できます。数日のファスティングでは、デトックス効果や脂肪燃焼なども始まり、本格的に体質改善などを行うこともできそうです。半日のファスティングでは、夕食後から18時間食事を取らずに翌日の朝食をジュースやドリンクだけで過ごします。数日のファスティングでもジュース類を用いるのは同様ですが、その前後に同日の準備と回復期間を設けて、その間の食事にも注意します。脂肪燃焼のサインでもあるケトン体が出始めるのが48時間後なので、しっかりとデトックスや脂肪燃焼を期待したいならば、3日のファスティング期間が必要です。

ファスティング後の回復食には、重湯から始めて、具ナシの味噌汁やおかゆなどを利用します。これは胃腸への負担を避けるために用いられますが、実際に食べてみると味の薄い食事でもおいしさを感じることが出来ると言われています。また、玄米や「マゴワヤサシイ」(豆・ゴマ・わかめ・海草類・野菜・魚類・シイタケなどのキノコ類・イモ類 )の食材を利用して、動物性タンパク質を控えた食事メニューにすると良いでしょう。腸内細菌のバランスのためには発酵食品を取り入れて、腸内の善玉菌を増やすことも大切です。特にファスティング後一週間は腸内に悪玉菌を増やしたり胃腸の負担になる動物性タンパク質は控えましょう。

ファスティングに大切な酵素の役割と選び方

ファスティングでは、実施している期間を通して適切な栄養補給が必要となります。断食(=ファスティング)ということで、飲まず食わずのダイエットを想像しがちですが、必要最低限の栄養補給は行っており、その選択がファスティングの成否を左右することもあります。基本的なファスティングでは酵素の入ったドリンクや野菜ジュースなどを利用することとなります。何も飲まずにファスティングを行うことなどは論外として、できるだけ良い効果を得られるものを選ぶことも考えておきましょう。

ファスティングを行う場合には、その期間中は固形物の食べ物の摂取は行いません。ただし、酵素を含んだ飲み物を摂取することで栄養補給を行います。固形の食べ物を摂取しなくても酵素の力によって空腹を強く意識せずにファスティングを続けられると言われています。野菜ジュースやスムージーなども利用できますが、酵素を多く含んでいる生の野菜や果物を使って自分で作ることが大切となります。市販の野菜ジュースやスムージーは手軽でおいしいものですが、反面、ファスティングを妨げる糖分や塩分、添加物などを含んでいる可能性があります。

市販品を使う場合には、ジュースでなく酵素の素などの利用が適しています。酵素は消化の負担を減らして代謝を高めるために大切です。また、脂肪燃焼をより高める効果も期待できます。生きていく上での栄養を消化の負担なく得るためには酵素ドリンクが効果的なのです。ただし、酵素の効果については異論を唱える学説も存在しています。酵素は体内で分解されてしまうため、その効果はないと言った考えです。酵素の効果についての実験や実証結果が伴っていないことが原因と言えます。

また、アメリカのFDAによって消化酵素サプリメント販売者への警告も原因の1つです。酵素の働きについての成否は賛否両論ですが、基本的には酵素で無理なくファスティングをすることによって食事のカロリーを減らすことや胃腸を休ませることの効果はあると考えても良さそうです。また、酵素ドリンクを用いることは水分補給としても大切なことです。

ファスティング中は3~4リットル程度の水分は摂取することが必要となります。水分補給を行うことで脂肪燃焼やデトックス効果をさらにアップさせることも出来るため、水分を控えることのないようにしましょう。むくみが起こるのではと心配する人もいるようですが、水分の種類さえ選べば良い状態をキープすることが可能です。水分を溜め込んでむくみなどが起こりやすくなるのは、塩分とのバランスに問題があるためです。味の濃い食事などを取っていると水分が溜まりやすくなり、むくむこともありますが、ファスティングの最中には食事を避けるため、むくみの心配はありません。

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