フォトジェニックなおつまみレシピ!【アペリティフ時間を楽しもう】

フォトジェニックなおつまみレシピ!【アペリティフ時間を楽しもう】

フランスの「アペリティフ」という習慣をご存じですか?ワインやおつまみを持ち寄って、ディナーの前に一杯。仕事時間からプライベート時間へ切り替えるときの大切なひとときが「アペリティフ」なのです。『ゆでたまごを作れなくても幸せなフランス人』の著者・町田陽子さんに、フランス人にとってのアペリティフの大切さ、楽しさを語ってもらいました。

アペリティフはフランス人の生活にとって何?

フランス人にとって、アペリティフはたんなる食前酒=飲み物をこえた、人生に必須の習慣です。

仕事から家に帰って、シャワーを浴びて、家族や友達と一杯のアペリティフを飲みながら、今日あったことを話したり冗談をいって笑いあったり、というなんでもない日常的な習慣ですが、それはオフィシャルな自分から素の自分に戻る大切な時間なのだと思います。家で、バーで、友人の家で、ちょっと一杯、オリーブなどをつまみながら過ごすアペリティフ時間は、リラックスして生きるための潤滑油のようなものなのです。


また、休日に友人と家で食事をするときなどは、昼でも夜でもいきなり食事には入らず、まずはアペリティフをすすめるのが普通。いわゆる食前酒ですが、そもそもの目的は食欲増進。食欲だけでなく「おしゃべり欲」増進剤でもあります。夏なら、テラスや庭で各自好みの飲み物を手に、おしゃべりに興じます。プロヴァンスだと、女性ならロゼワインや甘口ワイン、シャンパン、男性はパスティスというリキュールを水で割って飲む人が多いです。

これはレストランでも同じで、席に着くと、まず、「何かアペリティフでも飲まれますか?」と給仕から聞かれます。それを飲みながら、さて、今日は何を食べようかなと、メニューをゆっくり選ぶのです。

私のいつものアペリティフ

あくまでも日常の一コマなので、特別なおつまみなどはなく、冷蔵庫にある作り置きのペーストなどを薄く切り、トーストしたバゲットにのせて、ワインを1杯ていど。友だちを呼んだりするときは、普段より少し手をかけます。といっても、ソシソン(フランス版サラミ)を切ったり、パテを出したり、拙著でもレシピを紹介したソーセージパイを作ったり。とはいえ、目的は飲んだり、食べたりではなく、おしゃべりなので、さっと簡単にできるものが中心です。そして、興がのれば深夜におよぶこともあるのが、こちら本場の「食前酒」スタイル。

夕食を兼ねたアペリティフ(Apéritifs dînatoires)を用意することもあります。ディナーを招待するとなると、それなりに前菜、メイン料理、チーズ、デザートをそろえますが、この夕食兼アペリティフだと、居酒屋感覚でおつまみ料理をいくつか用意すればよく、気がラク。たとえば、ケークサレや野菜のタルト、生ハム類、具だくさんのサラダ、焼き鳥風の串焼きといったものを、簡単につまんで食べられるようプレゼンテーションすると、話に集中でき、不思議と話も弾みます。

知り合いになった人と、もう少しお近づきになりたいというときにも便利なのが、アペリティフ。コーヒー1杯じゃ短時間すぎるし、いきなりディナーじゃ誘われる方もちょっと重い。アペリティフの気軽さがちょうどいいのです。そして、誘われたら、誘い返す。そうやって、友情が育まれていきます。

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おすすめアペリティフのレシピ

エビとアボカドのヴェリーヌ
Verrines de Crevettes et Avocats

拙著に掲載したディップ類やサーモンのリエットなどはどれも簡単でおすすめですが、載せられなかったものをここでひとつご紹介しましょう。「ルガイ」というプロヴァンスの夏のソースで味付けした、ヘルシーな料理。ヴェリーヌというのは、小さなガラスの器に盛りつけるスタイルで、立食のときにも便利です。

<材料:4人分>
エビ 4尾
アボカド 1個
トマト 2個
レモン汁 小さじ1
ケッパー 小さじ4
松の実 小さじ4
オリーブオイル 50g
塩 ひとつまみ
飾り用のレモン 少々

<作り方>
①沸騰した湯に塩を入れ、エビをさっと茹でる。
②ゆであがった❶をざるに入れ、氷水に3分ほど入れてしっかり冷やす。
③❷のエビの頭やカラをとり、キッチンペーパーで水気を吸い取り、小さくカットする。
④トマトを4分の1にカットし、水気の多いタネの部分を取りのぞき、小さく賽の目に切る。
⑤アボカドを半分に切ってタネと皮を取り、トマトと同じ大きさに小さく切る。
⑥ケッパーをみじん切りにする。
⑦ボールにトマト、ケッパー、松の実、レモン汁、オリーブオイル、塩を入れて、しっかり混ぜ合わせる(これが「ルガイソース」です)。
⑧ガラス器に❼のルガイ、エビ、アボカド、ルガイの順に重ねて入れる。
⑨冷蔵庫で30分ほど冷やしたあと、上にディルやシブレット、パセリなどお好みの生のハーブをあしらい、小さく切ったレモンを飾る。

レストランでは食事の前にアペリティフ

手作りのパテ・アン・クルート

さくらんぼの木の下で

フランス人は自分の幸せポイントをよく知っている?

『ゆでたまごを作れなくても幸せなフランス人』
著者:町田陽子
定価:1300円(税別)

40歳を過ぎて、フランス人パートナーと生活することに決め、渡仏。その後、縁があって、二人でシャンブルドット(民宿)を経営することに!シャンブルドットを手伝ってくれるフランス人たちの生活や信条を見たり聞いたりしながら、著者本人が変わっていく。できないことを補い合って生きる楽しさを具体的に面白く描き出した一冊。

「フランスのアール・ドゥ・ヴィーヴル アペリティフは人生の潤滑油」写真展、「アペリティフ 365 in 東京」にて開催!

フランス流アール・ドゥ・ヴィーヴル実践テクニックを学ぶ
Art de Vivre セミナーも!

代官山HILLSIDE TERRACEで5月19~21日に行われる「アペリティフ 365 in 東京」にて、ヒルサイドフォーラム内2階ギャラリー4で、町田陽子さんが撮影した「フランスのアール・ドゥ・ヴィーヴル アペリティフは人生の潤滑油」の写真を展示します。ぜひ、ご覧ください!

2017年 アペリティフ 365 in 東京
開催日程:
2017年5月19日(金) 12:00~20:00
     20日(土) 11:00~19:00
     21日(日) 11:00~19:00
実施会場:代官山HILLSIDE TERRACE
入場料無料:キャッシュ・オン・デリバリー制 (有料イベント有り)
※交通系ICカード導入予定
http://www.aperitifjapon.com/tokyo.html

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