東屋「醤油差し」〜キレのいい醤油差し〜

東屋「醤油差し」〜キレのいい醤油差し〜

毎日の食卓に、よく登場するのが醤油差し。いくつか持っていて、季節や気分によって替えて使っています。
川島屋百貨店

東屋

醤油差し〜キレのいい醤油差し〜

東屋「醤油差し」〜キレのいい醤油差し
毎日の食卓に、よく登場するのが醤油差し。いくつか持っていて、季節や気分によって替えて使っています。

最近、手に入れたのは、東屋というところが作った醤油差しで、熊本の天草陶石と呼ばれる土を使い、高温で焼いた磁器のものです。
つるりとして上品な佇まいは、磁器の持っている硬質な素材感のなせる技なのだと、取材に行って耳にし、なるほどと腑に落ちました。

優れているのは、醤油の切れ具合。「液ダレしない」を謳い文句に掲げている醤油差しは数多くありますが、実際に使ってみると「さほどでも」という経験が多かっただけに、最初は半信半疑だったのです。しかしこれは、傾けるとスムーズに醤油が出て、液だれすることがまったくと言っていいほどないのです。

聞けば、試行錯誤を繰り返し、注ぎ口の絶妙な角度を工夫して実現したものだといいます。使い心地に思いを馳せながら、一所懸命モノ作りに取り組んだ人たちの思いが、ぎゅっと詰まった醤油差しなのです。

また、手に取った時の収まり具合もいいのも特徴のひとつ。丸みを帯びた小ぶりのかたちは、一見すると使いづらいかもと思ったのですが、持ちやすくて傾けやすい。考え抜いて、持ちやすさと見た目のバランスにこだわった結果なのでしょう。

シンプルなデザインなので、どんな食器ともよく合います。和食はもちろん、洋風や中華のメニューの時も、テーブルでしっくりおさまってくれるのです。

使う分だけ少量注いで食卓に。使い終わったら丁寧に洗って乾かす。蓋と本体の重なる部分は、通常の醤油差しの場合、釉薬をかけていないそうですが、これは、丁寧に釉薬をかけてあるので、何度使っても、醤油染みができることなく、きれいなまま使えるのも魅力です。
東屋「醤油差し」
デザイナー
猿山 修 作
日常の暮らしの中にあって、愛らしい醤油差しと慈しんで使っています。

価格:1,890円
問い合わせ先:東屋
TEL:03-3400-5525
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。