1_正しいテーブルマナー

接待・飲み会でコレをやるとイタい!テーブルマナー

お酒やご飯が入るとつい気がゆるんでしまい、マナー違反をやりがちだったり。そんな失礼がないよう、しっかり確認しておきましょう。
接待・飲み会でコレをやるとイタい!テーブルマナー編

Q1:ワインを注いでもらう時の正しいグラスの持ち方は?

A1:

1)自分がグラスを持ち、相手に差し出し注いでもらう。
2)グラスには手を触れず、相手に注いでもらう。
3)相手が利き手でグラスを持ち、反対の手でボトルを持って注ぐ。

【正解】

2)グラスには手を触れず、相手に注いでもらう。

【解説】

ワインを注いでくれる方への思いやりの気持ちで、相手が注ぎやすいように、自らグラスを差し出してしまう人もいるかもしれません。ですが、「グラスには手を触れず、姿勢を正し、笑顔で注いでもらうのを待つ」というのが正解です。

また、注ぐ際には、ラベルに指を触れないことが原則。ラベルを相手に見えるような角度でボトルを持ち、ボトルの口をグラスに付けないようにしながら、グラスの1~3センチ上から注ぎます。ワインの滴が垂れてしまうといけないので、ナプキンを予めもう片方の手に添えておき、注ぎ終わったらボトルの口を上にクルッと回し、ナプキンで滴が垂れるのを防止すると美しく見えます。
【豆知識】
万国共通のテーブルマナーとしては、「女性はお酌をしないもの」とされています。というのも、エスコートをする側が男性、される側が女性であり、レディーファーストを守るというのもマナーのひとつ。特に、欧米ではお酌をする女性は水商売の方と思われることもある為、注意が必要です。

Q2:お刺身を頂く時の正しい食べ方は?

A2:

1)赤身魚から取り、わさびをあらかじめ溶いたお醤油につけて食べる。
2)白身魚から取り、わさびを刺身の上に乗せ、ツマと一緒に挟み、お醤油につけて食べる。
3)白身魚から取り、わさびを刺身の上に乗せ、お醤油につけて食べる。

【正解】

3)白身魚から取り、わさびを刺身の上に乗せ、お醤油につけて食べる。

【解説】

お刺身だけでなく洋食も同じですが、お料理を頂く際には「薄味のものからスタートする」というのが基本です。よって、お刺身の場合は、白身魚を頂いた後に、赤身魚を頂きます。

また、お醤油にわさびを溶かすことはNGです。というのは、盛りつけを出来るだけ崩さずに、美しく食べることがマナーなので、カレーやパスタなども含めて「混ぜないこと」はとても大切なことなのです。

そして、白身魚→赤身魚と頂き、最後にツマを食べるようにします。というのも、ツマには、こってりした口の中をさっぱりさせる作用や、消臭作用、解毒作用があるからです。特に生ものに当たりがちな夏場は積極的にツマを頂き解毒すると共に、次のお料理を楽しめるよう、口の中を一度リフレッシュするとよいでしょう。
【豆知識】
お刺身をお醤油に付けて口に運ぶ際、お醤油が垂れるのを防ぐ為に、もう片方の手を添える方もいるかもしれませんが、これはマナー的にはNGです。お醤油の入った小皿をきちんと持ち上げて頂くようにしましょう。和食の場合は、大きいお皿以外は持ち上げてもマナー違反ではありません。むしろ、手を使う方がNGなんです。

また、白身魚と赤身魚が一緒に盛りつけられている場合は、いくら「薄味のものからスタート」といっても、同じ白身魚ばかりを頂くのは不自然なので、「白身魚→赤身魚」の順番を繰り返しながら頂くことをオススメします。

Q3:食事終了後のナプキンの正しいたたみ方は?

A3:

1)きちんと四角に折り畳んで、椅子の上に置く。
2)きちんと四角に折り畳んで、テーブルの上に置く。
3)あまり折り畳まずに、テーブルの上に置く。

【正解】

3)あまり折り畳まずに、テーブルの上に置く。

【解説】

日本では「畳む」ということが礼儀正しいものとされていますが、洋食を食べ終えた際のナプキンの畳み方としては、「あまり折り畳まない」ことがマナーです。というのも、「ナプキンを畳むのも忘れるくらい美味しかった!」という意志を表すからなんです。折り畳んでしまうと「お料理が美味しくなかった」という意味になってしまうので、要注意です。

ただ、あまりにもナプキンをぐしゃぐしゃにしてテーブルの上に置くのも、美しくないかもしれませんね。その際は、ナプキンの四隅をきっちり合わせず、少しずらして崩すように置くとよいですよ。
正しいナプキンのたたみ方って?
【豆知識】
お料理を頂いている最中に中座する際は、「この椅子に戻ってきますよ」という意味で、ナプキンを椅子の上に置くのが一般的です。その際のポイントは同じく、「きちんと折り畳まない」ということ。中座した際、お店の方のご厚意で、新しいナプキンを背もたれに置いてくださることが多いかと思います。中座から戻ってきたら、その新しいナプキンを使って、再度お食事を頂きましょう。

Q4:フランス料理で食べられないものが出たらどうしたらいいの?

A4:

1)同席者が食べ終わるまで手をつけずに、お皿を下げてもらう際、食べられない理由を告げる。
2)お料理が出てきた瞬間に、お店の方に「食べられない」ということを告げて、別のお料理への変更が可能かどうかを交渉する。
3)お料理を半分まで食べて、お皿を下げてもらう際、食べられない理由を告げる。

【正解】

2)お料理が出てきた瞬間に、お店の方に「食べられない」ということを告げて、別のお料理への変更が可能かどうかを交渉する。

【解説】

「食べられないものも最後まで我慢して食べる」ことが正しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、和食・洋食を問わず、コース料理の際には予約時に「食べられないものがある」ことをお店の方や、予約をして下さるホストの方に伝えておくことがマナーです。

「同席者と共に、お食事を楽しむ」ということが一番重要なので、最後まで手をつけなかったり、無理して食べられないものを食べたりすると、同席者の方にも気を遣わせてしまいます。 事前に伝え忘れていて、予期せず食べられないものが出てきてしまった場合には、すぐにお店の方に変更を交渉しましょう。臨機応変に対応して下さるお店がほとんどだと思います。
【豆知識】
1~3月などのジビエの季節は、フレンチのお店に連れて行って下さる方が、気を利かせてジビエをオススメして下さることもあるかもしれません。特に、ジビエは高級食材であり、動物の尊い命を頂く代わりに、お肉だけでなく、内臓や骨など余す所なくお料理に使うことで感謝を捧げるという意もあります。ですから、お店に到着して「食べられない」と言うのが一番、ホストの方をがっかりさせてしまうので、ジビエが苦手な場合は、初めから「苦手である」ことをお伝えしておくとよいでしょう。

番外編

イタリアンでパスタを頂く際、スプーンの上でフォークを回してパスタを巻いてしまう方もいるかもしれませんが、マナー的にはスプーンの使用はNGです。パスタを3~5本取って巻くと、ちょうど一口大位の大きさになります。お皿が深皿になっている場合は、そのお皿の角を使って巻くと、美しくパスタを巻くことが出来ます。
また、一部のテーブルマナーにおいては、イギリス式とフランス式でやり方が異なります。
例えばお食事終了時に、ナイフやフォークを6時の方向に置くのがイギリス式、3時か4時の方向に置くのがフランス式です。
また、スープをすくう時に、お皿の手前から奥にすくうのがイギリス式、奥から手前にすくうのがフランス式です。
とはいえ、イギリス式の方が技術的に難しく、最近ではフランス式がメジャーなことから、まずはフランス式を覚えるようにすると良いでしょう。
■Profile
監修/尾崎まみ
ミス・ユニバースファイナリスト、JAL国際線CAを経て、マナーコンサルタントに。
http://ameblo.jp/mami--ozaki/

イラスト/micca

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