日本女性が美しく見える身のこなしとは

美しく見える日本女性の身のこなし

表情や姿勢、身のこなしは、少し気を配るだけでも、全体的な印象が格段に違ってみえます。どのポイントを押さえればよいのか、しっかり習得しましょう。
美しく見える日本女性の身のこなし編

Q1:お礼の際の正しいお辞儀の仕方は?

~「ありがとうございました」とお礼をするとき、あなたならどうする?~

A1:

1)「ありがとうございました」と笑顔で伝えながら、お辞儀をする。
2)笑顔でお辞儀をしっかりした後、「ありがとうございました」と伝え、笑顔を添える。
3)笑顔で「ありがとうございました」と伝えたあと、お辞儀をして、笑顔を添える。

【正解】

3)笑顔で「ありがとうございました」と伝えたあと、お辞儀をして、笑顔を添える。

【解説】

実は、マナー的には「1回1動作」が基本です。というのも、一番大事なことは、お辞儀をすることではなく、笑顔でしっかり相手の目を見て、アイコンタクトを取ることだからです。それをしながら、他の動作を同時に行なうのはマナー的には美しくありません。

また「笑顔とアイコンタクト」は、相手にとっても一番印象に残る行為です。ですので、全てのマナーは「笑顔で相手の目をしっかり見る」ということから始まることを覚えておくと良いでしょう。
【豆知識】
お辞儀のマナーとしては、「少し早めに頭を下げて、ゆっくりと頭を上げる」のがポイントです。というのも、お客様より先に頭を下げて、お客様より後に頭を上げると、相手に一番感謝が伝わりやすいからです。

お辞儀をする時には、自分のつま先を見つめると猫背になってしまうので、相手のつま先を見て、相手の頭が上がったと思ったら頭を上げると良いでしょう。上半身はウェストからではなく、足の付け根から折ると猫背も防げます。

更にポイントとしては、頭を下げている間も笑顔でいると、笑顔が途切れないことから、とても美しいお辞儀になります。

Q2:椅子に腰掛けた時の美しい足の崩し方は?

A2:

1)かかとをつけて、足先を軽く開き、足先を右に流す。
2)膝とかかとをつけ、足先を膝よりも少し前の位置になるように置き、足先を右に流す。
3)足先を揃え、足先が膝よりも奥の位置になるよう、かかとを引く。

【正解】

2)膝とかかとをつけ、足先を膝よりも少し前の位置になるように置き、足先を右に流す。

【解説】

実は座る場合だけでなく、立つ場合、そして歩く場合も「必ず両膝をつける」というのが、マナーの基本です。歩く場合は、両膝を摺り合わせて歩くと、美しいウォーキングスタイルになります。足を組みながら座る方法もありますが、椅子の高さによってはスカートが短くなり、相手から見て、足が露出されすぎてしまうこともあります。ですので、基本は膝をつけて、足先を膝よりも少し前の位置に置くというのを覚えておきましょう。
椅子に腰かけた時、足はどのように崩すと美しい?
【豆知識】
実は、「マナーと健康」はセットになっています。つまり、「美しいマナーが健康な体を作る」ということ。例えば「1回1動作」がマナーの基本ですが、それを守らず同時に幾つもの動作を行なうと、美しくないだけでなく、肩や腰に負担が掛かってしまいます。

また、猫背ではなく、姿勢を美しく保っている方が筋肉の付き方も美しくなり、代謝もあがります。更に「見られている」という意識が働くことで、太りにくくもなるんです。

Q3:ふすまの正しい開け方は?

~正座をして左から右に開ける場合、どのように開けるのが正しいでしょう?~

A3:

1)ふすまの引き手に左手をかけ5cmほど開けたら、右手に持ち替えて、残りを右手で開けるが、最後まで開けずに残しておく。
2)ふすまの引き手に右手をかけ5cmほど開けたら、そのまま最後まで右手で開け切る。
3)ふすまの引き手に左手をかけ5cmほど開けたら、左手を敷居から30cm位の位置まで下ろして中央まで開け、残りを右手に持ち替えて開けて、最後まで開けずに残しておく。

【正解】

3)ふすまの引き手に左手をかけ5cmほど開けたら、左手を敷居から30cm位の位置まで下ろして中央まで開け、残りを右手に持ち替えて開けて、最後まで開けずに残しておく。

【解説】

マナーでは「無駄を省くことが美しい」とされています。ですから、この場合に、右手でふすまの引き手を引いてしまうと、体の前で腕をクロスさせなければならない為、マナー的には美しくありません。

また、ふすまを開け切ってしまうと、閉める際にふすまを掴んで、引き手を探さなければなりません。ですから、ふすまを閉める時にスムーズに閉められるよう、引き手の部分が見える程度に、少し残しておくというのがマナーです。
【豆知識】
「ふすまを右から左に開ける場合」は、「ふすまの引き手を右手で持ちながら少し開けて、右手を下げ、下から30cm位の位置を持ちながら右手で開け、左手に持ち替えて、残りを左手で開けるが、最後まで開けずに残しておく」という逆バージョンが正解です。特に和のマナーでは、女性が「腕を胸よりも上にあげないこと」が基本となります。というのも、脇が開いてしまう動作は不自然で美しくないからです。「自然で無駄なく見える所作」を目指しましょう。

番外編

「身のこなし」において一番重要なことは、美しくお辞儀が出来たり、きれいに椅子に腰掛けられたり…という具体的なテクニックではありません。実は「1:笑顔、2:アイコンタクト、3:姿勢」が最も重要なポイントです。
というのも、マナーの原則は「相手の目を見て、笑顔で心を通わせること」だからです。ですから、数々の身のこなし方を覚えていたとしても、この3点を外していたのであれば、どんなマナーもNGです。身のこなし方を覚える前に、この3点を完璧にマスターしておきましょう。
また、「内面的姿勢=外面的姿勢」とも言われます。これは、心が真摯であれば、猫背になったり、肘をテーブルについたり…と言った、姿勢が崩れることには繋がりづらいのです。
逆に、心が沈んでいても、姿勢を正すことで気持ちをリセットすることは出来ますし、つらい時こそ笑顔でいることで、つらい状況を変えることが出来ます。
「心と体はセット」であることを意識していると、美しい内面とともに美しい外見が伴ってきます。
■Profile
監修/尾崎まみ
ミス・ユニバースファイナリスト、JAL国際線CAを経て、マナーコンサルタントに。
http://ameblo.jp/mami--ozaki/

イラスト : micca

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