ドレスコードマナー

そのメイク、服装で大丈夫?押さえておきたいドレスコードマナー

結婚式やお葬式、高級レストランなどT.P.Oをわきまえたメイクや服装は、自分の為だけでなく、相手の為にも失礼がないようにポイントを押さえておくのが重要です。
しっかり押さえたいドレスコードマナー編

「平服でお越し下さい」と言われた時の結婚式の正しい服装は?

「平服」と言われると「平服の基準って何だろう?」と一瞬戸惑ってしまうこともありますよね。「平服」は「準礼装」または「略礼装」にあたり、基本的には下記のようなルールがあります。

【「平服」の基本ルール】

・ 「黒」や「白」一色のドレスはNG。無地系のドレスが基本。
・ 過度な露出、例えば「ノースリーブ」や「生足」はNG。
・ 足元は「ベージュのストッキング」が基本。
・ 靴は「ブーツ」やつま先の出たもの(ミュール、サンダル、オープントゥ)はNG。サテン地のパンプスが基本。なければ革もOK。
・ バッグはサテン地の「パーティーバッグ(片手で持てるクラッチバッグまたは、こぶりなハンドバッグ)」が基本。なければ革もOK。布やビニール地はNG。パーティーバッグに入らないものについては、ブランド品の紙袋ではなく、サブバッグに入れてクロークに預けておく。

更に、結婚式にどのような方々が参列されるのかについて、自分の側(新婦側)だけではなく、相手側(新郎側)についても前もって伺い、「1人だけ装いが浮いている」といった状況にならないようにする配慮が必要です。
スマートカジュアルとは?

「スマートカジュアルで」というレストランに伺う時の正しい服装は?

「スマートカジュアル」は、外資系のホテルのレストランでよく見られるドレスコードです。基本的には「平服」とほぼ同じようなルールがあります。

【「スマートカジュアル」のルール】

・ 露出の多いもの、例えば「ノースリーブ」「ホットパンツ」「生足」などはNG。
・ 足元は「ベージュのストッキング」が基本。
・ 靴は「ブーツ」やつま先の出たもの(ミュール、サンダル、オープントゥ)はNG。革のパンプスが基本。

レストランのホームページの写真などを確認し、自分が着ていこうとする洋服は、その環境の下で浮かないかどうかをチェックするとよいでしょう。特に、大きなバッグを持たねばならない場合は、予めクラッチバッグを用意しておき、大きなバッグはクロークに預けておきましょう。というのも、バッグは小さければ小さい程、エレガントに見えるからです。

お葬式の時の正しい服装やアクセサリーは?

お葬式に参列する際の服装の基本は「露出をしない」、「黒でまとめる」、「華やかさは不要」という点です。お葬式は故人を悼む場であり、お洒落の場ではありません。お葬式には基本的には下記のようなルールがあります。

【お葬式に参列する際の服装のルール】

・ 長袖の黒のワンピースまたはツーピーススーツが基本。膝が見えないこと。
・ 足元は「黒のストッキング」が基本。
・ 靴は「ブーツ」やつま先の出たもの(ミュール、サンダル、オープントゥ)はNG。黒の布靴が基本。「ブーツ」や「革靴」といった「動物の皮」は、殺生をイメージさせる為、本来は相応わしくない。
・ 髪の毛が長い場合は、ひとつにまとめる。まとめる髪留めは、光沢がないものに。
・ アクセサリーは、結婚指輪以外は極力控える。ネックレスを付ける場合は、黒、白、グレーの単色で、7-8mmの真珠であればOKだが、二連のネックレスは「不幸が重なる」意味にもなるので控える。
・ バッグは黒の布製が基本。革製は、革靴と同じ理由で本来は相応しくないが、やむをえず、革のバッグになる場合は、ブランドロゴなどが入っていない、シンプルなものにする。
・ 香水はNG。お化粧も控えめに。

靴もバッグも布製のものを予めお葬式用に用意していないと、急に正しく着用するのは難しいかもしれません。ですが、故人を悼む際に失礼があってはいけないので、冠婚葬祭のセールなどを日頃からチェックをしておいて、少しずつ揃えておくのが賢明です。

「着物」にもドレスコードはある?

結婚式に参列する際は、既婚未婚を問わずに着られる「訪問着」がオススメです。訪問着であれば、披露宴でも一流レストランでも喜ばれる為、用意をしておくのも良いでしょう。色は、新婦が着用すると思われる、白・黒・赤にかぶらないような、華やかな色が良いでしょう。クリーム色などは照明の加減で白に見える場合もあるので要注意です。
帯は「染め」の帯を提案して下さるお店もあるかもしれませんが、結婚式であれば、「金や銀の色が入った織りの帯」がマナーです。
バッグや草履は白や光沢のある、華やかなものがよいでしょう。

最近では、レストランに着物を着ていかれる方も増えましたが、「浴衣」を着るのはNGです。浴衣というのはそもそも、沐浴、つまり「お風呂に行く時に着る略装」がその始まりである為、格式高いレストランに浴衣で伺うのは、下着で伺っているのと同じこと。夏場にどうしても着物でレストランに行きたい場合は、単衣の着物を着用しましょう。

番外編

どの装いについても、バッグや荷物をとにかくコンパクトにすることがポイントです。というのは、「化粧道具が少ない=完璧に家で準備をしてきた」という現れでもあるからです。化粧道具類をコンパクトに出来る方が、実は出来る女性でもあるのです。欧米では、レストランなどに行く際、男性はカード、マネークリップ、携帯電話の3点をジャケットの内ポケットに入れるだけということもあります。
■Profile
監修/尾崎まみ
ミス・ユニバースファイナリスト、JAL国際線CAを経て、マナーコンサルタントに。
http://ameblo.jp/mami--ozaki/

イラスト /micca

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