日光浴で作られる「ビタミンD」で、冬の感染症を予防!

日光浴で作られる「ビタミンD」で、冬の感染症を予防!

紫外線は美白の敵、である一方、感染症予防などに効果を発揮する「ビタミンD」を作るもとでも。そこで、冬の紫外線とのつきあい方をご紹介します。

冬こそお散歩に!紫外線を浴びて「ビタミンD」を作ろう

日照時間が短くなり太陽の光を浴びる機会が少ない中、冬でも徹底したUVケアをすることで体内で合成されづらくなっているのが、ビタミンD。しかし近年、インフルエンザを初めとする感染症予防効果や、免疫力アップ効果が期待できるという研究結果が発表され、改めてその重要性が注目されているビタミンです。

ビタミンDは、人間が紫外線を浴びることで唯一体内で合成できるビタミン。
紫外線の「UV-B」が皮膚が当たることで、7-デヒドロコレステロールという、コレステロールの一種がビタミンD3に変化し、たんぱく質によって肝臓に運ばれていきます。

しかし、最近では、女性たちの行き過ぎたUVケアや、自宅にこもりがちな高齢者の生活、子どもの室内遊び、乳幼児UVケアなどで、多くの日本人が紫外線を浴びる機会を失うことで、ビタミンD不足が心配されています。UV-Bはガラスや服を透過しないため、窓際で太陽を浴びていても、ビタミンDの合成にはつながらないのです。

新生児に至っては、ビタミンDが欠乏した「新生児ビタミンD欠乏症」の状態で産まれてきた赤ちゃんは、骨が柔らかくなる骨軟化症、なかでも頭蓋骨の軟化リスクが高まるという説も。

また、アトピー性皮膚炎やアレルギーなどで日光浴ができない赤ちゃんや、粉ミルクに比べ格段にビタミンDが少ない母乳で育てられた赤ちゃんは、ビタミンD不足により、骨が歪曲する「くる病」発症のリスクも高まっているとのこと。

一方、日光浴については、地域や日光浴をする人の肌の色によって、作られるビタミンDの量が異なることが分かっています。一般的には、日本で同じ時間日光浴をした場合、緯度の低い、つまり南の土地の方がビタミンDが作られる量が多いそう。
冬こそお散歩に!紫外線を浴びて「ビタミンD」を作ろう
そして、色白の方と日焼けをしている方を比較すると、日焼けをしている方のほうが、ビタミンDの生成量が少ないのだそうです。というのも、人間の肌は紫外線を浴びると、肌を守ろうとして、メラニン色素を大量に作り肌を黒くするため、日焼けをしている方の肌は、紫外線の影響を受けにくく、その結果、ビタミンDの生成量が少なくなるのだとか。

大人から子どもまで、冬場は特にその不足が心配されるビタミンDですが、食事で補うことが可能です。特に日照時間の少ない冬は、血中濃度が低下する為、積極的な日光浴とともに食事での摂取を心がけましょう。それでは、ビタミンDを多く含む食材をご紹介します。

ビタミンDを多く含む食材

しろきくらげ、かつお、しらす干し、いかなご、みりん干し、鮭、干し椎茸

市販の干し椎茸のほとんどが、機械乾燥の為、干し椎茸が手に入ったら、ご自宅で天日干しにすると栄養価が高まります。椎茸の内側のひだの部分をお皿にあけて、ベランダなどで日に当ててみてください。

またどうしても日光浴がしづらい環境にいる方は、ビタミンD3のサプリメントで補うとよいでしょう。過剰摂取も問題ですが、カルシウムの吸収促進を助けるビタミンDのことを意識して、冬の晴れた日は、出来るだけお散歩やウォーキングで太陽の光を浴びるようにしてみてください。

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