うつのサインを見逃さないで!

それ、うつかも!? うつのサインを見逃さないで!

現代病と言っても過言ではない「うつ」。映画化もされた『ツレがうつになりまして。』の著者、細川貂々さんにツレ(旦那様)と「うつ」について伺いました。
細川貂々の「うつのサインを見逃さないで!」

ツレがうつになった時の兆候は?

ツレがうつ病になる前は、体調の不調がありました。最初に眠れなくなり、イビキがひどくなりました。風邪を引いてもいつまでたっても治らない。原因はわからないけど背中が痛い。そのうち食欲がなくなり食べられなくなりました。

そういう状況が2ヶ月くらい続いた頃、ある朝起きてきてパジャマのまま「死にたい」と言い出したのです。私はその時にはじめて「これは身体の病気ではないのでは」と思い、すぐに病院に行くことを勧めました。

当時のかかりつけのお医者さんは内科と心療内科を兼ねていたので、内科のカルテを先生が把握していたので「うつ病です」とすぐに診断されました。
うつの状態とツレの場合

うつと診断された時、ツレの心の状態は?

ツレは病院に行く前は肝臓の病気か何かだと思っていました。

以前友達が肝臓を悪くした時に、同じように気持ちが落ち込んだということを聞いていたので、うつ病だとは思ってなかったそうです。だから病院で「うつ病です」と言われた時は「まさか…どうして自分が?」と驚いたそうです。自分は前向きプラス思考の人間だしうつ病とは関わりがないと思っていたのに…。

ただ、原因不明の今までの自分の体調の悪さや気持ちの落ち込み方が「うつ病のせいだったのか」とわかってホッとした気持ちもあって複雑な気持ちのようでした。

その時、家族はどうしたらいいの?

病院に行ったツレから電話で「うつ病だって」と知らされた時はなんて言ったらいいのかわかりませんでした。ツレはそのまま会社に出勤してしまうし、何をどうしたらいいのかわかりませんでした。私自身も自分の夫がうつ病になるなんて想像していませんでした。

あまりにも想像を絶することが起きたので私は自分一人では対処出来ないと判断しました。なので、家族、友達、知人に「ツレがうつ病になったので困ったことがあったら助けてください」と連絡をしました。その時は無我夢中でそういう行動に走ったのですが、この時周りにお知らせをしたことでたくさんの人に助けてもらうことが出来たので今は良かったと思っています。
■Profile
イラスト・漫画・文/細川貂々
漫画家、イラストレーター
ツレの闘病生活を描いた『ツレがうつになりまして。』をはじめ、『その後のツレがうつになりまして。』『7年目のツレがうつになりまして。』『イグアナの嫁1~3』ほか、著書多数。
誰でもなりうる「うつ」ですが、意外と症状が悪化しないと気づかないようですね。そうなる前に自分自身の状態のチェックや、家族など近しい人たちの変化などに時々気を配ることも必要かもしれません。

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