冬になると増える!? いろいろな「うつ」と「ツレ」の場合

冬になると増える!? いろいろな「うつ」と「ツレ」の場合

うつは、発病の仕方や治療法もまちまち。『ツレがうつになりまして。』の著者、細川貂々さんにツレ(旦那様)といろいろなうつについて伺いました。
細川貂々の「 いろいろな「うつ」と「ツレ」の場合」

いろいろなうつとツレの場合

私がサイン会や自分の個展などで実際に出会った精神疾患を持った方は、うつ病、統合失調症、そううつ病と呼ばれる双極性障害の方です。

うつ病はストレスや大きな精神的ショックを受けた時になりますが、統合失調症と双極性障害は発病の仕方も違いますし、治療の仕方も違うようです。

一度海外の方からメールを頂いたことがあるのですが、太陽が出ない国にいてうつ病になったという人がいました。太陽の光を浴びることで脳にセロトニンが供給されると言われてるのですが、太陽が出ないことでセロトニンが上手く出なくなってうつ病になるようです。

日本でも冬至の時季は太陽が早く沈むので冬だけうつ病になる冬季うつの方もいるようです。

ツレがなったうつの種類と状態は?

ツレのうつ病は過剰なストレスを受けることによってなるうつ病でした。
ツレが勤めていた会社で30人以上いた社員がリストラで5人に減りました。
そのためツレの仕事が増えました。単純に仕事の量がたくさん増えたのではなく、やらなければならない仕事の種類が増えたことによるストレスでした。

病気で倒れた時はそんなふうに「仕事が原因」と考えていたのですが、数年たっていろんな人の話を聞いてみると、実はリストラによって自分を楽しませてくれていた部下が辞めさせられてしまったことが原因だったのではないかと考えるようになってきました。
部下の存在はツレにとって精神安定剤のようなものだったようです。

もしかしたら自分がストレスだと感じているものは、自分で気づかないところにあるのかもしれないです。

周囲から見て、理解しづらいうつの人の言動は?

うつの人の気持ちが分からないときは…。
うつ病患者さんの理解しづらいところは、自分で自分をコントロール出来ないところだと思います。
「明日会社に行く」と決めても当日になったら「やっぱり無理」ということになってしまいます。約束を守れなくなってしまいます。それから、どんどん落ち込んで自分ばかり責めてしまいます。

そして、自分がこうなったのは誰かのせいなんじゃないか? と特定の人を責めてしまうところなども理解しにくいと思います。
そういうのは「自分でもどうしてかわからないけどそうなってしまう」ので、周りの人はなるべく「そういうものだ」と理解してあげるようにしてください。

でも、責められている人はキツイと思うので、そういう考えをしてしまうのは「病気のせいなんだよ」と相手にわからせてあげられたらいいと思います。
■Profile
イラスト・漫画・文/細川貂々
漫画家、イラストレーター
ツレの闘病生活を描いた『ツレがうつになりまして。』をはじめ、『その後のツレがうつになりまして。』『7年目のツレがうつになりまして。』『イグアナの嫁1~3』ほか、著書多数。
なかなか理解しづらいのが「うつ」なのかもしれません。「うつ」の方にうまく対応できないときは、細川貂々さんが言うように、「そういうものだ」と思えば、お互い楽になるかもしれませんね。

関連記事