「幸せな人生を送る」には、腸に秘密があった?!

「幸せな人生を送る」には、腸に秘密があった?!

些細なことでイライラしたり、何をやってもやる気が起きないなんてことはありませんか? それは「幸せ物質」が体内に不足しているからかもしれません。

幸せ物質は「腸」でつくられている!

すぐイライラする、ムカつく、何をやってもやる気が起きない、疲労感がとれず、気分が憂鬱。こうしたネガティブな気持ちになるときは、食生活が乱れ、体内で「幸せ物質」が不足しているからです。

脳の中にあるセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質は、別名「幸せ物質」と呼ばれています。この「幸せ物質」の働きを左右しているのが腸内細菌であり、腸内細菌の数が豊富な人ほど、病気にならず、「幸福感」「健康感」を得やすいと言われています。

逆に、腸内細菌の数が減少すると、実は脳まで老化させてしまうという驚くべき事実もあるのだそう。

ドーパミンは幸せを記憶する物質

ドーパミンは脳に歓喜や快楽、興奮といったメッセージを伝える役割がありますが、こうした感情は「幸せ感」に欠かせない要素でもあり、これらの分泌が増えればより一層「幸せ感」が増幅します。

また、2000年のノーベル賞でも、ドーパミンは「幸せを記憶する物質」であることが発表され、広く知れ渡りました。

怒りを緩和するセロトニンで幸せな人生を

逆境の時に、気持ちを奮い立たせ、やる気を起こしてくれるのがセロトニンです。セロトニンは大きく分けて二つの働きがあります。

一つは心身をコントロールする役目、二つ目は自律神経をコントロールする役目です。イライラした感情を抑えたり、頭がボーッとしているときに、脳や体を覚醒させ「やる気」を起こさせるという役割を果たしてくれます。

心身ともに快調でやる気に満ち溢れていたら、仕事も勉強も大いに進むことは間違いありません。

「幸せ物質」を出すには何を食べたらいい?

セロトニンは食べ物の中に含まれるトリプトファンというたんぱく質から合成されますが、食べ物でトリプトファンを摂っても、たくさんの腸内細菌がいないと、セロトニンは増えないと言われています。

そこで、たくさん摂取していただきたいのが「食物繊維」です。腸の中には、乳酸菌、ビフィズス菌、大腸菌、ウェルシュ菌などさまざまな腸内細菌がすんでいますが、その数を増やすには食物繊維を含んだ食材を摂ることが大事です。

食物繊維摂取量を世界で比較してみると、日本は食物繊維摂取量がかなり低い国であることがデータとしても出ています。食物繊維は腸内細菌が好んで食べる「餌」であり、食物繊維を摂るということは、腸内細菌の増加に繋がります。

食物繊維を含む食材には、あずき、ごぼう、ニンニク、サツマイモ、里芋、セロリ、納豆、おから、たけのこ、レンコン等があります。食物繊維を含む食材の中でも、特に植物性食品を中心に、大豆、季節の野菜、海藻類などを生かした「伝統的な日本食」が腸内細菌を活性化させ、「幸せ物質」を増加させます。

一汁三菜という言葉がありますが、日々の献立はご飯と味噌汁、それに焼き魚とほうれん草のお浸し、漬物というようなメニューだったのではないでしょうか。惣菜には納豆、豆腐、油揚げといった大豆食品も多く並んでいたはずです。そんな昔の日本人は、幸せに包まれて暮らしていたような気がしてなりません。

「幸せ物質」を減らす食べ物とは?

こういった日本食と対極にあるのが、脂質たっぷりの欧米食なのですが、さらに腸内環境を悪化させているのが食品添加物を大量に含んだ加工食品です。

加工食品には依然として、合成着色料、合成保存料、発色剤、結着補強剤など、多種類の食品添加物がたくさん使われています。

加工食品ばかり食べている人は、ガンなどの生活習慣病になるリスクが高く、うつ病に代表される心身症になる確率も高まると言われています。そして何よりも、加工食品を多く食べている人はセロトニン、ドーパミンという「幸せ物質」が作られにくく、不健康な環境で生きることになってしまうのです。

大量生産、大量販売によって加工食品はどこでも手軽に買うことができます。しかし、安易に食べ続けていると、腸と、そして体すべてに悪影響を及ぼすことを忘れてはなりません。

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