安田奈緒子 「白にシルバー」

安田奈緒子 「白にシルバー」

この季節になると、春に向かう気持ちを、日々の食卓でも感じたいと思います。
川島屋百貨店

安田奈緒子

「白にシルバー」

安田奈緒子「白にシルバー」
旬の走りを料理に取り入れてみたり、器を春らしくしてみたり。ささやかな工夫が、気持ちを軽やかにしてくれる気がするのです。

そこで出番となるのが、画家であり陶芸家である安田奈緒子さんの器です。白地に銀の絵柄が施されている佇まいに惹かれ、最初に手に入れたのは、もう10年以上前のこと。以来、新作に出会う度、少しずつ集めてきました。

厚みのある陶器が、ぽってりとした温かみを感じさせてくれますし、花や植物を思わせる銀色の絵柄が、洗練されたアクセントになっているのです。

先日も、東京の神楽坂にある「ラカグ」というショップで、新しい小鉢をひとつ、手に入れました。

もともと安田さんは、白一色の器を作っていたそうですが、「ラカグ」のバイヤーである安藤桃代さんと話している中で、絵柄を入れた器を作ってみようと、このシリーズはスタートしたと言います。

少し厚みがある陶器なので、気楽に使えるのが助かります。薄く作ってある磁器を丁寧に扱う気分も悪くはないのですが、根が大雑把なので、安田さんの器を扱う自由な気分が、春の解放感とつながってもいくのです。

手に入れたばかりの小鉢に、菜の花のからし和えも盛り付けてみたら、食卓が華やかな春気分に。今年もありがとうという気持ちで使っています。
安田奈緒子「白にシルバー」
安田奈緒子
「白にシルバー」
価格:
※右上から時計回りに パン皿 3,800円、シリアルボウル 3,400円、パン皿 3,800円、豆皿 1,600円(税別)※中央:筆者私物
問い合わせ先:
la kagū(ラカグ)
TEL:03-5227-6977
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。