女性ホルモンバイブルVol.4

月経の悩みに!医師が教える、女性ホルモンのためのセルフケア

月経前緊張症(PMS)、月経痛(月経困難症)、月経不順のセルフケア方法を、医師の中村裕恵先生に教えていただきました。
大人の女性ホルモンバイブルVol.3

月経前緊張症(PMS)のための女性ホルモンの整え方

PMSの不快症状とは

月経の10日ほど前から心や体に変調をきたすPMSは、月経がはじまると消えるという症状。イライラや、不安感、落ち込み、注意力散漫、衝動買い、冷え、むくみ、下痢、便秘、だるいなどの症状があらわれます。

月経前緊張症(PMS)のセルフケア

アロマバス

月経前の不快感には、精油でつくった「バスソルト」や「バスミルク」を、ぬるめのお湯をはった浴槽に入れて、アロマバスを楽しんで。作り方は簡単!

■バスソルト:天然塩30g程に精油を1~5滴程加えて、ガラス棒用や割りばしなどでかき混ぜる。浴槽に入れてかき混ぜる。
■バスミルク:好みの精油をコーヒーミルクのポーションに1~5滴程度を入れ、割りばしなどで混ぜ合わせたものを2個つくる。それを浴槽に入れてよくかき混ぜる。

【おすすめの精油】
■クラリセージ:女性ホルモンのバランスを整えるといわれています。
■ゼラニウム:痛みや疲労感に良いとされ、女性ホルモンを調整します。
■プチグレン:交感神経を鎮静させ、イライラや不安感を軽くします。

ハーブティー

ハーブは2種類以上をブレンドした方が、単独で飲用するより相乗効果が! ティーポットにハーブティーを入れ、10分程じっくり蒸らすのがポイントです。

【おすすめハーブ】
■パッションフラワー:鎮静作用を持ち、月経前の不安やイライラに効果的。
■マザーワート:月経の遅れからくる緊張をしずめます。
■チェストツリー:脳下垂体に働きかけて、女性ホルモンの分泌を整えます。

月経痛(月経困難症)のための女性ホルモンの整え方

月経痛の原因とは

月経中、子宮の中を覆っている内膜や、月経血を体外に押し出すため、プロスタグランディンというホルモンを分泌します。それにより子宮は収縮して刺激となり、痛みとしてあらわれたものです。

月経痛(月経困難症)のセルフケア

リフレクソロジー

下図の星印の部分にある卵巣の反射区と、骨盤の反射区があるかかと。指のはらでよくもみほぐして。冷えている場合や、リフレクソロジーを行う元気がないときは、火を使わないお灸などを貼っておくのもいいでしょう。
月経痛(月経困難症)はリフレクソロジーでセルフケア

ホメオパシー

ホメオパシーの考えのベースが「類を持って類を癒す」です。ギリシャ語のホメオ(homoeo=同じようなもの、同種、同類)とパシー(pathy=病気、苦しみ)を合わせたもの。日本語では「同種療法」「類似療法」と呼ばれています。ヨーロッパでは町の薬局で手軽に購入できる身近なもの。日本ではまだそこまで至っていませんが、かなり浸透してきているのではないでしょうか。ただ、ホメオパシーでケアする場合、その考え方などに共感できる方におすすめいたします。

【おすすめのホメオパシー】
■カモミラ:痙攣性の強い痛みや、イライラなどの月経痛に。
■コロキンティス:さしこむような激しい痛みや、夕方に痛みが悪化する場合に。
■マグ・フォス:月経前から月経中にかけての痙攣性の痛みなどに。

月経不順のための女性ホルモンの整え方

月経不順の原因とは

月経の期間は3~7日で、月経の初日から次の月経がはじまる前日までの日数は25~45日が正常な周期といわれています。月経不順の主な原因は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気、また生活習慣病が原因で起こるホルモン分泌異常などです。
※月経がなくなる、頻繁に月経周期が乱れるときは、婦人科への受診をおすすめします。その際、基礎体温をつけておくと診察の際、役立ちます。

月経不順のセルフケア

漢方

月経にまつわる様々なトラブルは、お血(けつ)といって、血(けつ)のバランスが崩れた状態と、漢方では考えます。月経不順など婦人科の病気は、漢方が得意とする分野なのです。

【おすすめの漢方】
■桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):月経前緊張症、月経困難症など。体型ががっしりしている人に。
■桃核承気湯(とうかくじょうきとう):月経困難症や月経時の精神不安など。比較的体力があり、のぼせていて便秘がちな人に。
■当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):月経前緊張症や月経痛など。体力があまりなく、貧血や冷え性などがある人に。

フラワーエッセンス

ストレスや環境の変化などで月経不順が引き起こされている場合、フラワーエッセンスがおすすめです。
フラワーエッセンスは、植物が持つ波動を利用して、人の心を癒す療法。主に人のマイナス感情に働きかけるものです。フラワーエッセンスでケアする場合、その療法を納得された方におすすめいたします。

【おすすめのフラワーエッセンス】
■チェリープラム:原因が、神経の消耗により自分自身のコントロールが難しい場合に。
■ホワイトウォーターリリー:心と体のバランスが崩れている場合に。
■コーン:生活のリズムが不規則な場合に。
※月経前緊張症(PMS)、月経痛(月経困難症)、月経不順の症状が強いときは、婦人科を受診しましょう。
※ご紹介したセルフケアでは、妊娠中やアレルギー、継続して受診中の特別な疾患があるときには使用できないものがあります。ほかの薬との併用に注意が必要なものがあります。専門家のアドバイスを受けてご使用ください。

■Profile
監修:中村 裕恵(なかむら ひろえ)
東京女子医科大学卒業。
勤務医時代より代替医療の研修を行い、2003年統合医療ビレッジ内クリニック院長に就任。2007年10月トータルヒーリングセンターを開設( http://be-oneself.co.jp/ )。

イラスト:micca

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