医師が教える!心の不調もナチュラルケア

「うつ」かも!?医師が教える女性ホルモンを整えるナチュラルケア

緊張、不眠、うつ気味など、精神面にも深く関わっている女性ホルモン。心にも作用するセルフケア方法を、医師の中村裕恵先生に教えていただきました。
大人の女性ホルモンバイブルVol.5

うつ気味の人の女性ホルモンの整え方

うつとは

男性に比べ女性は、月経周期にともなうホルモンの変動が感情面にも大きく影響します。また、うつになりやすいタイプの人もいますので、下記を参考に、自分がうつになりやすい傾向かどうかを認識しておくのもいいかもしれません。

・ まじめで几帳面
・ 責任感が強い
・ 頼まれると断れない
・ 人に気を使い過ぎる
・ 人からの評価が気になる
・ 人に悩みを打ち明けられない

※うつっぽい状態が続き、体に不調が出てきた場合、内科の受診をおすすめします。体に異常が見つからないときは、うつかもしれませんので、心療内科や精神科を受診しましょう。

それでは、心に作用するケア方法で、女性ホルモンも整えていきましょう!

うつっぽいときのセルフケア

ハーブティー

脳内の伝達物質「セロトニン」が減少して引き起こされるのが、心の病気うつです。ホメオパシーやフラワーエッセンスなどでも使われる、ハーブのセントジョーンズワート。それにはセロトニンを増やす働きがあるといわれています。

【おすすめハーブ】
■セントジョーンズワート(ハイペリカム):うつっぽいときのケアに使われます。別名、ハッピーハーブと呼ばれています。
■レモンバーム:神経を鎮め、悲しみや心配ごとをやわらげます。
■バーベイン:抗ストレス作用があり、不安や緊張の緩和に役立ちます。

アロマバス

何もやる気がしなかったり、ネガティブな状態だったりするときは、あれこれ考えずにゆっくりお風呂につかりましょう。湯船に精油で作ったバスソルトやバスミルクを入れるだけで、やさしく心に働きかけてくれます。

■バスソルト:天然塩30g 程に精油を1~5 滴程加えて、ガラス棒や割りばしなどでかき混ぜる。浴槽に入れてかき混ぜる。
■バスミルク:好みの精油をコーヒーミルクのポーションに1~5 滴程度を入れ、割りばしなどで混ぜ合わせたものを2 個つくる。それを浴槽に入れてよくかき混ぜる。

【おすすめの精油】
■イランイラン:神経のリラックスさせ、幸福感をもたらします。
■ベルガモット:心をリフレッシュ。精神が不安定なときに。
■ラベンダー:疲労回復を助け、穏やかな気持ちをもたらします。

不眠の人の女性ホルモンの整え方

不眠とは

まずは、不眠のタイプをチェックしましょう。

■入眠障害:悩みや不安、精神的なストレスで起こりやすい、寝つきが悪い状態。
■中途覚醒:トイレや夢など、ちょっとしたことで夜中に目覚めてしまう。お酒を飲んだときや、うつ病の初期症状でも見られます。
■熟睡障害:一定の睡眠時間は確保されているものの心身の疲労がとれず、熟睡感がえられない。心や体の病気が原因の場合も。
■早朝覚醒:明け方に目覚め、眠れなくなってしまう。うつ病の初期症状の場合も。

自分で簡単にできるケア方法で、女性ホルモンを整えながら不眠の解消を!

不眠のためのセルフケア

ハーブティー

不眠が気になるときは、副作用の心配のない、ハーブティーがおすすめです。催眠作用のあるハーブをブレンドして、就寝前に飲みましょう。

【おすすめハーブ】
■カモミール:鎮静効果が高く、リラックス効果が期待できます。
■レモンバーム(メリッサ):神経を鎮め、心配ごとや悲しみをやわらげてくれます。
■セントジョーンズワード(ハイペリカム):イライラを鎮め、精神安定に役立ちます。

アロマテラピー

木綿のハンカチやコットンに精油を垂らし、枕元に置いて寝るだけ。香りの作用で不眠ケアを。
【おすすめハーブ】
■ベルガモット:イライラや緊張を癒し、気持ちを前向きにしてくれます。
■ラベンダー:怒りをやわらげ、疲労を癒してくれます。精神の浄化を助け、心をリラックスさせ、いい睡眠へと促します。
アロマテラピーでナチュラルケア

緊張しやすい人の女性ホルモンの整え方

赤面症、あがり症とは

緊張や不安を感じたときの赤面やドキドキは、自律神経の乱れが主な原因。闘争神経といわれる交感神経が活発に働いたときに顔面が赤面したり、ドキドキしたり、汗をかくなど、あがり症の様々な症状があらわれるのです。また、他人の評価が気になったり、赤面している自分に気づくと、さらに顔が赤らむなど赤面症になってしまう人も。

緊張しやすい人のセルフケア

フラワーエッセンス

1930年代、イギリス人医師、エドワード・バッチ博士によって確立されたフラワーエッセンス。植物の持つ「波動」を利用して、主に人間のマイナス感情に働きかけ、心を癒す療法です。「成分」を利用するアロマテラピーや、メディカルハーブなどとは主旨が異なります。こちらもVol.3「月経の悩みに!医師が教える、女性ホルモンのためのセルフケア」でご紹介したホメオパシー同様に、フラワーエッセンスの療法に共感できる方におすすめいたします。

【飲み方】
■ドリンクに入れて飲む:一般的にミネラルウォーターやハーブティーなどに3~4滴垂らしてゆっくりと飲む。一度に多量を混ぜず、少量を数回に分けてとるようにする。
■直接ボトルから飲む:ボトルのスポイトから口の中へ、直接垂らしてゆっくりと飲む。
※飲む回数は、1日3~4回、エッセンスの力をとても必要としているときは、回数を増やす。
※使用方法はメーカーによって異なります。
※フラワーエッセンスは、飲む以外にもバス用のエッセンスやスプレーなどの使用方法もあります。

【おすすめフラワーエッセンス】
■レスキューレメディ:数種類の花のコンビネーションでできています。大勢の人の前で話すときの強い緊張感や、気分が下がっている場合などの緊急時に心と体のバランスの回復をサポートするレメディです。ストレスフルな状況にある人は、いつもバッグに忍ばせておくといいかもしれません。
※症状が強いときは、病院で受診されることをおすすめいたします。
※ご紹介したセルフケアでは、妊娠中やアレルギー、継続して受診中の特別な疾患があるときには使用できないものがあります。ほかの薬との併用に注意が必要なものがあります。専門家のアドバイスを受けてご使用ください。

■Profile
監修:中村 裕恵(なかむら ひろえ)
東京女子医科大学卒業。
勤務医時代より代替医療の研修を行い、2003年統合医療ビレッジ内クリニック院長に就任。2007年10月トータルヒーリングセンターを開設( http://be-oneself.co.jp/ )。

イラスト:micca

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