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2 【皮膚科医が教える】肌に合ったクレンジングクリームの選び方は?

「メークを落とすということは、肌に負担をかけるものです」と吉木先生。その理由を、肌の仕組みをまじえてわかりやすく解説。

〝肌に優しいクレンジング〟はありません

「最近のメークはくずれにくく進化していますから、洗顔だけでは落ちません。それを浮かせて落とすために、クレンジング料にはさまざまな界面活性剤が配合されています。つまり、洗顔料よりもクレンジング料の方が洗浄力は強く、肌の潤いを奪う危険につながるのです」(吉木先生)。メークをしないわけにもいかないので、クレンジングはある意味〝必要悪〟。それだからこそ、アイテムは注意して選びたいものです。

クレンジング料選びのカギは、油分の量!

油性のメークを肌から浮かすことができるのは「油分」で、それを水と中和して落とすのが「界面活性剤」。このふたつのバランスで、クレンジング料の肌への負担は変わります。油分が少ないと油でメークを浮かすことができないため、界面活性剤の量が多く必要になります。逆に油分が多すぎると、その油分を落とすために、やはり界面活性剤が多く必要に。どちらも、肌に負担がかかります。

肌への負担が少ないのは、クリームタイプ!

油分が多すぎず、少なすぎず、ほどほどのものなら、界面活性剤の量もほどよく、肌への負担が少なくなります。おすすめは、クリームタイプのクレンジング料。油分と界面活性剤のバランスのいいものが多いようです。

その他のクレンジング料は?

クリームタイプ以外のクレンジング料について、肌への負担とその理由を解説します。肌の弱い人は参考にして!

△ジェルタイプ
白く濁った乳化ジェルは、クリームタイプに近いので○。透明ジェルは油分が少なく、その分界面活性剤の量が多いので×。
×リキッドタイプ
油分が少なく、その分界面活性剤の量が多い。
×ミルクタイプ
クリームより油分が少なく、その分水分と界面活性剤の量が多い。厚みもないので摩擦の負担がかかりがち。
×オイルタイプ
油分も界面活性剤の量も多い。厚みもないので摩擦の負担がかかりがち。
×ふき取りクロスタイプ
油分が少なく、その分界面活性剤の量が多い。さらにふき取る刺激が加わるので、最も避けたいタイプ。
×ウォータータイプ
拭きとりクロス同様、油分が少なく、その分界面活性剤の量が多い。さらにコットンに含ませてふき取る刺激が加わるので、これも避けたいタイプ。

¥2,000以上を目安に選んで

「どうせ落としてしまうから」と安価なもので済ませる人も多いようですが、クレンジング料はもともと肌に負担をかけるものだから、むしろ慎重になって。極端に安価なものは成分の質も不安なので避け、¥2,000以上を目安に選ぶと安心です。

編集部がセレクト 肌に負担の少ない「クレンジングクリーム」おすすめカタログ

しっかりとした厚みがあり、肌に摩擦の負担をかけずに落とせるクレンジングクリーム。トラブル知らずの美肌になりたいなら、まずはひとつ手に入れて!

吉木先生開発ブランド

クリームとジェルの中間のような感触で、すっきりとメークを落とす。無香料・無着色・アルコールフリー。●ドクターY クリアクレンジング 210g ¥3,885/ドクターヨシキスキンケア(03-5114-8755)

コクと厚みのあるクリーム

きめや毛穴の奥に密着したメーク汚れをしっかりオフ。心地よいアクアフローラルの香り。●エリクシール シュペリエル メーククレンジングクリーム N 140g ¥2,625(編集部調べ)/資生堂(0120-30-4710)

肌の潤いを守る

独自のモイストメイクオフ処方で、すすぎのときの潤い流出を防ぐ。優しくメークを落とし、しっとりなめらかな洗い上がり。●suisai クレンジングクリーム 135g ¥2,310/カネボウ化粧品(0120-518-520)

心がほぐされるような香り

油膜感やベタつきを残さない、すっきりとした洗い上がり。優しい感触とグリーンフローラルの香りに癒される。●プレディア クレンジングクリーム 120g ¥2,625/コーセー(0120-763-327)

落ちにくいメークにも対応

ピタッと密着するファンデーションにも対応する、シールドオフオイルを配合。すすぎの際の潤いの流出も防ぐ。●クレンジング クリーム EX 150g ¥3,150/イプサ(0120-523543)

【これも知りたい!】オーガニックのクレンジング、肌に良さそうだけど……

合成成分を極力排除して作られているのが、オーガニックコスメ。でも「合成成分は肌に悪く、植物成分は肌にいい」というのはイメージに過ぎません。植物性のものは、肌に触れるとアレルギーを起こすリスクが合成のものより高いのです。

【これも知りたい!】メークオフいらずの下地ってどうなんでしょう?

最近話題の「メークをお湯で落とせる下地」。クレンジング料を使わない分肌への負担は減りますが、その下地そのものに落ちやすい仕掛けがなされている分、肌タイプによっては負担になるケースがあるので気をつけて。

ビボウロク・ナビゲーター 麻生 綾のコメント

意外とわかっていないメークの落とし方。あまりに基本的なケアなので、逆に知識がアップデートされてなかったり、理屈を知らないでいたり。そこで今回は、思いきった意見と「なるほどね」の理論で人気の吉木伸子先生に「吉木流クレンジング論」をたっぷり語っていただきました。さすが面白いです! 是非ひとつの視点として日々のお手入れの参考に。

PROFILE

吉木伸子先生

吉木伸子先生

皮膚科医

よしき皮膚科クリニック銀座 院長。保険診療を行う美容皮膚科の先駆けとして、平成10年に開業。東京で働くOLの肌を見続け、その経験から女性が陥りがちな間違いを指摘し、正しいお手入れを指南する著書を数多く上梓している。TV出演も多い人気皮膚科医。

協力一覧+ 撮影/下村しのぶ(吉木先生) イラスト/miya 編集・取材・文/大塚真里

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