背中ニキビの原因は?できてしまったニキビやニキビ跡の正しいケア法

背中ニキビの原因は?できてしまったニキビやニキビ跡の正しいケア法

自分では見えにくい背中ニキビ。気づかないため重症化して痛くなったり、かゆいので引っ掻いてしまいニキビ跡ができたりしがちです。原因は?なかなか治らないけど、オススメのケア方法は?薬や皮膚科での治療は効果的?背中ニキビの疑問を解決していきましょう。

背中のニキビの原因は一体何?

背中の開いた服を着ようとして、ふとニキビが気になったことはないでしょうか?特に夏は露出も増えますし、水着になるとどうしても目立ってしまいますよね。

ニキビは毛穴が詰まってしまうことで皮脂が毛穴の中にたまり、アクネ菌が繁殖することで発生します。もちろん背中のニキビも同じ仕組みですが、背中にできてしまう原因は一体なんなのでしょうか。

ニキビができやすい毛穴構造

意外に感じるかもしれませんが、実は背中というのはもともと皮脂分泌の多い部分と言われています。皮脂腺も多いのですが、毛穴に生えている毛は産毛、つまり細い毛です。そのため毛の成長に合わせて皮脂が排出されづらく、むしろ毛穴と毛の隙間に皮脂がたまりがちになります。

つまり構造上ニキビができやすいパーツと言えるのです。

十分に洗えていない

顔や体の他の部分でも同じことが言えますが、きちんと皮脂汚れが落とせていないと当然ニキビができやすくなります。背中の真ん中というのは手が届きにくいため、腕や足などほど十分に洗えていない可能性が高いのです。

反対に、背中をしっかり洗おうとブラシやタオルなどでゴシゴシこすりすぎてしまっていることも。皮脂を奪いすぎると、肌を潤わせようと皮膚は皮脂を過剰に分泌してしまうため、結果的に逆効果になります。

また、バスタブにしっかりつからずシャワーだけで済ましていると、毛穴が開ききらないため汚れが落ちにくいことも要因のひとつです。

シャンプー・トリートメントやボディーソープがきちんと流れきっていない

入浴中にトリートメントを髪につけ、浸透させてから流してお湯から上がる…という人も多いでしょう。この時に流したトリートメント成分が背中に残ったままになっていることも、ニキビを誘発する可能性が。

トリートメントやシャンプーなどの成分の中には髪をコーティングするものも含まれており、これらはシャワーを軽く当てた程度では流れづらく、背中など肌に残ってしまいがちです。髪にとってはありがたい成分も、皮膚に残ったままになると汚れとなってニキビの原因になるのです。

繊維や柔軟剤の刺激

お顔と違って、衣服に包まれていることの多い背中。洋服の繊維が触れることが刺激になって肌のコンディションが悪くなることもあります。肌触りのゴワゴワするものが直接皮膚に触れていないでしょうか?

また、ふんわり柔らかにしようと柔軟剤を使っている人も多いと思いますが、柔軟剤の成分はすすぎ後も繊維に残っています。そのため敏感肌の人はもちろん、そうでない人も体調によっては肌トラブルになることが。

洗剤も同様です。背中ニキビができやすくなったのは、洗剤を変えてからだった…!ということもありますよ。

ストレス&ホルモンバランスの乱れ

私たちの体はホルモンバランスによって大きく左右されると言われています。ニキビもその一つで、ストレスを感じるとホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが増加する可能性が。すると皮脂分泌量が増すことに加えて角質が厚くなるため、毛穴に皮脂が詰まりやすくなると言われています。

女性は、日頃から生理や排卵、妊娠や出産そして更年期…とホルモンバランスと無関係には過ごせません。そのため背中をはじめニキビにも悩まされることが多いのです。

カビ(真菌)などによる皮膚の病気の可能性

単なるニキビでなく、黄色ブドウ球菌、マラセチア菌という真菌が原因でできる「毛のう炎」の可能性も。細菌や真菌が毛包(毛穴の奥で毛を取り囲む組織層)で繁殖して炎症を起こしているもので、赤いぶつぶつができたり膿のたまった「膿疱」が現れたりします。

原因となる真菌や細菌の種類によって治療薬も異なるため、病院での診察が必要になります。

皮脂量が増える食生活

これは背中ニキビに限りませんが、ニキビのできやすい食事を日常的にとっていないでしょうか。動物性脂肪や糖分を必要以上に摂取すると、皮脂が増加しやすくなるそうです。具体的には、ジャンクフードや加工食品、スナック菓子などが挙げられます。そして香辛料を多く含んだ刺激物やアルコールなども、摂りすぎると皮脂腺を刺激してしまう可能性が。

また、カフェインにはビタミンBの吸収を妨げる作用があるそうなので、コーヒーや紅茶の飲み過ぎには気をつけましょう。

背中に限らずニキビができやすいという人は、一度食生活を見直す必要がありますね。

ケアしづらいため悪化しがち

単純に、目が届きにくい箇所である背中。顔や腕など目につく場所であれば初期ケアが行えるため悪化しづらいのですが、背中の場合は痛みが出たりするまで気づきにくいですよね。そのため慌ててケアをしようとしても、ニキビが進行しているので治るまでに時間がかかりますし、手が届きにくく薬を塗るのも一苦労。

背中ニキビができやすい、治りにくい、と思っているのは、早めのケアができにくいからかもしれません。

背中ニキビの治療ってできる?正しいケア方法とは?

気をつけていてもできてしまった背中ニキビ。早くキレイに治すには、次のようなケアを早めに行う必要があります。

丁寧に洗う

清潔はニキビケアの基本です。皮脂汚れをそのままにしておくと、ニキビが悪化するばかりか新しいニキビが次々と発生してしまいます。まずシャンプーとトリートメントを済ませます。そしてゆっくり湯船に浸かって毛穴を開かせてから、ゴシゴシこすらず丁寧に優しく洗いましょう。ナイロンなどのボディスポンジは摩擦が起きやすいので、綿やシルクなど天然繊維のものをチョイスするといいですね。

ボディソープは、ニキビに有効な殺菌効果のあるものなら、アクネ菌に効果的。フルーツ酸やサリチル酸などを配合したものも予防にはオススメです。ですがピーリング作用のあるものは、できてしまったニキビには刺激が強すぎることもありますから、様子を見ながら使用しましょう。重症化しているときは特に、低刺激の無添加のものなどを選んで。

お風呂から上がる時には、背中にシャンプーやトリートメントの成分が残らないようしっかりお湯に浸かり、最後にシャワーで流すといいですね。そして水分を拭き取る時も、ゴシゴシこすらないよう、柔らかで清潔なタオルを使ってポンポンと軽く押さえるようにするのがポイント。

スキンケアで保湿

お顔は化粧水や美容液などでケアするのに、背中のスキンケアはしないなんておかしいですよね。お顔同様に、お風呂から上がったら乾燥し始める前にすぐに化粧水で潤いを与えてあげましょう。特にピーリング効果のあるボディソープを使った後や日焼けした後は肌が乾燥しやすいため、しっかり保湿を忘れずに。

バシャバシャ使えるリーズナブルなボディ化粧水もたくさん販売されています。薬用や医薬部外品などの、抗炎症成分や殺菌成分の配合されたニキビケア用のものなら、なおオススメです。背中は手でつけにくいので、清潔なスプレーに詰め替えると使いやすいですよ。

こんな食べ物を控える&取り入れる

先述の、ニキビができやすくなる食べ物、すなわち動物性脂肪や糖分塩分の摂りすぎ、刺激物やアルコールの摂取はなるべく控えましょう。また高GI食品(白米、じゃがいもなど、食後の血糖値が比較的急激に上昇する食品)は、男性ホルモンの分泌を促してしまう可能性があるので摂りすぎには注意して。

取り入れたいのはビタミン。具体的にはこのような食材を献立に盛り込んでいきましょう。
ビタミンA…肌の新陳代謝を活性化(レバー、ほうれん草、ニンジンなど)
ビタミンB2…皮脂を分解して抑制、抗酸化作用も(青魚、豚肉、鶏肉、納豆など)
ビタミンB6…肌の生まれ変わりをサポートし皮膚に栄養を与える(バナナ、イワシ、サンマなど)
ビタミンC…皮脂の分泌や炎症を抑制し、コラーゲンの生成を促す(緑黄色野菜、イチゴなど)
ビタミンE…抗酸化作用で細胞の老化を抑制(ピーマン、アーモンド、モロヘイヤなど)

そのほか、肌に必要な栄養をしっかり行き届かせるためにも腸内環境を整える食物繊維も意識して食べるようにしましょう。ごぼうなどの根菜、豆類や芋類などに多く含まれていますよ。

衣服と洗剤選び

衣服は、肌触りがよく通気性のいいものを選びましょう。特に直接肌に触れる下着の材質は重要です。また、洗剤や柔軟剤も、敏感肌用や赤ちゃんでも使えるものなどを使うといいでしょう。とにかくできてしまったニキビに刺激は禁物です。

衣服だけでなく、寝具の材質や清潔さもポイント。忙しさにかまけて洗濯を怠っていると、雑菌が繁殖しやすくなるため、寝ている間にニキビを悪化させてしまいます。

医療機関を受診

重症化してしまったニキビは、できるだけ早くこれ以上の進行を食い止めたいですよね。また、ホームケアではどうも治らないニキビは、先述のように皮膚病の一種である可能性も。こうなると食事や保湿に気をつけてもなかなか改善されませんから、医療機関で適切な処置を受ける必要があります。

内服薬・外用薬(ビタミン剤、抗真菌薬や抗生物質など)やケミカルピーリング、イオン導入や光による治療などが一般的ですが、保険が適用されない美容皮膚科でのみ行われていて皮膚科では取り扱っていない治療法もあります。

背中にできてしまったニキビ跡の対処法

できたニキビが治った後も、肌にうっすらと残ってしまうニキビ跡。自分の目にはなかなか映りませんが、他人には意外と見られているものなんです。

なぜニキビ跡が残りやすい?

背中はほぼいつも衣服に隠れているため、服との摩擦が起きます。すると炎症やメラニン色素沈着を起こしやすいので、顔などに比べてシミのようなニキビ跡が残りやすいのです。
また、自分では見えにくいためニキビができていることに気づくのが遅れ、早めのケアができないことも理由の一つ。そしてお手入れをしたくても、手が届きにくいので薬を塗ったりということも難しいですよね。

ひどい炎症を起こしてしまったり芯が根深かったり、無理やり潰してしまったりすると、クレーター状に深く掘れたようなニキビ跡が残ってしまいます。これは真皮層にまでダメージが与えられているもっとも完治が難しいタイプのニキビ跡で、セルフケアで消すことは難しいでしょう。

同様に、ケロイド状に盛り上がったニキビ跡も消すのは簡単ではなく、「完治は不可能」という皮膚科医も多いようです。

残ってしまったニキビ跡は消せる?

真皮層にまでダメージが届いていなければ、ニキビ跡を薄くすることは可能と言われています。そのためにはターンオーバーを促進してあげることが最大のポイント。

ピーリング効果のある石けんなどを使って、古く固くなった角質を優しく取り除いて柔らかくしてやると、ターンオーバーが正常に行われやすくなりますよ。ただしニキビが炎症を起こしているときにピーリングを行うと、かえってニキビに刺激を与えてしまい悪化する可能性があるので避けましょう。

ですが本気で治したいなら、確実な方法を選ぶのが一番。専門家による治療を受けることで、自分では改善しきれないニキビ跡にも効果を感じることができるはずです。

皮膚科や美容皮膚科で治療を受けられますが、皮膚科は皮膚トラブルや異常の治療、対する美容皮膚科は美容目的の施術も行われます。自費診療も多いので、必ず治療開始前には料金も含めて納得がいくまで説明を受けましょう。

そのほか、エステでもニキビ跡に対する施術が受けられることも。ですがエステは医療機関ではないため、保険は適用されません。施術内容や料金などを事前によく確認してください。

背中にニキビができないようにするための予防法

一度背中にニキビができてしまうとケアも難しいですし、炎症も起こしやすいもの。日頃から予防に努めることで、キレイな背中をキープすることができますよ。

普段からの食生活

脂分の多い食事や甘いものの取り過ぎなど、偏った食生活にならないように心がけましょう。全く食べてはいけないわけではありませんが、毎日ファストフードや揚げ物を食べるというのは背中に限らずニキビのもと。

ビタミンの豊富な食材を積極的にメニューに取り入れ、難しいようならビタミン剤やサプリなどを利用するのもいいでしょう。

背中をいつも清潔に

かいてしまった汗をそのままにしておくと、水分は乾いていきますが毛穴を汚してしまいます。ですからこまめに清潔なタオルで拭いたりシャワーで流すなどして、清潔に保つように心がけましょう。

洗う順番などニキビ対策としての入浴方法は、上記ケア方法として紹介してありますのでそちらを参考にしてみてください。そしてニキビができていない状態の背中になら、ビタミンC誘導体など皮脂を抑えてくれる効果が期待できる成分配合の化粧水を使うといいでしょう。

ニキビができている時は手のひらなどで優しく洗うのが刺激を与えないのでベストですが、予防として柔らかい毛のボディブラシを使うのもおすすめ。

寝具や衣類にも気を配る

寝ている間に人はコップ1杯から1.5杯分の汗をかきます。シーツは少なくとも週に一回は洗うようにし清潔に保ちましょう。下着はおそらくほとんどの人が毎日洗濯していると思いますが、見落としがちなパジャマも毎日洗濯が望ましいですね。

そしてなるべく肌に優しい成分の洗剤や柔軟剤を使って、皮膚に刺激を与えないようにすることも忘れずに。

ストレスケア

ストレスを溜めると、ホルモンバランスは乱れがちになります。男性ホルモン過多になると、皮脂分泌が多くなり背中に限らずニキビができやすくなると言われているので、なるべくストレスを溜めないことは大切。

とはいえ、仕事に家庭に忙しい毎日を送る私たちの生きる現代はストレス社会です。「ストレスを溜めない」ことは簡単ではありませんね。趣味に没頭する時間を作る、好きな香りをまとう、体を動かす…など自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。

おすすめのニキビケアグッズ6選

数あるニキビケアグッズの中から、中でもイチオシをまとめてみました。いまニキビがある背中に使えるものもありますが、それぞれの注意書きをよく読んでから使用してくださいね。

石けん・ボディーソープ

Non A(ノン・エー)/プライマリー社

薬用ニキビ専用洗顔石鹸の「ノン・エー」は、泡立ちがよく弾力ある細かな泡ですっきり洗い上げられると評判です。またローヤルゼリーやヒアルロン酸、リピジュアといったうるおい成分が配合されているので、保湿効果も期待できますね。

洗顔石鹸ですが、全身のニキビケア・予防に使えます。無着色料・無香料・無鉱物油と刺激の少ない処方です。

ノブAアクネソープ/NOV

肌荒れを緩和する作用のあるグリチルリチン酸2Kと黄檗エキスを配合しています。敏感肌にも使える低刺激処方ですがさっぱりした洗いごこち。またアクネ菌の栄養源になってしまう成分が配合されていないので、できてしまったニキビの悪化を抑えます。背中の皮脂が気になる人にオススメ。

ボディタオル・ブラシ

天然馬毛ボディブラシ/Hikeren

薬用ニキビ専用洗顔石鹸の「ノン・エー」は、泡立ちがよく弾力ある細かな泡ですっきり洗い上げられると評判です。またローヤルゼリーやヒアルロン酸、リピジュアといったうるおい成分が配合されているので、保湿効果も期待できますね。

洗顔石鹸ですが、全身のニキビケア・予防に使えます。無着色料・無香料・無鉱物油と刺激の少ない処方です。

天然生成 絹ボディタオル/京都シルク

凹凸のある真わたシルクを表面に使っているので、ボディのくぼみにぴったりフィット。お肌に負担をかけずに古い角質や皮脂汚れを落としてくれます。肌触りがよくチクチクしません。背中の手が届きにくい部分はたすき掛けのようにして洗いましょう。

化粧水・ボディジェル

クリアボディ スムースローション/オルビス

スプレータイプの薬用ローションで、手が届きにくい背中にも便利。グリチルレチン酸ジカリウムやシャクヤクエキス、クチナシエキスなどニキビケアにぴったりの成分がたっぷりです。オイルカット処方。どんな角度でも使える特殊スプレーも便利ですね。

ジュエルレイン/ピカイチ

23種もの美容成分を配合した、背中ケアジェル。サリチル酸が角質を柔らかくし、グリチルリチン酸ジカリウムがニキビ予防に作用します。さらにスクワランやアロエキスなどの保湿成分配合で、ツルツルの背中を目指します。

まとめ

普段の食生活や入浴の仕方、ケア方法に気を配ることでニキビ予防ができますし、もしできてしまっても早めのケアをすることでニキビ跡が残るリスクを減らせる可能性があります。

ニキビが炎症を起こすなどしてニキビ跡が残ってしまったら、ターンオーバーを活性化させるように気を配りましょう。それでも効果が得られないようなら皮膚科や美容皮膚科、エステなどで専門のケアを受けるのが確実です。

おすすめニキビケアグッズも参考に、後ろ姿にも自信の持てる背中を目指しましょう!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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