【漢方薬剤師に聞く!】女性の悩みに効くオススメ漢方!頭痛・ダイエット編

【漢方薬剤師に聞く!】女性の悩みに効くオススメ漢方!頭痛・ダイエット編

女性の体調不良の中でも「頭痛」に悩む女性が増えています。またダイエットが成功しないという女性も多いですよね。そういった女性の悩みにも漢方は応えてくれるそうです!渋谷DSクリニックの漢方薬剤師である髙城千絵子先生にお話をお聞きします!
女性特有の不調は漢方で改善! 髙城千絵子先生

頭痛で悩む人におすすめの漢方の選び方とは?

最近はPCやスマホなどの影響もあってか、頭痛に悩む女性が増えていると聞いています。頭痛に効く漢方はありますか?

「頭痛に効く漢方はあります。ただ、漢方は単に頭痛自体を治すというアプローチ法ではなく、その人よって異なる『頭痛が起こっている真の原因』をとらえ、そこにアプローチして頭痛を解消していきます。
ですから、自分の症状と異なる漢方を飲んでしまうと、効果が出ないだけでなく、症状が悪化してしまうケースもあるので注意が必要です。

この後にご紹介する例を参考にして自分の症状を良く見つめてみましょう。そして漢方を始めてみようと思った方も、決して自分だけで判断せずに、漢方のチェックシート(症状を記入するだけで自分の体質がわかるもの)などを用意しているクリニックや漢方薬剤師などにご相談いただければと思います。具体的な例は以下の通りです。

■頭痛+ 赤ら顔・イライラ・高血圧・肩こり・睡眠時無呼吸といった症状…『柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつ ぼれいとう)』など

■頭痛+ 冷え・むくみ・貧血・のぼせ・肩こり + イライラする症状…『加味逍遥散(かみしょうようさん)』など

■頭痛+ 貧血・冷え・むくみ…『当帰芍薬散(とうき しゃくやくさん)』など

■頭痛+ 冷えのぼせ(頭が熱くて足が冷たいという冷えとのぼせが同時に起こる方)…『桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)』など

■頭痛+ 体力がない・神経過敏・不安…『柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいし かんきょうとう)』『桂枝加竜骨牡蠣湯(けいし かりゅうこつぼれいとう)』など」(髙城先生)

漢方でダイエットしたい人必見!おすすめの漢方の選び方

漢方でダイエットしたい人のために、おすすめの漢方を教えていただけますか?

「痩せにくい要因の1つに体の代謝が落ちていることが挙げられます。体の代謝が落ちている原因に『胃腸が弱いまたは胃腸機能が落ちている』というケースがあります。
『胃腸が弱い』と聞くと、食べられなくて痩せている人をイメージされるかもしれませんが、漢方では胃腸で『氣(き)』の流れを作っていると考えます。『氣』とは『身体のすべてを動かしているエネルギーのこと』をいいます。

ですから胃腸が弱っていて『氣』が作れないと代謝が上がらず、食べ過ぎてもいないのに『痩せない』『太る』という状態に陥ります。そういう方には、まずは『胃腸の治療』をするような漢方をお出しして、そこから痩せる体を作っていくことが必要です」(髙城先生)

胃腸が弱って痩せないということがあるとは知りませんでした。その他にもありますか?

「その他では、『血が足りない』というタイプの方は、どんなに運動をしても痩せません。それは『血』が足りないと、体が常に不安な状態になり栄養などを『溜める』体にシフトしてしまうからです。また、『ストレス』によって自律神経が乱れることで、本人の自覚がないまま過食してしまって太るというケースも多くみられます。

なお、おすすめの漢方ではないのですが、漢方でダイエットしたいと思っている方に『お腹の脂肪を落とす』というようなキャッチフレーズで市販されている漢方を飲んでいる女性患者さまがいらっしゃいます。
その多くには『防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)』や『大柴胡湯(だいさいことう)』などの漢方薬が主成分として入っているのですが、この漢方は元々は皮膚病・アトピー・痛風などのお薬で、例えばメタボの男性で体に必要以上の熱がこもっているような方に向くものなのです。
ですから、冷え性やむくみがあるようなタイプの女性が『痩せる』イメージで服用してしまうと、体をさらに冷やしたり、代謝を落としてしまうなど、逆効果だけでなく体調不良の引き金にもなりかねません。そうとは知らずに飲んでしまっている女性も多いので、注意が必要と思います」(髙城先生)

漢方の特徴を知って、自分に合った漢方を選んでいくことが大切なのですね。

「同じ『痩せない・太る』でも、漢方からみた原因はさまざまです。ですから、ここで一概に、痩せる漢方名をお伝えすることは難しいのですが、漢方の力を借りて、痩せることは可能です」(髙城先生)

漢方は女性の体の悩みを優しくサポートしてくれる

「実は私自身、学生時代に、胃腸がとても弱くて試験前に辛い症状が出てしまったり、本当に疲れてしまって朝なかなか起きられないという体の不調を経験したことがあります。そこで病院に行くのですが、『異常なし』という診断に悩んだのを記憶しています。

ついイライラしてしまう、疲れがたまって寝ても寝てもその疲れがとれない…。こういった女性に多い悩みに、『これは私が悪いの?』『なんでいつも自分はこうなんだろう』と人知れず悩んでいる方多いのではないでしょうか。

でも漢方ではこういったものも『未病(みびょう)』といって、病気になる一歩手前の状態だと考えます。つまり、これらの女性の心身の不調は決して自分のせいではなく、漢方で改善していくことができるものがほとんどで、実際に、私自身も漢方でとても改善されました。
『やる気が足りないから』『気の持ちよう』などと諦めないで、自分の身体にある「未病」に気づき、積極的に体質改善していってほしいと思います。その「未病」、漢方で治せます!」(髙城先生)

女性の体の不調の多くは未病だったのですね。まずは、あなたも漢方を試してみてはいかがですか?
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
■監修
髙城 千絵子 先生
渋谷DSクリニック 漢方薬剤師
  • 同テーマの内部記事リンク(6月20日公開予定)
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