【医師に聞く!】病院での肝斑治療!院長オススメの治療法とは?

【医師に聞く!】病院での肝斑治療!院長オススメの治療法とは?

肝斑は薄くなりにくいシミといわれた時代もありましたが、今の病院などで受けられる肝斑治療の効果は高いそうです。そこでイーストワン皮膚科・形成外科の院長である白石美緒先生に、肝斑の治療法や病院でもらえるお薬について教えていただきます!
「肝斑」の原因は××だった! 白石美緒先生

オススメの肝斑治療その1 <ケミカルピーリング>

肝斑は病院やクリニックによる治療で大きく改善できるようになったと聞きましたが、先生オススメの治療法を教えてください!

「子どもは日焼けをしてもすぐにきれいな肌に戻りますよね。それは子どもの肌は代謝が良いので、日焼けで過剰になったメラニンもすぐに排出されてシミなどに残らないのです。
これと同じ考え方で、肌の代謝が上げればメラニン色素が肌の内部に溜まらなくなるので、肝斑は自然と薄くなっていきます。

そういったことから私がオススメする肝斑の治療法は、病院やクリニックで受けられる『ケミカルピーリング』です。ケミカルピーリングとは薬剤を肌に塗って肌の代謝を上げる治療法で、肌の代謝を上げてシミの元となるメラニン色素の排出を促すことで肝斑を薄くしていく効果が期待できます」(白石先生)

オススメの肝斑治療その2 <塗り薬「トレチノイン」>

病院やクリニックでは、肝斑に効果がある塗り薬が処方されるそうですが、どういったものがありますか?

「肝斑には、『トレチノイン』が良いと思います。『トレチノイン』とはビタミンAの一種で肌の代謝を上げる作用があり、お顔全体に塗ることができます。
『ハイドロキノン』という成分もお顔のシミに有効なのですが、塗った部分の色を抜くような作用をするのでお顔全体に使うことはできません。ですから肝斑のシミのように細かくて範囲がはっきりしないようなシミには塗りにくいというマイナス面があると思います。

『トレチノイン』や『ピーリング石鹸』のようなお顔全体に使用できて、肌の代謝を上げることで肝斑を排出してくれるようなものが良いと思います」(白石先生)

オススメの肝斑治療その3 <飲み薬 トラネキサム酸/ビタミンC/飲む日焼け止め>

病院の肝斑治療では、体の中からも肝斑を薄くするような飲み薬による治療も大切と指導されるそうですが?

「肝斑などのシミに対しては飲み薬も有効で『トラネキサム酸』と『ビタミンC』の2種類を処方するのが一般的です。

□ 病院でもらえる内服薬の例 □

◆トラネキサム酸…肌へのダメージを残さないというような働きをする成分です。例えば、ケガの跡などがシミになることを『炎症後色素沈着』というのですが、『トラネキサム酸』の飲み薬は、そういった跡をシミさせないために処方するお薬です。肝斑でいうと、肝斑を悪化させる紫外線などによるダメージを残さないようにするといったイメージで良いと思います。

◆ビタミンC…肌の代謝を上げたり、肌のハリを作るコラーゲンの生成や美白などにもかかわる成分なので『肌の良い循環』を作ってくれるものといえると思います。

◆飲む日焼け止め…一部のクリニックなどで出しているお薬で処方薬ではありませんが、日焼けによるダメージをカットするような効果が期待できます。これは日焼けをして赤くなるような方だと、日焼けで赤くなることを防止して肌にダメージが残らないようにしてくれるといった効果で例えることができます」(白石先生)

飲む日焼け止めの効果的な使い方を教えてください!

「本来は毎日飲むのが理想ですが、1ヶ月分5000~10000円くらいかかってしまうので長期的に継続するとなるとランニングコストが気になりますよね。そんなときは、『海外旅行に行く』『アウトドアで遊ぶ』『子どもの運動会』など、炎天下での予定がある日にピンポイントで飲むだけでも、肝斑などのシミが濃くならずにすみます。

通常の『塗る日焼け止め』は、海でのレジャーなどではすぐに取れてしまいますし、効果を持続させるために2~3時間おきに塗り直すことが必要なのですがなかなか難しいですよね。そういったことから補足的な意味でも『飲む日焼け止め』をうまく活用して、肝斑が濃くならないようにケアすると良いでしょう」(白石先生)

白石先生によると、普通の肝斑治療薬であれば、保険がきく処方薬として出していただけるそうです。本気で治したいときは病院やクリニックに相談してみるのが良さそうです!
■監修
白石 美緒 先生
イーストワン皮膚科・形成外科  院長

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