倉敷意匠計画室 ほうろうお弁当箱 〜ユーモラスでシックな佇まい〜

倉敷意匠計画室 ほうろうお弁当箱 〜ユーモラスでシックな佇まい〜

久しぶりに倉敷を訪れ、チャーミングなお弁当箱と出会いました。
川島屋百貨店

倉敷意匠計画室

ほうろうお弁当箱

倉敷意匠計画室 ほうろうお弁当箱
愛らしいオーバル型で猫のイラストが付されていて、ユーモラスでシックな佇まい。以前からお付き合いがある「倉敷意匠計画室」が、オリジナルで創ったものです。

「倉敷意匠計画室」は、社長を務める田邉真輔さんが営んでいる、暮らしにまつわる雑貨を扱っているブランド。倉敷市にあるショップには、さまざまな器や文具類をはじめ、バッグやアクセサリーなど、幅広いアイテムが揃っています。
店内をじっくり巡っていて飽きないので、「東京にもショップを作って欲しい」と思ったりもしますが、地方には地方ならではの良さがあります。その地に根付いているお店を、東京から出向いて訪ねていくことが、大事なことかもと思います。

凝り性の田邉さんは、好きな作家さんを見つけると、話を持ちかけては、さまざまなモノ作りに挑戦してきました。それも、作家さんと丁寧にコミュニケーションをとって、一緒に新しいものを作っていくので、たいへんな手間暇がかかることも――このホウロウお弁当箱にも、そんなエピソードが付いています。

トラネコボンボンを主宰する料理人・中西なちおさんの著書『記憶のモンプチ』(ギャルリ百草)に触発された田邉さんは、猫をテーマにした商品を作ろうと考え、「トラネコボンボンさんに絵を描いて欲しい。それも真っ白なホウロウ製のお弁当箱に」と思ったそうです。

想像したお弁当箱はオーバル型。ところが、ホウロウのメーカーにあたったところ、作ったことがない、あるいは作るにしても法外にお金がかかると言われてしまったのです。
あきらめきれない田邉さんは、いくつもの工場にあたり、やっとのことで作ってくれる工場と出会うことができました。そこにイラストを載せてみたら、予想通り、いや、それ以上の仕上がりになりました。

ホウロウの持っている艶のある質感が、イラストを引き立てるとともに、中に入れたおかずをおいしそうに見せてくれます。

これなら、お弁当箱だけでなく、おかずの保存容器としても使えそう。あるいは、小間物を入れておく容器にして、デスクの片隅に置いておいてもいい感じです。
 
視線を投げかける度に、田邉さんが語ってくれたエピソードを思い出し、丁寧に使おうという気持ちになります。
倉敷意匠計画室
倉敷意匠計画室
トラネコボンボン ほうろうお弁当箱
価格:M 4,300円 S 4,000円(税別)
問い合わせ先:倉敷意匠アチブランチ
TEL:086-441-7710
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。多摩美術大学非常勤講師。