オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー アセテート製の櫛

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー アセテート製の櫛

ここ1年ほど、髪を少し長くしていて、小さな櫛を持ち歩くようになりました。
川島屋百貨店

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー

アセテート製の櫛

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー ペンニュ
手に入れたのは、代官山にある「Officine Universelle Buly(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ ビュリー:以下、ビュリー)」。3年前にパリでオープンしたブティックが、今年4月に東京で開いたお店です。

そのルーツは、1803年に誕生した“美容総合薬局”に遡ります。「フランスではかつて、美容品と薬品を一緒に扱う“美容総合薬局”がたくさんあったのです」と、オーナーでありコミュニケーションディレクターを務めるVictoire de Taillac(ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック)さん。歴史あるストーリーに魅了され、「ビュリー」を再生することにしたのだそうです。

“健やかな美しさを叶えるための製品”ということで、フェイスケア、ボディケア、香水、ブラシなどの美容道具まで、自然の恵みを最大限に引き出し、こだわって作った商品だけを揃えていると言います。

世界中から厳選した自然素材を活かしたオイルやクレイ、長時間にわたって香る水性の香水など、ユニークな商品がたくさん並んでいますが、あまりに種類があるので、まずはお店の人の説明を聴くところから———。

お店の人のユニフォームは、白衣を思わせる長めの上着なのですが、明るめの紺色でフラットカラーの丸襟なのがシックな雰囲気。それぞれの商品の特徴や効能について、実に丁寧に説明してくれます。

この櫛は、ショーウィンドーに大小さまざまなかたちでずらりと並んでいたもの。19世紀後半に開発された天然の樹脂でできていて、この小さなサイズのものは、本来、男性の髭のための櫛だそう。その由来と愛らしい姿に惹かれ、「ポーチに入れておくのにちょうどいい」と手に入れました。
右と左で、櫛の歯の幅が微妙に違っているので、横や後ろの髪は大きめの歯で、前髪は小さめの歯でと、使い分けできるのも嬉しいところのひとつです。

ちょっと髪を整えたい時、化粧室の鏡に向かい、小さな小さな櫛を使っている姿を見ながら、少し贅沢な気分になります。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー
Officine Universelle Buly(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー)
アセテート製の櫛
価格:3,500円(税別)
問い合わせ先:オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー本店
TEL:0120-09-1803
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。多摩美術大学非常勤講師。