歯科矯正は健康にもつながる!?歯科矯正で得られるメリットを紹介!

歯科矯正は健康にもつながる!?歯科矯正で得られるメリットを紹介!

歯科矯正とは歯並びを治すだけではなく、体の不調も治す場合もあります。自力では対処が難しく痛いイメージもありますが、マウスピースを使った方法から子供の歯科矯正までご紹介。保険の適用や医療費控除費用など、安い費用でおさえるためのポイントもまとめました。失敗しない歯科矯正を目指しましょう!

矯正歯科とは?歯科矯正のメリット

矯正歯科とは歯並びや噛み合わせの悪いところをきちんと噛み合うようにして、歯並びもきれいにする歯科治療のことです。矯正装置を用いて、歯やあごの骨に力をかけ、時間をかけて治していきます。
歯の噛み合わせをよくないままにしておくと、食べ物がよく噛めない、虫歯になりやすい、言葉が明瞭に伝わらないという問題が起こる場合があります。

歯科矯正のメリットは以下のような点が挙げられます。

●歯並びのコンプレックスからの脱却
歯科矯正を行う上での大きなメリットは、歯並びによるコンプレックスから解放されて、ストレス解消につながるということではないでしょうか。そのため、対人関係がよくなったり、気持ちが晴れやかになるなどの効果が期待できます。

●噛み合わせが整う
噛み合わせが整うことによって、左右の歯で咀嚼することができるようになり、顔のゆがみが改善されたり、歯ぎしりの解消、また、消化器官への負担を減らすという効果も期待できます。

●虫歯や歯周病になりにくくなる
歯並びが整うことにより歯磨きがしやすくなります。そのため、虫歯や歯周病のリスクが低くなります。また、口臭予防にも効果的だと言われています。

●体全体のバランスが整う
歯並びの悪さから頭蓋骨のバランスが崩れることがあり、そうなると体全体に負担がかかってしまいます。そうして頭痛や肩こり、めまいなどの症状を引き起こす場合があるのです。
そのため歯科矯正によって、現在起こっている体の不調を改善する効果も期待できます。

●全身の健康状態を整える
きちんと左右で咀嚼ができるようになると、表情筋がしっかりと使われるようになるのでホウレイ線やしわの改善に期待ができます。
また、しっかりとした咀嚼が唾液の分泌を促し、消化を助けたり、免疫力アップに効果的に働きます。また、脳内の血流がよくなり、脳の働きが活発になると言われています。

歯科矯正は高い?安い? 矯正装置の種類は?

●ブラケット矯正
ブラケット矯正とは最もスタンダードな矯正装置です。ブラケット矯正は一つ一つの歯に矯正装置をつけるため、細かい調整が可能であり、最も歯並びや噛み合わせをきれいにしやすいと言われています。しかし、ブラケット矯正は周りからはとても目立つ治療法です。しかし、現在ではブラケットが目立たないような素材の物も作られています。

費用は一般的には80万円程度と言われており、毎月の処置料が5千円前後というのが一般的です。治療期間は通常2年半から3年位かかります。

●舌側ブラケット矯正
歯の内側にブラケットを付ける治療法です。周囲からは目立ちにくい治療法です。
歯の内側にブラケットがつくため、舌がいつでも触れる位置にブラケットがあり、慣れるまで違和感があるでしょう。また、費用も通常のブラケット矯正よりも高くなります。
一般的に、費用は120万円前後で毎月の処置料は1万円程度、期間は3年程かかると言われています。

●マウスピース矯正
マウスピースを使って歯を動かす矯正治療です。マウスピースは透明なので目立ちはしません。しかし、抜歯を必要とするほど歯を動かす位置が大きい場合には向いていない治療法です。そして、完全には歯を動かせないので、多少のずれなどは残ってしまうことがあります。また、取り外しが自分で簡単にできるので、使わなくなってしまうと歯の位置が元に戻ってしまったり、治療期間が長引いてしまいます。
一般的に費用は上下で80万円ほどで、上か下だけの治療も可能です。期間は1年から2年ほどで、使い方によって長くかかる場合もあります。

●部分矯正
気になる前歯のみを治療します。前述の方法でも行うことができます。奥歯を気にせずできるので歯周病の方なども行える治療法です。抜歯や歯を削るなどの処置も必要となります。しかし、噛み合わせを矯正することはできません。
一般的に、費用は15万円程度から80万円程度で、期間は3ヶ月から1年位です。

●ハイブリット矯正
歯がない部分や、被せ物をしている歯を利用して部分矯正とセラミック治療を一緒に行う治療法です。歯や歯茎へのダメージも少ないため、おススメの治療法です。しかし、被せ物をしていない歯を削る場合があるのと、費用が比較的高いというデメリットもあります。
一般的に矯正の費用は15万円から30万円ほどで、それとは別にセラミックは1本9万円程度かかります。

どの方法を見ても、「安い」とは言い難いのが料金面での特徴になります。

歯科矯正で保険や医療費控除は使える?

●一般的な費用
一般的に歯自由診療であるため、医療機関やどのような治療法を選ぶかによって費用は異なります。

一般的な矯正治療では保険は適用されず、初診料から矯正治療後の通院も含めるとトータル費用は70~100万円程度と言われています。もちろん、選択する医療機関や治療法によってはもっと費用がかかる場合もあります。

●保険適用なの?
一般的な矯正治療、歯列矯正は、健康保険は適用されません。
歯の矯正治療は「自費治療」、あるいは「自由診療」に該当するため、治療費は全額自己負担となります。自由診療は医療機関が診察内容と治療費用を決定するため、医療機関によって治療費全体の明細が変わってきます。

また、矯正治療も「口蓋裂や口唇裂などの先天的な咬合機能」、「外科的な治療が必要な顎変形症」に該当するケースの場合は保険が適用になります。

●医療費控除の対象になる?
歯科矯正において、保険適用は治療目的によって異なります。美容目的の場合は医療費控除の対象にはなりませんが、歯科矯正治療が必要とみなされた場合には医療費控除の対象になります。また、その際には医師の診断書が必要になる場合もありますので、治療前に事前に医師に確認しておくと安心して治療を行うことができるのではないでしょうか。

歯科矯正はやっぱり痛い?失敗もあるの?

●痛みの原因
矯正治療中には痛いと感じる場合があります。原因や対策を知っておきましょう。

ひとつは歯が動くときの痛みがあります。矯正装置を付けているだけで痛みがある場合は、歯が動いていることによる痛みだと考えていいでしょう。痛みが長期間続くわけではないので、ご安心ください。また、この時は咀嚼によっても痛みを感じる場合があります。その際は、柔らかいものを食べるなどすると痛みを緩和しやすくなると言われています。

痛いと感じるの原因ふたつめは、装置の接触により口内炎ができた場合です。
この場合は口内に接触する部分の装置の位置を、歯科医院などで調整してもらいましょう。

●歯が痛いと感じるメカニズムとは?
歯は「歯冠」「歯根」「歯槽骨」「歯槽膜」によって構成されていて、ブラケットを装着する部分は歯冠になります。ブラケットを装着し、負荷をかけることにより歯根を支える歯槽骨が徐々に動き、その際に炎症が起きて痛むと考えられています。


●痛みの軽減策
痛みの軽減策としては、コップ1杯にスプーン1杯の塩を溶かしいれ、口をすすぎうがいし、食塩水で口をすすぐ方法や電動歯ブラシによる歯茎のマッサージ、
痛み止めを飲むなどの方法があります。痛み止めは市販のものを利用することもあるかもしれませんが、その場合は事前に主治医に相談した方が安心です。

●矯正の失敗とはどんな症状?
歯並びの改善が見られない、 時間がかかりすぎているという症状は、歯列矯正の代表的な問題です。
矯正を始めてから想定期間を何年も経っているのに出っ歯などの悪い歯並びが改善されないケースがあります。また、歯並びの改善が完ぺきではない状態で治療終了になるケースもあります。

他には口の中心があっていないという場合があります。
矯正治療は終了したはずなのに、口の中心がずれてしまって咀嚼が上手くできなくなってしまうことがあります。矯正で改善するはずが、矯正によってずれてしまって、その状態で食事を続けることにより体の不調も引き起こしてしまう場合があります。

そして噛み合わせが悪化した場合も問題です。
矯正治療により前歯が出てしまい口が閉じなくなってしまったケースがあります。前歯で噛むことができなくなってしまい、奥歯で物をかむようになるため、奥歯だけに負担がかかってしまうようになります。

他にも顎に痛みがでてしまうことがあります。この原因として矯正により、かえって噛み合わせが悪くなり、顎に負担がかかってしまうという点が挙げられます。顎関節症になる恐れもあり、口をあけるたびに音がするようになってしまい、咀嚼する場所も定まらなくなってしまいます。

そして歯の根がぐらつくということも起こる場合があります。
矯正治療は、歯に負荷をかけて歯を動かしていくので、歯の根がぐらついてしまうことがあるのです。

●対策
対策として自分でできることは、クリニック選びです。クリニック選びをする中でとても重要なことは、自分の矯正の目的にクリニックが合うかどうかということです。
歯の矯正しか行わない歯科矯正専門のクリニックもあるので、歯科矯正を始める前の虫歯治療などは、他のクリニックに行ってくださいと言われてしまう場合もあります。この場合、虫歯治療だけは違うクリニックに行くのか、矯正も全て同じクリニックでお願いするのかは迷うところです。

しかし、歯科矯正をするにあたって最も信頼できるのは、歯科矯正専門のクリニックだと言われてます。一般的に言えることは、やはり専門のクリニックなだけあって矯正に関する経験や知識は豊富にあります。そして一般歯科の診療も行っているクリニックは、診療項目の1つに矯正治療が入っているだけで、決してそれだけを専門に扱っているわけではなく、専門のクリニックに比べて経験も知識も劣ってしまうかもしれません。また、技術も不明で口コミでも探しづらいかもしれません。歯の矯正は費用もとても高額ですし、見た目にも大きく関わってくることですので、いくつかの専門のクリニックや歯科を回って、自分に合うクリニックを探すのがオススメです。ランキングなどを参考にしてみるのも良いでしょう。

自力では治らない!子供の歯科矯正

●子供のうちから歯科矯正をする意味
子供の内から歯科矯正を行う目的はやはり歯並びの矯正です。悪い歯並びだと虫歯や歯周病などを引き起こしてしまうリスクがあります。また、顎の発育を整えるという目的もあります。顎がしっかり発育しないと咀嚼に問題が出てきたり、滑舌や、顔のゆがみまで引き起こしてしまう可能性があります。大人になってから顎の骨の治療を考えた場合、外科的な手術が必要になってしまう場合があるため、できる限り子供の内に改善させておく必要があります。

●歯科矯正をする時期は?
子供の矯正治療は、6歳から10歳にかけての永久歯に生え変わる時期からスタートするのが適切と言われています。完全に永久歯になってしまってからは抜歯をして歯並びを整えるためのスペースを作らなければならない場合があります。乳歯段階であれば、器具の装着だけでスペースを作ることも可能な場合があります。また、この時期に矯正を始めれば顎の成長を促すことも抑制することも可能です。

●全体の費用と保険や医療費控除は?
矯正費用の相場は一般的には50万円~100万円程度です。
子供の矯正時期には、第一治療期(3~10歳)と、第二治療期(中学生以降)があります。
乳歯に対する矯正治療の期間を第一治療期、永久歯に対する矯正治療の期間を第二治療期といいます。費用としては、第一治療期(3~10歳)は30~50万円程度、第二治療期(中学生以降)は70~100万円程度です。
第一治療期から矯正治療をしていて、そのまま第二治療を行う場合は、25~60万の費用相場になります。
矯正の費用は、矯正装置や口の状態で大きく変動がありますので、主治医としっかり話し合うことが大切です。
一般的に、子どもの歯科矯正も健康保険の適用外です。しかし、顎の骨のアンバランスさなどで引き起こされる「顎変形症」の場合には、健康保険が適用になります。

●親がするべきこと
矯正装置が装着されている部分はとても磨きにくく、歯も汚れやすくなっています。子供だけでは歯ブラシをしても汚れを全て落とし切れない可能性もあるので、毎日一緒にお手入れをしてあげましょう。また、取り外し可能な矯正装置の場合は定期的に洗浄してあげるのがベストです。

市販の義歯専用洗剤を使用できる場合もありますし、かかりつけのクリニックや歯科に洗浄剤が売られている場合がありますので、どのようなもので洗っていいのかをしっかり確認して、いつでも清潔な状態を保てるようにしてあげましょう。

また矯正治療にはとても長い期間かかる場合があります。歯が動くための痛みを伴う場合もあり、治療途中で子供が嫌がってしまうかもしれません。そのため、モチベーションをしっかり維持させることが大事です。矯正に対する不安やストレスの原因をしっかり聞いてあげて、励ましてあげましょう。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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