日焼け後の肌トラブルを防ぐには?日焼け後に施すべきアフターケア

日焼け後の肌トラブルを防ぐには?日焼け後に施すべきアフターケア

日焼けした肌を放っておくと、肌トラブルにつながってしまうことがあります。これらを防ぐためには日焼け後、時間を置かずケアを施すことが大切です。アフターケアの方法やパックやニベア、化粧水ローションなどのおすすめケア用品、食事での対処、予防法までご紹介します!

日焼けのアフターケアでは、最初に冷やすことが大切!

海水浴やアウトドアスポーツで強い日の光を浴び続けたことはありませんか?強い日射しで日焼けをすると身体が熱く火照ります。夜になっても熱をもったままで、何となくヒリヒリするような感触が出始めることもありますね。

このような状態になった時、どのように対処するべきなのでしょうか。

子供時代から現在まで、身近な話題である日焼けについて、様々なアドバイスを聞い他ことがあるかと思います。例えば、アロエの軟膏を塗ると良い、生のアロエの葉を切って開いたものをそのまま載せたほうが良いなどといった、民間療法が話題に上がるのは典型的です。

しかし、中には医学的な根拠がないだけでなく、避けるべき方法もあります。例えば、先ほどの生のアロエの葉を貼ることも、雑菌が多いため実は避けたほうがよい方法だと言われています。

まず、女性のスキンケアの観点から、日焼けへの対処のステップを確認してみることにしましょう。

日焼けによる火照りへの対処は、まずすぐに冷やすことです。日焼けは火傷と同じ状態であるため、表皮の炎症を抑えなければいけません。冷たいシャワーを浴びるかタオルを氷水に濡らして患部に当てます。火照りが引くまで続けましょう。

また、日焼けによる肌色の変化への対処も行います。

肌が黒くなるのは、紫外線にさらされたことによって、肌の表皮基底層でメラノサイトという色素細胞においてメラニン色素が産生されるためです。

日焼けしてから72時間のあいだに「即時性色素沈着」という元々あったメラニン色素によるという肌色の変化は起こりますが、長期的な色の黒さをもたらすメラニン色素は72時間から1週間ほどの期間に産生されます。

肌色を変えないためには、この期間に新たに紫外線を浴びることのないように注意する必要があります。

冷やした後は日焼けの重症度に適したアフターケアを

日焼けは火傷と同様の状態です。その症状により、幾つかのレベルに分類できます。

最も軽い日焼けは、I度の火傷と同じ軽度の状態です。肌の表皮がヒリヒリし、肌色に赤みが出て火照る感じがします。

次の段階はかなり重い日焼けで、II度の火傷と似た状態です。こちらはより強く痛みを感じ、肌表面に水疱ができることもあります。表皮だけでなくその下の真皮にも影響が出ています。傷から化膿する恐れもあるため、なるべく早く皮膚科を受診する必要があります。

軽い日焼けであれば自宅での対処も可能です。日焼けへの対処のステップとして、最初に冷やすことが大切ですが、その後はどのように対処していけばよいでしょうか。

日焼け後は肌が大変敏感になっているため、クレンジング料や洗顔料で痛みを感じる場合があります。汚れを落とす場合には刺激の少なめのアイテムを使用し、極力肌をこすらず1~2分以内に洗い流してしまいましょう。

次に、日焼け後の肌は大変乾燥しやすくなっているため、よく保湿しましょう。ふだんのスキンケアとして、化粧水・乳液やオールインワンジェルなどを使って手早くすませている方も多いのではないでしょうか。 日焼け後は、保湿のための美容液を使って、丁寧に行うようにすると効果的だと言われています。

なお、火照りや痛みがないという場合もあります。この場合も影響がなかったとは思わないでください。紫外線によって赤みやほてりの出にくい人もいるのです。特に、元々肌の色が濃いめの人が当てはまります。

目立たないだけで紫外線の影響は受けていますので、火照りや赤みのある場合と同様に対処するようにしましょう。

日焼け後のアフターケアに!水をたくさん飲もう!

日焼け後の肌は、日射しに当たったために熱を持ち、屋外にいたのなら風にさらされたこともあって、肌の水分が失われています。そのためまず肌の水分を補うことが必要であり、保湿をすることはとても大切です。

しかし、スキンケア用品で水を補うだけでは十分ではありません。

日焼けをすると、体温が高めになったり代謝を高めようという機能が働いたりするためか、喉が渇きやすくなります。

喉が渇いたと思ったときに飲んでも、吸収されるまでにはどうしても時間が必要です。また、吸収されたのち肌に行き渡るまでにも時間が必要です。時間を決めて定期的に水分を摂取する必要があるのです。

注意が必要なのは、飲み物の種類です。例えば、水なら吸収が早いですが、糖分や繊維質の高い飲料ですと消化吸収に時間がかかってしまいます。当然、身体に行き渡るのにも時間がかかってしまうのです。

また、緑茶やコーヒーなどの利尿作用のある飲料ですと、水分補給しているつもりでも、実際には体内に十分に留めることができないということも。どうしても味がないと飲みにくいようでしたら、麦茶のような糖分が少なく利尿作用のないお茶を飲むようにしましょう。

日焼けの重症度の高かった方は特に水分補給を意識することが大切です。体液の循環をよくし、患部の細胞を修復するための十分な栄養分を送る必要があるためです。身体が痛いと動くのも億劫になりますが、早く治すためにもこまめな水分補給を心がけましょう。

日焼け後のアフターケアでは質の高い睡眠も重要

日焼けへの対処として冷やす、保湿する、水分補給するといった方法がありましたが、アフターケアとして注目していただきたいことはまだあります。

日焼けへの対処のために、睡眠をよくとることは大切です。日焼けから回復するためには、日焼け、つまり軽い火傷によって傷ついた細胞を新陳代謝によって修復することが必要になるためです。

細胞の新陳代謝のために必要なのは、十分な休息。すなわち、睡眠です。日中の目覚めている時間帯は仕事やプライベートでの活動が多く、そういった活動に体力や栄養を費やす必要があります。また、外出すれば全く紫外線を浴びないわけにもいかず、傷ついたお肌をしっかり治す環境としてベストだとは言えません。

しかし夜間などの睡眠時間帯であれば、細胞の修復に集中することができます。

「美のゴールデンタイム」という睡眠時間はご存知でしょうか?
夜の22時から夜中の2時までは成長ホルモンの分泌される時間帯であることから、美容のためにはこの時間帯に眠ると良いという説です。

とはいえこの時刻に拘束される必要はありません。成長ホルモンの分泌は時刻でなく、睡眠の深さが関係しているのです。

人の睡眠にはサイクルがあり、レム睡眠からノンレム睡眠、そしてノンレム睡眠へと移り変わるのを繰り返して目覚めます。このうち、身体が深く眠っているノンレム睡眠中、さらに1回の睡眠の中でも最初の2回のサイクルのノンレム睡眠時に、成長ホルモンが最も多く分泌されることがわかっています。

この2回のサイクルは眠りについてから3時間です。ショートスリーパーの方や夜勤などで昼間に睡眠をとる習慣のある方でも、入眠から3時間の間にしっかり睡眠をとることで、肌の細胞修復に役立つ成長ホルモンの分泌の恩恵を受けられると言われています。

最初の3時間に深く眠れるよう、ぜひ快適な就寝環境を整えましょう。

パック?化粧水?日焼けのアフターケアにおすすめなケア用品

日焼け後のケアでは保湿が大切ですが、具体的なスキンケアについて確認していきましょう。

化粧水・乳液・美容液による保湿は日焼け当日から取り入れられます。肌の状態が落ち着いてきたら、パックをつかった保湿も可能です。

使い慣れたシートタイプのパックがあればそれでもかまいませんし、改めて購入するのであれば、固まるタイプのパックをおすすめします。

シートタイプのパックは顔に合わせた形状になっていて便利ですが、顔以外の部分に使うのが難しいです。また、シートの表面から水分が蒸発してしまうため、肌に浸透するための時間を長くかけられません。

固まるタイプのパックは、顔以外の場所にも簡単に応用できます。表面から水分が蒸発して肌近くの素材が乾く心配もないため、肌に十分に潤いを行き渡らせることができると言われています。

またハンドクリームとして使われることが多い「ニベア」を、パックにも活用される方もいますね。値段も手頃で簡単に取り入れられるため、身近なもので手軽にパックを始めてみたいという方は試してみるのも良いでしょう。

一点だけ注意したいのは、スクラブやゴマージュといった角質を剥がす目的のパックを使わないという点です。小さい粒の入った製品は日焼け後の弱った肌を強く刺激してしまいます。製品名や原材料ラベルを良く確認してから使いましょう。

皮がむけるほどの日焼けでも、自然に皮が剥がれ落ちてからならば、こうしたスクラブ製品を利用してもかまいません。新陳代謝の不足した箇所をサポートできますよ。

日焼け後の肌の変化には、美白成分のアルブチンやエラグ酸、ルシノール、トラネキサム酸、プラセンタエキスなどの含まれた美白化粧品で対処しましょう。

スキンケア全体を通して気をつけるべき点は、刺激性の小さいものを選ぶようにすることです。赤ちゃんの肌のように敏感だと思ってパックやローション、化粧水などを選び、いつも以上に大切に扱いましょう。

日焼け後のアフターケアは食べ物にもこだわろう!

日焼けへの対処には、身体の内側からのアプローチもあります。特に意識したいのは食事です。

新鮮な野菜や果物などの中には肌の回復を手助けしてくれる成分が多く含まれています。

肌の新陳代謝の力を高めるために役立つ栄養素には、ビタミンCやビタミンE、タンパク質、鉄分があります。

ビタミンCはレモンやオレンジなどの柑橘系のフルーツや、パプリカやブロッコリー、ミニトマトといった緑黄色野菜に多く含まれます。ビタミンCは熱で変性してしまうため、食材には火を通さず、サラダやデザートとしてそのまま食べるのがポイントです。

ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類やモロヘイヤ、カボチャ、アボカドなどに多く含まれます。タンパク質を摂るなら、赤身の肉や魚、牛乳などがおすすめです。鉄分を摂るにはレンズ豆や高野豆腐、しじみ、ほうれん草などを食べるようにしましょう。

シミの予防・改善に役立つ栄養素には、さきほどのビタミンC・Eのほか、ベータカロテン(ビタミンA)があります。ベータカロテンを含む食材には、鶏レバーやうなぎ、ほうれん草、にら、小松菜などがあります。

「食が細かったりどうしても苦手な食品があったりして十分に補うことができていないのでは」と心配な方は、サプリメントの活用がオススメです。

水溶性ビタミンであるビタミンCは、多く口にしても必要分しか体内に留まりません。飲み方の説明書通りにとっていれば摂りすぎるということはないので、ぜひ飲み物などにまぜて使いたいですね。

日焼け後のアフターケア!日焼けの予防も大切

日焼けへの対処として気をつけたいことで、忘れてはならないのが紫外線対策です。

一度日焼けした肌は修復のまっただ中にあり、とても脆弱になっています。火傷と同じ状態ですから、保護するのは当然だとも考えられます。しかし、火傷と違って「ケガ」という意識が薄れがちなのも事実です。

日焼けした上にさらに日焼けをすると、元々の傷の上に傷を負うことになり、新陳代謝のサイクルが乱れてしまいます。新陳代謝は通常28日周期で繰り返されていますが、もっと長くかかってしまう恐れがあるのです。

このように時間がかかることにより肌の回復が遅れて、日焼けした箇所がシミとなって残ってしまう場合もあると言われています。

ただ悩ましいことに、日焼け後の肌に日焼け止めを塗ることは肌に負担をかけるため、なるべくなら避けるべきだとも言われています。また、肌がターンオーバーするために皮膚の表面の皮が自然に剥がれるのを待つべき時でもあるのです。

それでも紫外線の強い場所に出かける場合はどうしたらよいのでしょうか。

まず、できるだけ日傘や帽子、長袖など肌を覆えるアイテムを用います。もしそれらを使用できないのであれば、できるだけ木陰や地下など日の当たらない場所を歩くようにするとよいでしょう。

日傘等を使うこともできないような屋外の活動への参加を避けられない場合には、日焼け止めのうち、紫外線吸収剤の入っていない物を使いましょう。

また、「飲む日焼け止め」を利用するのもよいでしょう。

飲む日焼け止めは、紫外線によるシミの発生を抑制し、修復を促進する効果の期待できる成分の含まれたサプリメントです。必要になったときに飲むのではなく、毎日飲み続けることが効果をもたらすと言われています。日焼けしそうなイベントの前から飲み始めるとよいでしょう。

正しいアフターケアで日焼けの肌トラブルも低減!?

日焼けへの対処、アフターケアとして肌の表面からのアプローチと内側からのアプローチをご紹介してきました。

日焼けのアフターケアでは、「冷やす・保湿・睡眠・栄養摂取・日焼け防止」の5つのポイントが大切です。

軽度とはいえ意識せざるを得ないほど強い日焼けをした後は、外で日に当たっていたことの疲れもありますし、日焼けした肌の修復の疲れも出るでしょう。アフターケアが面倒な気がしても仕方ありません。

しかし面倒は今だけですが、日焼けによる色素沈着で肌が黒くなったりシミになったりしたら、肌のトラブルは長く続いてしまいます。翌日に回すのではなく、その日のうちに日焼けのアフターケアを始めて、日焼けによる影響を最小限に留めてしまいましょう。

日常的に日焼け止めやUVカット機能をもつ化粧品を使うだけでなく、日頃から「飲む日焼け止め」を飲んだり、シミ予防や新陳代謝に効果のある栄養素を摂取する習慣を作ったりすれば、いざという時にも慌てずにすみます。

小さく積み重ねて、キレイなお肌を保っていくのはいかがでしょうか?

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