乾燥肌やストレス性蕁麻疹…。冬の肌トラブルを乗り切る生活習慣

乾燥肌やストレス性蕁麻疹…。冬の肌トラブルを乗り切る生活習慣

冬の到来とともに気になる、肌トラブル。外側からの保湿ケアはもちろんですが、そもそも「トラブルの起きにくい肌」を作るためには、生活習慣の改善も必要! ウォブクリニック中目黒院長の皮膚科医・高瀬聡子先生に、心がけたい生活習慣について聞きました。
冬ならではの肌トラブルにご用心! 高瀬聡子先生

乾燥による肌トラブルを防ぐ、食生活習慣

乾燥しやすい冬、保湿効果の高い基礎化粧品でケアをする人は多いと思いますが、外側からのケアだけでなく、内側からもケアして肌質改善をしたいもの。「一度、乾燥肌になってしまうと、治すのに時間がかかります。そもそも乾燥しにくい、うるおいのある肌作りを心がけましょう」と高瀬先生。そのために必要な生活とは?

「年末が近づくと、生活のリズムが乱れて、偏った食生活になりがち。外食が増え、栄養不足に陥る方も多いでしょう。また、飲み会が増えて暴飲暴食になりやすいことも。でも、乾燥肌を防ぐためなら、バランスのよい食事が必須です。

3大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)をバランスよく摂ったうえで、それぞれの代謝を助ける働きを持つビタミンも効果的に摂取しましょう。特にビタミンB群(豚肉、レバー、納豆など)は細胞にエネルギーを与え、ハリのある肌作りに欠かせない成分。また、柑橘類に多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成に必要。アボカドやナッツ類に多く含まれるビタミンEは抗酸化作用を持ち、血流をよくする働きがあります」(高瀬先生)

いずれも肌の代謝を高め、肌の内側の水分を保持するのに必要な成分。また、冬場は水を飲む量が減りやすいので、こまめに水分補給をすることも大切だそうです。

ストレスによる肌トラブルが出たときの対処法

年末が近づくと忙しくなり、ストレスを抱え込みやすくなりますよね。そんなとき、気をつけたい肌トラブルがあるそうですが……?

「強いストレスがかかることで、ストレス性蕁麻疹が出る人がいます。症状としては『膨隆疹(ぼうりゅうしん)』といって、皮膚に赤くふくれた曲面ができます。ストレスをなくすことは難しいので、基本的には医師の処方した外用薬で治しますが、生活習慣でもいくつか注意点があります。それは『刺激物を避けること』と『体を温めすぎないこと』。

コーヒーやお酒、煙草、辛いもの、甘いものなどの刺激物には血管を拡張させる作用があり、摂取すると蕁麻疹が出やすくなります。また、入浴も血管を拡張させるため、シャワーにとどめたほうが安心です」(高瀬先生)

蕁麻疹は、花粉症と同じでリラックスしたときに出やすいそう。そのため、外出時は症状が出なくても、帰宅すると急に出てくる人が多いのだとか。寒い冬場は、湯船に浸かってリラックスしたくなりますが、蕁麻疹が出る人は控えたほうがよさそうです。

気分転換をすることが肌トラブル予防には大切

日照時間の少ない冬は、情緒的に不安定になりやすい時期。だからこそ、気分転換の時間を持つことは、結果的に肌によいでしょうか?

「はい、気持ちがふさいだとき、睡眠不足に陥ったり、ストレスを溜め込んだりしてしまいますが、それらが肌荒れの原因になることも。睡眠不足は細胞の活性化を妨げますし、ストレスによって有害な活性酸素が出るほか、女性ホルモンのバランスも乱してしまいます。物悲しい気分になったとき、好きなことをして気分転換をする時間は、心はもちろん、肌のためにも大切です」(高瀬先生)

年末が近づき、慌ただしくなる時期。肌表面のケアだけでなく、食事や生活習慣を見直すことで、冬でもうるおいのある肌をキープしたいですね!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
■監修
高瀬 聡子 先生
ウォブクリニック 中目黒 院長/皮膚科医

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