頭皮がかゆくて痛い! 治りにくい【頭皮にきび】の原因と予防法

頭皮がかゆくて痛い! 治りにくい【頭皮にきび】の原因と予防法

頭ににきびができた経験はありますか?頭皮にきびは、大きい、かゆい、痛いという印象があり、ハゲないかという心配も。頭皮にきびの原因は、シャンプーやストレスかも。潰すのはOK?市販の薬では治らない?予防や対策、治し方、皮膚科での治療についてご紹介します。

痛い・かゆい・大きい!頭にできる“頭皮にきび”とは?

頭皮にきびはなぜできる?

頭皮にきびとは、頭皮の余分な皮脂や角質、汚れが毛穴に溜まり、蓋をしてしまうことが原因でできると言われています。
皮脂の排出ができないと頭皮の汚れは毛穴に溜まってしまいますが、新しい皮脂はどんどん分泌されるために、毛穴はどんどん膨らんでしまいます。そこに、皮膚の常在菌であるアクネ菌が大量に増殖してしまって炎症が起き、頭皮にきびができてしまうのです。そのため、頭皮にきびの多くがアクネ菌による頭皮の炎症だと考えられています。

顔にきびとの違い

頭皮にきびの特徴として、大きくて痛いということが挙げられます。頭皮と顔を比べると頭皮の毛穴の方が大きく、皮脂の分泌量も多いと言われています。そのためアクネ菌が増殖しやすく、毛穴も大きいことから、にきびもそのぶん大きくなりやすいのです。にきびは炎症のひとつであり、大きい方が炎症も強くなり、神経を刺激して痛いにきびになってしまいます。

また頭皮は顔と違って髪の毛で覆われているため、空気に触れづらく、汚れがたまりやすい上に停滞しやすいため、大きく痛いにきびになりやすいと言われています。

実はシャンプーが!?頭皮にきびの原因 その1

今使っているシャンプーを使い出したら頭皮環境が悪くなったなんてことはありませんか?その場合、現在使用しているシャンプーやコンディショナーがご自身の肌とあっていない可能性があります。
また、洗髪は頭皮環境を清潔に、健やかに保つためにはとても重要ですが、1日に何回も洗髪することは、実は頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。洗いすぎによって、頭皮の乾燥を招くこともあります。そうなると、頭皮を守るために皮脂が過剰分泌されてしまいます。そして、すすぎが足りなくて毛穴が詰まってしまったり、逆に洗髪を怠り、頭皮を不衛生な状態にしてしまったために雑菌が繁殖し、頭皮にきびができてしまうこともあります。

ストレスや生活習慣も…頭皮にきびの原因その2

【ストレス】

ストレスが肌に悪影響を起こすことはよく知られていますが、頭皮も肌の一部であり、ストレスが原因でトラブルを起こす場合があります。
ストレスによってホルモンの乱れなどが生じると、肌の新陳代謝が落ちてしまいます。またストレスが溜まると、男性ホルモンが活発になり皮脂の分泌を促してしまい、頭皮ニキビができやすい頭皮環境を作ってしまうのです。
ストレスを無くすというのはとても大変なことですが、ストレスフリーになるのは無理だとしても、ストレスを溜めないように上手くストレスを発散していきましょう。
ストレスによる血行不良を予防することも大切です。血行不良の改善には、軽い運動やストレッチなどを心がけるといいですね。しかし毎日の生活の中で義務付けてしまうと、やらなければいけないというストレスに変わってしまう可能性があります。なるべく自分がリラックスできる時に、気持ちいいと感じられる環境で、無理のない時間に行うと良いでしょう。

【生活習慣の乱れ】

寝不足や暴飲暴食などの生活習慣の乱れも、頭皮ニキビができる原因になると考えられます。現代人の今の食生活はビタミン不足が起こりやすいと言われており、生活習慣が乱れている上にビタミン不足にもなれば、皮脂の分泌は増加してしまいます。こうした生活習慣の乱れは頭皮にきびに限らず、その他の頭皮トラブルも引き起こす場合があります。

薬やサプリも有効!頭皮にきびの原因その3

ホルモンバランスが乱れることにより男性ホルモンの分泌が多くなると言われています。そのため、皮脂が過剰に分泌されてしまい、頭皮ニキビの原因となってしまうのです。
特に女性は月経前の排卵期にホルモンバランスを崩すことが多く、エストロゲンという女性ホルモンがアミノ酸の代謝を促進させ、これによりビタミンB6が過剰に消費されてしまうことがあります。
そのため、女性ホルモンを整える薬や、ビタミンを補うサプリ等も利用すると頭皮ニキビには効果的だと言われています。

放っておくとハゲに!?頭皮にきびの危険性

「頭に何か吹き出物ができているけど、見えないし触らないと痛みもないからいいかな」と頭皮ニキビを放置している人も意外と多いのではないでしょうか。または、手で潰してしまっている人もいるかもしれません。

適切なケアをしないで頭皮ニキビを放置してしまうと大変な事になる可能性があります。ニキビを潰すことによって、膿や菌が周りの頭皮にも飛び散ってしまい、症状が悪化する危険性があるほか、頭皮にきびを潰す際に、頭皮の奥にある真皮層にダメージを付けてしまう可能性があります。そうすると、毛根部分が傷つき毛細血管も破壊されてしまい、血液が周辺に流れ込み色素沈着を起こしてしまい、ニキビ跡が残ってしまいます。

つまり頭皮ニキビのケアを怠り、自分で不適切な処置をしてしまうと頭皮に色素沈着が起こり、炎症を起こした毛穴からは髪の毛が生えなくなり、ハゲの症状のひとつにもなりうる皮膚陥没をしてしまう恐れがあるのです。
頭皮の奥の真皮層はターンオーバーは行わないため、一度傷がついてしまうとなかなかもとには戻りません。そのため、皮膚科の受診が必要になるケースも考えられ、そうなる前に、適切なケアで早急に治しておくことが、肌の健康を保つためにも、ハゲ予防にも大切です。

できてしまう前に防ぐ!頭皮にきびの予防法

【正しい洗髪】

頭皮ニキビの予防法として、まず基本になるのが洗髪です。
正しい洗髪の仕方は以下の通りです。

1、洗髪をする前に軽くブラッシングして汚れを落とします。
2、髪をしっかりと濡らし、シャンプーをしましょう。
3、シャンプーを落とします。しっかりとすすいで、シャンプーを全て落とします。
4、リンスをします。シャンプーと同様に、リンスもしっかりとすすぎましょう。

洗髪をする際に気を付けたいのが「すすぎ」です。
シャンプーやリンスの洗い残しは毛穴詰まりの原因になり、頭皮ニキビを引き起こす恐れがあります。そのためすすぎはしっかりと行いましょう。もう泡はないと思っても、しばらくは仕上げのような気持ちですすぎを続けると良いでしょう。
また、洗髪は何度もすればいいというものではありません。1日に何度も洗髪をしたり、汚れを落とそうと爪を立ててゴシゴシと頭皮を洗ってしまうと、頭皮を 痛めてしまう可能性があります。頭皮が傷んだことで本来必要な皮脂も取り除いてしまうため、頭皮バリアが低下し、頭皮トラブルが起きやすくなってしまいます。
そして、洗髪後の髪はしっかりと乾かしましょう。頭皮が濡れたまま寝てしまうと雑菌の繁殖で頭皮ニキビができやすくなってしまいます。また、朝に洗髪をして濡れたまま外出してしまうと、より紫外線の刺激を受けやすくなり、頭皮の炎症から頭皮トラブルにつながる恐れもあります。

【枕カバーのこまめな交換】

枕にはとても多くの雑菌がいると言われています。睡眠中は新陳代謝が活発になり、頭皮から皮脂や汗が多量に分泌され、それが原因で枕に雑菌が増殖してしまうのです。
枕に雑菌がいる状態だと、頭皮にも雑菌が付着してしまいます。そして頭皮ニキビにつながってしまうのです。また、枕の汚れは頭皮のみならず顔にもニキビができやすくなってしまうので、枕は清潔に保つように心掛けましょう。

●枕の殺菌方法
1、枕が入るような大きさのバケツに40度くらいのお湯を入れて、重曹を小さじ1杯入れます。
2、その中に枕と枕カバーを入れ30分ほど放置します。
3、その後、洗濯機で洗濯して干しましょう。

忙しいとなかなか枕を殺菌するのは大変だと思いますが、こまめに枕カバーを交換するなど、枕を清潔にすることで頭皮ニキビの予防と改善につながります。多忙な方も、清潔なタオルを枕に敷くだけでずいぶん変わると言われています。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

【紫外線対策】

紫外線対策で、頭皮への対策は何かしていますか?
空に一番近い頭皮は、大量に紫外線を受けています。紫外線は皮膚の表皮と真皮層の細胞を壊し乾燥状態にしてしまうため、肌のターンオーバーのサイクルを狂わせてしまいます。そのため頭皮トラブルが起こりやすく、頭皮ニキビもできやすくなってしまうのです。
外出時は、日傘や通気性のいい帽子をかぶるのがオススメです。UV加工が施されているつばの広いものを被ると良いでしょう。しかし帽子を被るとどうしても頭皮に汗をかいてしまいます。汗も頭皮ニキビの原因になってしまうので、こまめに汗を拭くようにすることも大切です。

【バランスの取れた食事と睡眠】

●食生活
毎日バランスのとれた食事をとることによって、にきびが出来ない健康的な頭皮を手に入れることができると言われています。特にレバーやしじみ、牛乳といった、ビタミンB群を多く含む食材を食べるとにきび予防に効果を期待できます。

●良質な睡眠
良質な睡眠をとることは頭皮ニキビの改善に効果的だと言われています。長時間眠るというよりは、質のいい睡眠をとることを心掛けましょう。質のいい睡眠は、副交感神経の優位を引き起こし、血流を促進します。すると、新陳代謝が活発になり、髪の毛の成長を促す効果を期待できるのです。
また、睡眠時には免疫システムを正常化させる成長因子が多く分泌されるため、頭皮が保湿され頭皮の健康を守ると言われています。

潰すのはOK?できてしまったら対策を!頭皮にきびの治し方

【潰すのはNG】

頭皮ニキビは大きく痛みを伴うことも多いため、潰してしまいたくなるもの。しかし潰すと、手についた雑菌が免疫力の低下した患部に付着し、炎症を広げてしまう恐れがあります。そのため潰さないようにし、どうしても気になる場合は、皮膚科に行って処置をしてもらいましょう。

【雑菌の繁殖を抑える】

頭皮ニキビを予防、改善するためには、頭皮環境を良くする必要があります。頭皮の雑菌やアクネ菌の増殖を抑えることが、頭皮ニキビの改善には効果的だと言われています。頭皮を清潔に保つように心掛けましょう。

【髪を乾かす】

重要視されないのが髪を乾かすということです。髪を乾かさずに寝てしまうという人もいますが、それは頭皮ニキビにとってとても悪い環境を作り出してしまっています。頭皮が蒸れることによって老廃物が排出されにくくなり、雑菌も増殖しやすくさせてしまいます。できるだけドライヤーで頭皮を乾燥させましょう。

【分け目を変える】

髪の分け目は頭皮が外に出ている分、他の頭皮よりも無防備で弱っていることが多いと言われています。分け目を変えずにいるのはハゲの原因になる可能性もあるため、頭皮ニキビを予防する意味も込めて、分け目をこまめに変えることがオススメです。

治らない頭皮にきびは早めに皮膚科へ

なかなか頭皮ニキビが治らないと感じた場合、早めに皮膚科を受診することをおススメします。様々な治療法がありますが、まずは頭皮ニキビができる原因を突き止めてもらいましょう。
皮膚科で処方される薬には、外用薬のステロイド剤や、内服薬の抗ヒスタミン剤が処方されることが多いです。頭皮ニキビが悪化してしまって、外用薬では治療困難な場合は、レーザーを使用しての治療法もあります。

顔に比べると頭皮には毛穴が多く、そのぶん分泌される皮脂量も多くなると言われています。顔のべたつきが気になる人は、頭皮ではもっと皮脂が分泌されている可能性があるため、頭皮にきびの原因になる毛穴詰まりには注意が必要です。

また、皮膚科で軟膏を処方されたものの、頭皮だから塗りにくいという場合が見受けられます。そんな場合には、頭皮用にローションやゲルタイプの薬が処方されることもあります。
処方される薬のタイプは様々ありますが、まず処方されることが多いのは、にきびの原因であるアクネ菌を殺菌するための薬です。抗生剤で、内服用も塗るタイプの薬もあります。

ディフェリンゲルという薬は、アダパレンという成分が配合されています。肌のターンオーバーが乱れ、古い角質層が肌表面に溜まってしまうと、それが毛穴をふさいでしまい、ニキビの原因のひとつとなります。ディフェリンゲルは、古くなった角質を薄くすることで頭皮ニキビを予防する薬です。
こういった頭皮ニキビに効果的な薬を処方してもらえたり、または頭皮ニキビだと思っていたら違う病気だったということも考えられるため、治らないにきびがあると感じたら、早めの受診を心掛けましょう。


頭皮ニキビができてもさほど気にしていなかったという人も多いのではないでしょうか。頭皮も顔とつながっており、にきびが出来やすい場所です。放置しておくと、色素沈着や髪の毛が生えてこなくなるハゲにもつながる恐れがあります。予防には特別なことは必要なく、ポイントをおさえた洗髪や、生活習慣を整えることが大切です。出来てしまった頭皮にきびには適切なケアをし、顔のケア同様に、頭皮にも気を配っていきましょう!

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