咳を止める方法17選|長引くと疲労骨折も!ハチミツやツボなどご紹介

咳を止める方法17選|長引くと疲労骨折も!ハチミツやツボなどご紹介

つらい咳を止めるには、基本の換気やのど飴のほかハチミツしょうがや温かい飲み物、ツボ押しなど、簡単にできる効果的な方法がたくさん。咳の原因は風邪だけではなくホコリ、アレルギーや咳喘息の可能性も。咳症状が出る病気もご紹介。上手に対処して健康に!

咳を即効止めたい!どうすればいい?

咳が止まらない時、つらいですよね。職場や人ごみでは周りの人に対しても気になるし、苦しいし。すぐに病院で咳止めを処方してもらえればいいのですが、病院に行く時間がなかなか取れなかったり、休診日や夜などでは診察をすぐに受けることもできません。

そんな時に役立つ、効果的な咳止め方法を知っておきましょう。少し工夫したり、家にあるものを使って簡単にできるので、咳のせいで眠れない時や、苦しい咳に悩まされている時にオススメです。

方法1、「はちみつ」入りドリンクや温かい飲み物を飲む

咳が出ている時の喉は乾燥しがち。そして喉が乾燥すると咳が出やすくなります。この悪循環を防ぐため、温かい飲み物で喉をうるおしましょう。ホットココアなど温かい飲み物は蒸気で加湿作用も期待できますし、体もぽかぽかと温まるので風邪のひき始めの咳などにもよく効きます。

さらに効果を上げるためには、温かい飲み物に「はちみつ」を入れるのがおすすめ。はちみつには殺菌効果のある成分や抗酸化物質が含まれているため、咳を止めるのに役立ちます。お湯にはちみつを溶かしてもいいですし、紅茶に混ぜるのもおいしく頂けます。

またはちみつと相性のいいレモンとはちみつをお湯に混ぜる「ホットはちみつレモンドリンク」なら、クエン酸パワーで疲労回復にもなります。

方法2、「はちみつ」を直接なめる

アメリカの大学研究チームの発表によると、はちみつは市販の咳止め薬よりも効果があったというデータがあります。はちみつは抗酸化作用・殺菌作用のほか、保湿効果も高く免疫力アップにもつながる、優秀な食品。天然のものですので、安全に使えます。

お湯や紅茶に溶かして飲むのもいいですが、ティースプーン一杯のはちみつをそのままゆっくりなめて飲んでみてください。喉に直接作用し、楽になってくるでしょう。

でも1歳未満の乳幼児は、ボツリヌス症なり死亡例もありますから、はちみつを与えるのは非常に危険なので避けてくださいね。

方法3、生姜湯などの飲み物やスープ

はちみつに限らず、咳に効果的な食材を食事や飲み物に取り入れてみましょう。特に生姜に含まれる「ショウガオール」には強い殺菌力があり、病原菌由来の咳をおさえてくれます。また免疫力を高めて体をあたためる力があるので、風邪の時には積極的に摂りたい食材。

すりおろした生姜を湯に混ぜた生姜湯。飲みにくい場合ははちみつを足して、ハチミツ生姜湯にすると甘くて口当たりが良くなり、はちみつと生姜のダブル効果で咳を和らげてくれます。チューブの生姜より生のものがより効果的ですよ。

食事も、冷たいものは喉通りが良く気持ちがいいですが、なるべく温かいスープなどをメニューに入れるようにしましょう。温かい飲み物同様、体も温まり蒸気で喉がうるおされます。

方法4、こまめな水分補給

咳が続いているときは、こまめに水分を補給することに気をつけましょう。健康な時であっても、1日2リットル程度の水を飲むことが大事とされていますが、意識しておかなければついうっかり忘れがち。

体が水分不足になると乾燥して咳は出やすくなりますから、水分を十分に取り入れることで喉の炎症や咳症状を和らげるでしょう。また、痰(たん)が柔らかくなるので排出しやすくなります。

「腫れた喉に気持ちがいいから」と冷たい水を飲むと、気管が刺激され逆効果。常温もしくは温かい飲み物がベストです。

方法5、マスクの着用

マスクは、周りの人へのエチケットと同時に自分を菌から守り、さらに自分の呼気が循環することで喉に加湿効果を与えることができます。特に「濡れマスク」であれば、通常のマスクよりもさらに高い保湿効果が得られるので使ってみるといいでしょう。

濡れマスクは市販の使い捨てのものもありますが、ガーゼマスクを濡らしても作ることができます。

方法6、湿度を上げる

体の中の水分同様に、周りの空気の湿度にも気を配りましょう。空気が乾燥していると体内の水分は奪われがちになりますし、ウィルスや菌などが飛び散りやすいため、適度な湿度を保つことは風邪予防にも重要。

咳対策としての最適湿度は40〜60%です。湿度は高ければ高いほどいいわけではなく、高すぎると結露を招きカビや雑菌が繁殖しやすくなり、結果的に体にも悪影響を与えるので、適度な湿度を保つよう心がけましょう。

家に加湿器があれば簡単ですが、濡れタオルを高いところにかけたり、枕元に水を張った洗面器やコップを置くだけでも効果があります。いずれも効果が現れるまでに2時間ほどかかるので、夜の湿度が気になる場合は就寝2時間前には用意しておくといいですよ。

方法7、夏はエアコンの設定温度を上げる

エアコンは、室内の熱と水分を奪うことで気温を下げています。そのため、過剰運転や設定温度を極端に下げて使用すると、部屋は乾燥してしまい咳を誘発します。適度な湿気を保つために、設定温度は外気温との差5度以内のやや高めに設定し、濡れタオルをかけるなどして湿度に注意しましょう。

方法8、就寝時は横向きに寝る

寝ている時に咳が出やすくてぐっすり眠れないというのはよくあること。この理由の一つが自律神経にあります。夜眠っている時にはリラックスや弛緩を司る副交感神経が活発になりますが、それに伴い気管や気道は狭く過敏になり咳が出やすくなります。気管を広げるために横向きに寝ると、呼吸が楽になり咳が抑えられますよ。

そのほか、背中から頭が高くなるように少し上体を起こして眠るなど角度を工夫することで、喉に降りてきた鼻水を胃に流れ込みやすくし、咳を押さえゆっくり休むことができます。風邪などによる咳対策として試してみてください。

方法9、首を温める

首には太い血管が通っており、体全体の冷えなどにも首を温めるのが効果的。特に首と背中の境目あたりを温めると、気管が開きやすくなり呼吸が楽になるため、咳症状の緩和に役立ちます。

温かいペットボトルやカイロ、ドライヤーなどで温めるといいでしょう。また喉を温めることも血液循環を良くするので、ネックウォーマーやマフラーなどをまくと、咳を徐々に抑えることができます。

方法10、室内の換気

窓を開けて換気をしていますか?特に寒い季節は、温まった空気が出て行って寒くなるのが嫌で締め切ったままという人も多いのでは?すると室内にはホコリやウィルスなどが閉じ込められたままですから、当然咳が出やすい環境になってます。

窓を全開にする必要はなく、15センチほど開けて置くと5分程度で換気ができます。

方法11、空気清浄機の活用

ホコリなどによる咳を防ぎ症状を改善するためには、空気清浄機を活用するのもいいでしょう。加湿機能があるものもあり、24時間つけっぱなしでも低コストな空気清浄機が色々と販売されています。

ただし、メンテナンスを怠ると逆にホコリやウィルスを溜め込みやすくなり、空気中にそれらを振りまいてしまう場合も。使用する際はこまめにフィルターなどをチェックしましょう。

方法12、ホコリはNG!清掃を徹底する

ベッドなどある特定の場所に行くと咳がひどくなる場合は、寝具などについたホコリが原因かもしれません。部屋にもホコリが舞っている状態では咳は悪化する一方。徹底的に掃除をし、ホコリのない部屋をできるだけキープしましょう。

咳症状がある時の掃除はより咳がひどくなってつらいので、必ずマスクをして窓を開けて掃除をしましょう。窓から埃が出て行くので掃除の効率も上がります。

方法13、大根おろしを適度にとる

はちみつと生姜以外にも咳にオススメの食材があります。それは大根。すりおろしたり切ったりすることで生まれる大根の辛味成分「イソチオシアネート」には咳を鎮める作用があります。加熱すると生成されにくくなるため、生食するのが効果的です。

また、時間が経つと揮発してしまうため、すりおろしてすぐ食べるといいでしょう。そのままでは辛味が強いので食べにくい場合、はちみつを加えて摂取するとダブルのパワーで効果アップ。

方法14、喉に効く飴をなめる

たくさん市販されているのど飴。いずれも喉の痛みや咳に効果的な成分が配合されており、手軽に食べられるため家に常備しておきたい咳対策のひとつです。また飴を舐めると唾液の分泌量が多くなるので、喉のうるおい面でもおすすめです。より高い効果を得るためには、医薬部外品のものを選ぶのがおすすめ。

ただし医薬部外品の場合は記載されている用量・用法を守って使うことが大切。また医薬部外品ではなくてもなめすぎは糖分の過剰摂取につながるため、ノンシュガーのものを選んだり量に気をつけるなど注意しましょう。

方法15、ツボ押し

咳止めに作用するツボを押すのも効果的。なんの準備もなくてもできるので覚えておくといいでしょう。

◆天突(てんとつ)
両方の鎖骨の間のくぼみにあるツボ。下に向かって力を入れすぎず押します。

◆孔最(こうさい)
ひじを曲げた時にできるシワの上部から指約4本分指側にあります。

◆尺沢(しゃくたく)
軽く力を入れてひじを曲げた時にできるシワの上にあるツボ。腕を伸ばして軽く押します。

◆大椎(だいつい)
首の後ろにあり、首を曲げた時に出る大きな骨の下にあります。

方法16、市販の咳止め薬を飲む

薬箱に入れておきたい、市販の咳止め薬。咳がひどくて眠れないと体力が落ちて症状が悪化しやすいので、早めに薬で抑えることも大切です。咳止め薬には大きく3つのタイプがありあります。

◆錠剤タイプ
◆粉末タイプ
◆シロップタイプ

即効性を求めるのであれば吸収が早いシロップがいいでしょう。飲みやすい味になっているものが多いので小さな子供でも抵抗が少ないと言えます。ただし携帯には不向きなので、好みやライフスタイルによって選んでください。一般的に、それほど形状による効果の違いはありません。

ただし、喘息性気管支炎の場合、市販の咳止め薬で症状が悪化することがあります。また市販薬でも効果が得られず咳が続くようであれば、そのまま服薬し続けるのではなく病院で診察を受けるようにしましょう。

方法17、気管拡張薬の咳止めテープを貼る

1日1回貼るだけで咳がおさまるという咳止めテープ「ホクナリンテープ」。ツロブテロールという有効成分が皮膚からゆっくり吸収されて血管に入り込み、4〜5時間後に気管支を広げる働きがあるというもの。気管支が狭くなることによる息苦しさや咳、たんなどの症状を和らげます。具体的には気管支ぜんそく、急性及び慢性気管支炎、肺気腫の治療に使われています。

年齢や体重によって使う種類や大きさが決まっており、小さな子供でも使うことができるものです。ただこちらは、市販薬ではないのでお医者さんの処方が必要。

そもそも咳の原因ってなに?

咳を止める方法をご紹介しましたが、自分の咳の原因を知ることでより効果的な対策を取ることができます。大きく分けて以下のような原因で咳は起きています。

1、風邪

多く見られるのは感冒、つまり風邪症状のひとつとしての咳。風邪の9割はウィルスによるもので、気管に侵入しようとするウィルスの侵入を阻んだり、気道に溜まったたんを排出する役割もあります。

風邪による咳の場合、3週間ほどでおさまります。

2、大人の咳喘息

咳喘息(せきぜんそく)とは、1ヶ月以上たんを伴わない空咳が続くもの。通常の喘息と異なり、ぜいぜいヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)は見られません。夜中から明け方にかけて咳が激しくなり、寒暖差などで出やすくなります。

喘息の前段階としての咳喘息である可能性もあるので、放置せず正しい治療を受けることが大切です。

3、ウィルスやハウスダストなど異物への反応

咳は様々な異物から気管支や肺を守るための体の防御反応。風邪ウィルス以外にも、ハウスダストやホコリ、煙などの異物に反応します。気道の粘膜表面にあるセンサーが異物を感じ取り、脳に伝達され咳が起こる反射運動を「咳反射」と言います。

掃除や換気、空気清浄機の利用などで環境を整えることが重要です。

4、アレルギー反応

咳は、花粉、香水や化粧品などの化学物質、食物など様々なアレルギーの症状の一つでもあります。気管支の炎症は起こしていないので、咳止めや気管支拡張剤では抑制効果がなく咳は止まりません。

アレルギー自体の治療が必要となります。

5、気管支炎など病気の可能性

他にも、様々な病気の症状として咳が現れることがあります。長引く咳、咳以外に風邪症状もなくアレルギーでもない場合、これらの病気の可能性も考えられます。


・気管支炎
・咽頭アレルギー
・サルコイドーシス
・結核
・肺がん
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
・肺炎
・肺気腫
・百日ぜき
・気管支喘息
・後鼻漏
            など

1ヶ月以上咳が続いたり症状に改善が見られない場合、病院を受診することをお勧めします。

えっホント?…咳を放置していたら疲労骨折した!

続く咳を放置することは、根本の原因によっては悪化することもあり危険。ですがその他にも咳が体に与える影響があります。それは「疲労骨折」。一回の大きな圧力や刺激でボキッと折れる普通の骨折とは違い、小さな力がなんども繰り返し同じ箇所にかかることによる骨折を「疲労骨折」と言います。

咳をすると、横隔膜に密着している筋肉が引っ張られ、さらに付随している肋骨も引っ張られています。それを何度もなんども繰り返し無理な動きをすることで骨はダメージを受け続け、ある時ポッキリ折れてしまうのです。
「そんなのお年寄りだけでしょ?」思いますよね。
実はこれ、30代前半の健康的な女性に実際に起こったことなんですよ。

骨折ですからその箇所が痛みます。さらに呼吸による違和感や内出血などがあり、咳をした時に痛むようであれば疲労骨折を疑いましょう。肋骨は固定することができないため、鎮痛薬を服用して安静にすることが基本の治療です。もちろん、咳の原因もしっかり治療しなければ疲労骨折も繰り返してしまいます。

身近なもので咳止めできる!1ヶ月以上続く咳には要注意

つらい咳を止める方法はなんと17つも。身近にあるものを使ったり、少しく暮らし方などに工夫をするだけで咳を楽にしてくれるので、覚えておいて損はないですね。

ただし応急処置だけでは根本解決にはなりません。風邪ならしっかり栄養と休養をとる、ホコリが原因なら掃除を徹底する、など咳の原因からしっかり見直していきましょう!
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