Zenma(ゼンマ) 巾着 〜エスプリのきいた刺繍が楽しい巾着〜

Zenma(ゼンマ) 巾着 〜エスプリのきいた刺繍が楽しい巾着〜

年に数回、海外出張があるので、旅行専用のグッズをいくつか持っています。
川島屋百貨店

Zenma(ゼンマ)

巾着

 Zenma(ゼンマ) 巾着
と言っても、飛びぬけて便利な機能が付いているとか、きめ細かい使い勝手が配慮されているとか、いわゆる“旅便利グッズ”でなく、旅気分を豊かに彩ってくれて、少しの便利をもたらしてくれるものを選んでいます。細かいスペックにこだわるのは、男性の得意分野なのかもしれません。

旅支度に必ず登場するのは、「Zenma(ゼンマ)」というブランドの麻でできた巾着。約30㎝×40㎝の大きさで、表面に刺繍が施されているデザインです。
目を惹かれたのは図柄のユニークさ。チャーミングな下着の絵が刺繍で描かれているのです。「旅行の時の下着入れにばっちり!」と手に入れました。

当たり前のことですが、出張時には、何組か下着を持参します。性格が大雑把なので、小分けにするのではなく、小さくたたんだ下着一式を、布の袋に詰めることにしています。旅先で荷ほどきする時は、袋ごとホテルのクローゼットの引き出しに入れ、毎日、ここから出し入れするのです。
あまり合理的ではないのですが、ホテルの引き出しに、直に下着を入れる気になれないし、布ものは布ものにくるみたいという思いが働いて、長年にわたって続けてきたことです。

「ゼンマ」の巾着は、そういった使い方にぴったり。しかも下着の絵柄が入っているので、デザインと用途が一致します。麻布に白い糸で施された刺繍に上品なエスプリを感じて、視線が合うと思わず笑みが浮かびます。
大事に身に着ける下着たちも、この巾着に入れて外国に連れていったら、少しおすまし気分になるのではと楽しい想像も――。

聞けばこのブランド、代表を務める岩村啓子さんが、JETRO(日本貿易振興会)のアドバイザーをしていた時、お土産で手にした刺繍のポーチに感銘し、「ベトナムの手刺繍を日本に紹介したい」という思いで始めたといいます。

ベトナムでは手刺繍が盛んなことを知った岩村さんは、熟練した工房に依頼して、オリジナルの図柄とベトナムの伝統柄とで、バッグやポーチ、巾着などを作っているのです。

この巾着の柄はベトナムの伝統柄だそう。フランス統治下にあった時代に、フランス刺繍の手法や図案が入ってきたのが背景と聞くと、“フランスのシックさ”と“ベトナムのエキゾチックさ”が混じって生まれたと納得します。

出張からもどったら、丁寧に洗濯してアイロンをかけてしまう。「今回も役立ってくれてありがとう」と労いたくなります。
 Zenma(ゼンマ)
Zenma(ゼンマ)
巾着
価格:2,700円(税込)
問い合わせ先:株式会社Beよんど
TEL:078-413-8303
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科終了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。多摩美術大学非常勤講師。