季節の変わり目がツライ…頭痛など体調不良の5つ原因と対策

季節の変わり目がツライ…頭痛など体調不良の5つ原因と対策

「季節の変わり目の体調不良」は気のせいではなく根拠があります。気温差やストレス、疲労、気圧の変化などは敏感な自律神経に影響を及ぼしさまざまな症状が現れます。生活習慣の見直しや少しの工夫でその辛さは軽減できます。これで毎年繰り返す体調不良にさよなら!

季節の変わり目にこんな症状ありませんか?

年に数回体調が悪くなることがある…。振り返ってみるとそれは「季節の変わり目」といわれる時期だ、という人は多いのではないでしょうか?特に女性に多い季節の変わり目の体調不良ですが、男性や子どもにもみられます。

具体的にこんな症状に心当たりはありませんか?

なんとなく「だるい」

どこが痛いというわけではないけれど、体がだるくて重い。気分もすっきりしなくてやる気が出ない…。どことなく「うつ状態」に近い症状が現れることがあります。特に雨が続く日や、どんよりした空模様のときなどに現れがちです。

寝ているのに「眠い」

朝起きるのが辛く、日中もぼーっとして眠気に襲われることも。かといって夜すぐに眠れるわけでもなく、寝つきが悪いため熟睡できず、翌朝はまたすっきり起きられない…の悪循環。睡眠時間は確保しているはずなのに眠い、という症状はありませんか?

ずーんと頭が重たい「頭痛」

頭が重く、じんわり締め付けられるような頭痛。そのほか刺さるような痛み、ズキズキする痛み、頭全体の痛み、片頭痛…と人によって痛みの種類はさまざまですが頭痛を訴える人は多くいます。

お腹の調子がおかしい「胃腸の荒れ」

いつもと同じ食生活を送っているつもりなのに、どことなく胃が痛んだりムカムカしたり、便秘や下痢になったり。お腹が張っている感じやガスがたまりがちになることもあります。

気持ちが悪い・・・「吐き気」や「動悸」

突然の吐き気や、緊張しているわけでも運動したわけでもないのに動悸がする。立ちくらみやめまいなどが続き、日常生活にも支障をきたしてしまいそう…。心臓病などの病気を疑う人もいるかもしれません。

肌荒れ

いつもと同じスキンケアをしていてもどことなく肌が荒れる。吹き出物が出たりかさついたり、ごわついたり。女性の場合は特に肌の調子が悪いと気分もふさぎがちに…。

花粉症でもないのに目がかゆい

「目がかゆい=花粉症」と思われがちですが、花粉症の時期でもないのに目が乾燥したりかゆくなることも。鼻水やくしゃみのような他のアレルギーと同様の症状を伴うことが多いでしょう。

おもな原因6つと対策

これらの症状が現れる原因は主に6つ。ですがひとつの原因だけで起きるというよりは、6つの原因が密接に関わりあっていると考えたほうがいいでしょう。

原因と対策1、自律神経の乱れ

《原因》
一番の原因は、自律神経の乱れ。自律神経には緊張したときや活発に活動しているときに働く「交感神経」と、リラックスしているときや眠っているときに働く「副交感神経」があります。この二つがバランスを保っているのですが、季節の変わり目にはさまざまな原因で自律神経が乱れやすくなります。

具体的には、朝晩は冷えるのに日中は暑い、昨日は暑かったのに今日は冬のように寒い…そういった寒暖差が大きく影響を与えます。自律神経は発汗や体温の調節をつかさどっているため、体をなんとか気温差に合わせようとして乱れがちに。そのほかストレスや疲れ、かたよった食事なども影響します。

動悸や息切れが起きるのも、交感神経が優位になって血管が細くなっているため、心臓が盛んに血液を送り込もうとしているから。頭痛やめまい、だるさなど、さまざまな季節の変わり目の体調不良は、自律神経失調症の症状といえます。

《対策》
自律神経のバランスを整えてやることが大切。なるべく同じ時間に起きて同じ時間にベッドに入る、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。また食生活にも気を配り、栄養バランスのとれた食事を適量とるようにします。

原因と対策2、精神的な疲れやストレス

《原因》
季節の変わり目は新年度や新学期、就職など仕事や家庭の上で節目と重なることも多いでしょう。新しい環境やさまざまな心配事や不安などで精神的に疲れてしまいやすいですよね。こういったストレスも自律神経を乱してしまう原因。

《対策》
いろいろと考えることがあっても夜は頭を休めてしっかりと睡眠をとり、リラックスタイムを設けましょう。好きな音楽を聴いたりアロマを使ったり、ゆっくりと入浴するのもオススメです。

原因と対策3、身体的な疲れがたまっている

《原因》
精神的な疲労だけではなく、肉体的な疲れも原因のひとつ。寒暖差や雨続きの天気などは体にもストレスをかけます。新しい職場で頑張りすぎて、疲れがたまっているのかもしれません。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」と睡眠時間を減らしていないでしょうか。

疲れがたまり体力が落ちると疲れやすくなりだるさを感じたり、また免疫力が下がるため、普段ならなんともなかったアレルギーなどの症状が出やすくなります。


《対策》
とにかく体を休めましょう。いつも以上に睡眠をしっかりとれば、副交感神経の働きで疲れを癒やしてくれるはず。理想の睡眠時間は7時間程度といわれますが、長さよりも睡眠の質、つまり熟睡できているかどうかも重要です。就寝前にスマートフォンやパソコンの画面を長時間見つめると、寝つきが悪くなるので要注意。

原因と対策4、腸内環境の乱れ

《原因》
消化吸収をコントロールするのも自律神経の役目。副交感神経が胃や腸を動かしていますが、ストレスや疲れでバランスが崩れるとうまく働かなくなります。交感神経が優位になりすぎた場合は腸の働きが弱まり便秘がちになり、副交感神経が優位になりすぎれば腸が働きすぎて下痢気味に。胃腸に不具合があれば、吐き気をもよおすこともあります。

特に夏に冷たいものを食べ、食欲の秋とばかりにたくさん食べてしまったり、忘年会や新年会、歓迎会など会食の機会が多いとさらに胃腸は疲れてしまうことに。お酒のおつまみには脂っこいものや味の濃いものが多いため、腸内の悪玉菌が増殖して便通に異変が現れます。

《対策》
自律神経を整えるのはもちろんですが、胃腸に優しい食事をとるようにしましょう。特に腸内環境を整えるキャベツやアスパラガス、レタスなどの食物繊維を多く含む食材や、納豆などの発酵食品を意識してメニューに取り入れて。乳酸菌も悪玉菌を減らし、腸内を整える働きのある善玉菌を増やすのに役立ちます。

原因と対策5、寒暖差アレルギー

《原因》
目のかゆみなどアレルギー症状が出る場合、免疫力が下がったことでハウスダストやペットの毛などに反応していることも考えられます。ですが「寒暖差アレルギー」である可能性も。

これは7℃以上の急激な気温の差によって起こるアレルギーで、気温の変化に体がついていくことができず自律神経が乱れ、くしゃみや鼻水など花粉症に似た症状が現れます。アレルギーの原因物質の検査でもアレルゲンを突き止めることができないため、気づきにくいでしょう。

《対策》
気温差に体が慣れれば症状は治まることが多いのですが、一枚羽織れるように上着を持っておく、温度調節のしやすい重ね着などを心がけるとよいでしょう。オフィスやお店の冷暖房による寒暖差にも注意したいですね。

原因と対策6、気圧や湿度の変化

《原因》
雨が続いたり、急に天候がコロコロ変わったり。気圧や湿度の変化にも人間の体はストレスを感じるため、自律神経は敏感に反応します。雨の降る前や雨の日に頭痛がする人は、気圧の変化に自律神経が過敏に反応しているからともいえます。台風が接近するときは、より一層症状を強く感じるでしょう。

また、湿度が低ければ目や肌が乾燥しがちになりますし、逆に湿度の高い日は体がだるく重く感じます。

《対策》
天候をコントロールすることはできませんが、あらかじめ対策をしておくことで体へのさまざまな悪影響を最小限にとどめることができます。

例えば乾燥しやすく目が乾いたり肌荒れしてしまうのであれば、目薬をさしたり肌の保湿ケアにいつも以上に力を入れたり。また雨が降ったりジメジメして湿度の高い日なら除湿機を使うのもいいでしょう。

そしてあらかじめ「雨の日は体が重くなって当然」と自覚しておくだけで、「理由もわからないのに体が重い…」と感じるよりずっと楽ですよ。

季節の変わり目が「いつ」を知り予防策をするのも吉!

これまで「季節の変わり目」という曖昧な表現を使ってきましたが、実際にはいつを指すのでしょうか。暦の上では春から夏に変わる5〜6月、夏から秋への8〜9月、秋から冬への11〜12月、冬から春に向けての2〜3月が季節の変わり目ですが、実際には寒暖差が激しい時期を指すべきでしょう。

たとえば、3〜4月と9〜11月は1カ月で5度以上の寒暖差があります。特にちょうど年度の変わり目の3〜4月は、心身のストレスも作用してさまざまな不調が現れやすいのですね。

いつもよりも良質な睡眠を

これら「季節の変わり目」のときには、意識的にいつもより良質な睡眠をとるようにしましょう。自律神経のバランスを整え、免疫力を高めるのにも最も効果的です。そしてたまったストレスを解消して心の健康を保つためにも、ゆっくりと休養をとることは非常に大切です。

寒暖差が主な原因なら、体温調節を

気温差に体がついていけず自律神経が乱れてしまうのであれば、服を一枚羽織ったり足元を温めたり、また可能な範囲で薄着にもなれるよう重ね着などの工夫をしておきましょう。体温調節が容易になり、自律神経のバランスの乱れを抑えることができます。

自律神経のバランスを整えることが大事

なんとなく口にしていた「季節の変わり目の体調の悪さ」には、科学的な根拠があったのですね。気分でも気のせいでもなく、原因がわかるのであれば対策も取れます。

ストレスをなくす・疲れをためない、というのは口で言うほど簡単ではありませんが、体調不良の仕組みを理解できた今ならできることから改善していけるはずです。

会食以外の日はなるべく体にいい食事をとる、温度の変化についていける服装をする、睡眠時間を削らないようにする…など、すぐにできることから取り組んでみましょう!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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