【綾野剛×星野源『コウノドリ2』出演】自分の美を乱用している女性が、すごくかっこいい【二人のラブラブトーク♡全文掲載】

【綾野剛×星野源『コウノドリ2』出演】自分の美を乱用している女性が、すごくかっこいい【二人のラブラブトーク♡全文掲載】

美しくなることとは、化けることでもある。俳優として変幻自在の演技を見せる綾野剛さんと、歌手、俳優、文筆家といくつもの顔を持つ星野源さんが男が化けるとき、女が化けるとき、について語り合う。

男たちは普段どのように化けているのか?

綾野:今日は「化ける」をテーマに、僕たちの考えを語る企画みたいよ。
星野:女性の「化け」というとメイクやファッションがあるけど、男はね……。剛君はどうやって化けるの?
綾野:僕は男性に対しても女性に対してもやってることだけど、自分を開示することかな。たとえば飲みの席に初対面の人が来たら、必ず立ち上がって「初めまして。来てくれてありがとう」って迎える。そうしたら大抵の人が、「剛さんと飲むの、楽しいっす!」と言ってくれる。
星野:相手の懐に入るって感じかな?
綾野:いや、こっちから入っていっちゃうと相手は逃げられなくなるので、あくまで開示。で、そこに入ってくるかどうかは相手次第。言い換えれば隙を与えるってことかな。多分、そのトップに君臨しているのが笑福亭鶴瓶さんだと思う(笑)。
星野:たしかに(笑)。僕はとくに、こう化ける、というのはないなあ。剛君は役に対してもものすごくストイックだけど、僕はそうでもないし。

綾野:源ちゃんの中には「化ける」という概念はない気がするな。全部が星野源だと思うから、どれが本当かとか追いたい欲が起きない。むしろ化けないのが星野源の強みなんだと思う。
星野:なるほど。
綾野:なぜ女性はメイクするのかってことと通じてると思う。女性にも化けようとする人と化けようとしない人がいると思っていて。つまりすっぴんでいる人。それは自分に対して、すっぴんのままのほうが勝負できるという自負があるからだと思うんだよね。それと一緒で源ちゃんは、化けるより化けないほうが自分を魅力的に見せられると判断しているんじゃないかな。そこは僕にはまったく真似できないから、魅力を感じる。
星野:剛君はどっちもイケる人だと思うよ。素顔も魅力的だし、化けることにもものすごく飛距離がある。
綾野:ええっ、本当!?(照)
星野:たしかに俳優・綾野剛はそんなにすっぴんを出してないもんね。でも普段の、子犬のような部分を出せば、もっと魅力が伝わるのになって思うよ。綾野 そう言われて考えてみると、ギターを弾いてるときの僕はド子犬かもしれない。一番のすっぴんモード。だから僕にとって音楽は大事で、いつかそれを産み出してみたいんだよね。

男が思う、女の化ける瞬間

星野:僕は女性って、女の子同士でいるときと、そこに男が一人でも交じっているときとで全然違うなって思う。それは多分、その人個人の性格よりも、共同体としての在り方みたいなところが大きいんだろうけど。男も変わるけど、もう少しバカっていうか、単にソワソワするだけだから(笑)。
綾野:それって女性が常に評価される側だからだと思う。以前に聞いた話なんだけど、男は自分の子孫をたくさん残したい生き物で、女性はそれを受け止める歴史だったというか。だから男が現れた瞬間、本能的に変化するらしくて。さっきまで女性同士でワーッと言っていたのが、急に「さあ、どういうふうに綺麗に見せようかしら」ということを自然に考えだす。だから女性のほうが、生命体として圧倒的に優れていて、男は超低能なんだって。その話を聞いたときは、しっかり腑に落ちたんだけど(笑)。
星野:僕は、お化粧したりオシャレしたりということをする人はすごく好きなんだよね。しかも己のためにやっている感じがすると尚いいですね。男性目線とか恋愛目線じゃなく、自分を高めようという。自分が戦っていくための鎧をまとう、みたいなイメージがあって、ちょっと素敵だなって。
綾野:やっぱ源ちゃんもそうか。僕も、自分の美を乱用している女性が好きなんだよね。それがメイクをしていてもすっぴんでも、「このほうが美しいと思うから私はこれでいく」というポリシーを表明している感じがして。表現の方法が違うだけで、それぞれ「私はこれで最高のパフォーマンスができる」と思っている。そういう自分の美を乱用している女性は、すごくカッコいいなと思う。

最近よく女装をするけど、楽しいんだよ(笑)

星野:たまに、オシャレな人を「オシャレだよね〜(笑)」って突っ込んでバカにする人っていると思うんだけど。たとえば、スタバでパソコン開いている人のことを「カッコつけてるよね」と言ったり。そういう目線の人より、自分がなりたい自分に向かってしっかり努力している感じがする人が、すごく好きだな。
綾野:僕はかつて、「バラエティとか出るの、苦手なんだよね」と斜に構えてた時期があって。それがカッコいいと思って発してたんだけど、今振り返ると、努力というか、楽しむ勇気がなかっただけだと思う。
星野:楽しむ勇気か。僕は最近女装をすることが多いんだけど、化けるって楽しいんだよね(笑)。
綾野:NHKの「おげんさんといっしょ」でやってたよね。
星野:それで思い出したけど、女の子が変わる瞬間といえば、僕でいるときより「おげんさん」でいるときのほうが、圧倒的に心を開いてくれる。本当に全然違うの、態度が。胸の扉がパカッと開く感じがあって、急に迎え入れてくれるというか。仲間として受け入れてくれてるってことなのかな。
綾野:女性の共同体に入ったんじゃない?(笑)

社会に求められたとき、死の淵に立ったとき

星野:男は急に変わる瞬間って、あるかな?
綾野:仕事に邁進しているときは、自分がどんどん良くなっている気はしてるかな。そう考えると、求められたとき、ってことかもしれない。さっきの生物学の話とは矛盾するけど、男も選ばれる側にいたいんじゃないかな。源ちゃんが変わったと思った瞬間は?
星野:うーん、手術後かな。すごく簡単に言うと大人になった、みたいなことなんだけど、変なことで悩まなくなったしイライラもしなくなった。
綾野:もともとはイライラすることが多かったということ?
星野:ものすごく。何かしら怒ってた。あとは、前はけっこう破滅願望があったけど、そういうのが一瞬にしてなくなった。「死にたい」みたいなことをわりとよく思うタイプだったんだけど、実際に死にかけたときに、「全然死にたくなかったなあ」と。一回、死みたいなところにタッチして帰ってきた実感があるので、そういう投げやりな気持ちはなくなった。人生、一度で終わるなとすごく思ったので、あとはもう楽しいことだけして生きていきたいと思うようになったんだよね。もちろんいろんな問題はどの世界にもあるけど、それをより良くして楽しんでいきたいなって、今は思ってる。

僕にとって源ちゃんは天空海闊な人

綾野:源ちゃんが、いつも怒ってたなんて意外。僕は自分が女性だったら、源ちゃんの穏やかなところに惚れると確信しているから。僕、穏やかな男性が人の1000倍好きなんだよ。
星野:1000倍も……。
綾野:多分、自分が激しい職業についてるからだと思うけど、女性になって穏やかな源ちゃんをいじくりこねくりまわしたい(笑)。
星野:怖いよー!!
綾野:でもその激しさも全部受け止めてくれそう。僕にとって源ちゃんは、天空海闊な人だから。空のように海のように広くて寛大で活力のある人。
星野:僕は剛君に対して、何だろうな……。仕事に対してとことんストイックな良さもあるけど、それとのギャップ的なところで、普段の子犬っぽいかわいさに母性本能をくすぐられる感じはすごくあるな。とくに普段の言葉遣いとかメールの文章とか、ものすごくかわいくて、もうかわいいなー! ワシャワシャ!♥みたいな。あとは筋肉もすごいよね。僕はモチモチしているから、そこも憧れる。
綾野:俺、モチモチ好きだよ。
星野:本当!? モチモチ感、半端ないよ。ポン・デ・リングぐらいだよ?
綾野:あはは!

綾野剛

あやのごう●1982年1月26日生まれ。岐阜県出身。2003年に『仮面ライダー555』で俳優デビュー。10月スタートのドラマ『コウノドリ』で主演を務める。また9 /30より出演映画『亜人』が公開。

星野源

ほしのげん●1981年1月28日生まれ。埼玉県出身。俳優、音楽家、文筆家と多方面で活躍中。10月スートのドラマ『コウノドリ』に出演。最新シングル「Family Song」が好評発売中。

ドラマ◆コウノドリ

2015年に放送され好評を博したドラマ『コウノドリ』が帰ってくる。続編では、主人公の鴻鳥サクラ(綾野剛)や無愛想な同僚・四宮春樹(星野源)など、医師たちの内面により迫っていく。10/13より毎週金曜22:00~、TBS系にて放送。

撮影/岡部太郎(SIGNO) スタイリング/富田彩人(綾野剛さん)、TEPPEI (星野源さん) ヘアメイク/日野萌菜美、増田加奈 取材・文/山本奈緒子 撮影協力/プロップスナウ

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