【医師に聞く!】低体温の常識には間違いが!症状と有効対策

【医師に聞く!】低体温の常識には間違いが!症状と有効対策

体温がいつも35度台だと低体温というのは定説となっていますが、美容内科・皮膚科のララクリニック院長である下平千夏先生にお話を伺うとそこには大きな間違いが!体温が低いことで起こる症状や簡単にできる有効対策などについて詳しく教えていただきました!
低体温の正しい知識と対策を学ぶ! 下平千夏先生

低体温は体温が35度台という常識は間違いだった⁈

低体温というと、一般には、体温が35度台の人、いつも手足が冷たい人といったイメージが定着しているように思うのですが、医学的にはどういった症状を「低体温」と言うのでしょうか。

「医学的に『低体温』というのは、例えば、冬山で遭難した人や病気やケガなどで、生命維持にかかわるような低い体温の状態を『低体温症』などと呼びます。

ですから、一般の方が抱いているような低体温と医者の立場からみた低体温とは少し異なるものと言えます。

また、自分の体温は35度台ですとおっしゃる方の中にも、実際には正しく測れていないことが多く、本当の体温も35度台だったという方は、意外と少ないです」(下平先生)

私もすっかり35度台といった人のことを低体温、というイメージを持っていました。

「体温が高めの人、低めの人という違いは、以下のような違いで起こるケースの方が多いので、一般の方がイメージする低体温というものを医学的に定義するということは、ちょっと難しいでしょう。
・個人による違い
・子どもは体温が高く、大人になれば自然と体温が下がる
・月経周期による変動 など」(下平先生)

低体温(体温が低めの人)に出やすい症状と有効対策

それでは、医学的な「低体温」ではなく、私たちの多くがイメージしているような「体温が低めの人」について、こういった状態が続くと、体にどのような悪い影響が起こるのでしょうか。

「体の不調にはさまざまな要因が絡んでいるので、体温が低いことだけが原因と決して断定はできませんが、体温が低いことによって起こりやすい体の不調ということで例を挙げてみましょう。
*手足などの末端の冷え
*体のだるさ
*疲れやすい
*むくみ 
*夏でも冷える など」

まさに、夏でも冷えやすかったり、一年中温かい下着が離せないなど、体温が低めの女性に良くある症状だと思います。こういった症状を改善するためのおすすめの方法を教えてください。

「体を冷やさないようにすることは大切と思います。月並みですが、冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物を意識してとるようにするなど、毎日の生活の中で気をつけていくことが大切です。

また、お肉や魚、大豆などの『タンパク質』や野菜から得られる『ビタミン』や『ミネラル』といった栄養素の不足も、先ほどのような症状につながりやすいと考えられているので、バランスの良い食事を心がけ、足りない時にはサプリメントなどで補充することも有効と思います。
それでも、症状が辛かったり、慢性的に長引いたり、悪化しているようなら、他の病気が隠れているかもしれないので、必ず医師に相談するようにしてくださいね」(下平先生)

医学的見地からみた低体温と私たちがイメージする低体温との違いには驚きましたが、体温が低いことで起こりやすい体の不調があると考えると、やはりしっかりと栄養をとって体を冷やさないように大切にしていくことがポイントのようですね。
■監修
下平 千夏 先生
ララクリニック 院長/皮膚科医
  • 【医師に聞く!】低体温を改善したい!最新検査や体温を上げる治療法(1月26日公開予定)

関連記事