【医師に聞く!】低体温!体温を上げると免疫力・肌力もアップする?!

【医師に聞く!】低体温!体温を上げると免疫力・肌力もアップする?!

何だかいつもだるい、疲れやすいといった体の不調は、体温が低め(低体温)に関係しているのかもしれません!そこで美容内科・皮膚科の「ララクリニック」院長である下平先生に、体温と免疫力・肌への影響、ストレスとの関係について教えていただきました。
低体温の正しい知識と対策を学ぶ! 下平千夏先生

低体温(体温が低めの人)を改善して免疫力アップ!

体温が低めだったり、手足がいつも冷たい、慢性的に冷えているというような人は、風邪をひきやすいなど、免疫力が下がって体の不調が起こりやすくなるという話を聞いたことがあります。体温と免疫力というのは関係がありますか?

「風邪やインフルエンザにかかると体温を上げて、免疫を賦活化(ふかつか/活性化)させようと働くメカニズムを人体が持っている、ということは確かです。しかし、『体温が1度下がると免疫が30%下がる』というような話に根拠はありません。

体の不調には、さまざまな要因や病気が隠れていることがあるので、一概にここで断定することはできません。ただ、ご質問にあったようなことが関連して、体調不良、慢性的な疲れ、生理痛など引き起こしやすくなる可能性はあります」(下平先生)

その他に、ストレスがかかると、手足などの体が冷えるような経験があるのですが、ストレスも体温を下げてしまうことに関係していますか?

「少なからず、関係性はありますね。リラックスした状態だと『副交感神経』という神経が優位になり、血管が広がって血流が良くなることは確かです。反対に、ストレスフルの状態になると『交感神経』が優位になり、血管が収縮して血流が低下するので、冷えやすくなります。

『副交感神経』と『交感神経』は、必ず交互に作用するので、どちらか一方ばかりということはないのですが、ストレスが多いときは『交感神経』が優位になりやすいので、意識的にリラックスして『副交感神経』が優位になる時間を増やすようにすれば、血流が良くなる状態が増えるということは言えるでしょう」(下平先生)

体温が低いだけが原因ではないものの、体温がきちんと高い状態を普段から保てていれば、さまざまな観点からも血流が良くなることは確かなようです。血流が良くなれば、手足などの末端の冷えやいつも寒さを感じるといった辛い症状も緩和されそうですよね。体温アップは私たちの元気力アップに、欠かせないことと言えそうです!

※下平先生によると「医学的な低体温(症)とは、病気や大けがなど生命維持にかかわるような低い体温の状態のことを指す」とのことですが、こちらの記事では一般的な認識にあわせて「体温が低めの人」という意味で「低体温」と表記している部分があります。

低体温(体温が低めの人)を改善して肌力アップ!

低体温、体温が低めの状態は、肌にも良くないという噂を聞いたのですが、実際のところはどうでしょうか?

「体温が低め=肌の状態が悪いと、簡単に結びつけることはできません。ですが、体温が上がると、血流が良くなります。そうなれば、摂取した栄養も肌の隅々まで行きわたりやすくなることから、肌のハリやツヤが改善されたり、できてしまったニキビなども比較的治りやすいといったことがあるでしょう。

こうった結果として、体温を上げることで、肌にも良い影響をもたらすことができると考えることができます。ただ、本当に肌質をアップさせようとしたら、改善した血流にのって運ばれる栄養面にも気を配ることがとても大切ですよ」(下平先生)

体温が上がるだけで、血流が良くなり、免疫力や美肌に良い影響をもたらしてくれるのであれば、やはり体温を上げるということは健康や美容に欠かせない大切なことと言えるようですね。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
■監修
下平 千夏 先生
ララクリニック 院長/皮膚科医

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