コーヒーの効果・効能8例とデメリット|ダイエットから美肌効果まで

コーヒーの効果・効能8例とデメリット|ダイエットから美肌効果まで

コーヒーのカフェインやクロロゲン酸などの成分はダイエットや美肌などの美容、健康への効果効能に関して研究されています。インスタントもOK?オススメのコーヒー豆の煎り方は?カフェインの摂りすぎや口臭などのリスクもチェック。

コーヒーの8の効果効能とは?

ひと昔前までは「体に悪い」とされていたコーヒーですが、近年の研究でさまざまな効果効能があることが判明しています。主なメリットを見ていきましょう。

1、二日酔いにいい

二日酔いによる頭痛などの症状を和らげることができます。体内で分解されたアルコールが「アセトアルデヒド」という物質を発生させて、血管が拡張されることで神経を刺激し頭痛が起きます。カフェインには血管収縮作用があるので、この頭痛を抑える効果があるのです。

またカフェインには利尿作用があるので、毒素であるアセトアルデヒドを早く排出することができ、二日酔いの早い改善に役立ちます。

2、リラックス作用

コーヒーの香りは脳にα波を多く発生させて、気分をリラックスさせるという研究結果が出ています。α波の効果としては、体と脳のリラックスやストレスの沈静化、脳の活性化などが挙げられます。

コーヒーを挽いた時や口に含んだ瞬間にも香りを感じますが、心に対する癒やし効果が最もあるのが、挽いた後湯を注いだコーヒーから漂う「アロマ」です。また、焙煎の熱によって引き出されるアロマを存分に楽しむなら、深煎り豆がオススメ。

3、ダイエット効果

コーヒーにはダイエット効果も。コーヒーの成分が、脂肪を分解する「リパーゼ」を阻害することにより脂肪の吸収を抑えることができると推論する研究結果が出ています。

またコーヒーに含まれる「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種は、脂肪の蓄積を予防する効果があるため、ダイエットに効果的。

そのほか、利尿作用により体に溜まっている余計な水分が排出されて、むくみの解消も期待できます。

4、肝臓にもよい

クロロゲン酸には抗酸化作用があり、老化やがんの原因となりうる「過酸化脂質」や「活性酸素」の発生を抑える働きをします。結果、肝機能の低下を防いでくれるのです。適量は1日3杯程度です。

5、美肌効果

コーヒーは肌に嬉しい効果ももたらします。

■カフェイン
・中枢神経を刺激し心拍数が上昇することによって新陳代謝がアップ
・ターンオーバーの促進にもつながる
・交感神経を刺激し、血流がアップするとくすみが改善
・利尿作用でデトックス
・胃腸の働きを良くして便秘解消、肌荒れに効果が

■クロロゲン酸(ポリフェノール)
・抗酸化作用でエイジングケア
・活性酸素の除去によりメラニン生成を抑制
・皮脂の酸化を防ぎニキビ予防にも

このように多くの美肌メリットを取り入れるためには、こまめに飲むようにしましょう。これは3時間ほどで体外に排出されるポリフェノールの効果を、できるだけ長く発揮させるためです。ただし、取りすぎるとニキビなどにつながるとの見解もあり、飲み過ぎには注意が必要です。

6、覚醒作用がある

コーヒーに目を覚ます効果があることはよく知られていますね。これはカフェインが脳などの中枢神経を興奮させる作用によるもの。

そのため、朝1杯のコーヒーを飲むことで午前中の集中力を高めることができるほか、20分程度の仮眠の前に飲むと、「ついつい長く眠ってしまって夜眠れない……」という失敗が避けられます。

ただし、日頃からよくコーヒーを飲む人は体がカフェインに慣れてしまっているため、そこまでの効果は得られない場合もあります。

7、うつ病にも効果が期待できる

現代病ともいえるうつ病にコーヒーが効果的、という研究結果も。これはセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の生産を高める作用があるためで、幸福感ややる気をアップさせ、うつ病を改善することが期待できます。またコーヒーを飲んでいる人はうつ病の発症率や自殺率が低いというデータも報告されています。

ただし過剰摂取は不眠症やイライラの原因となるほか、カフェイン依存に陥ると不安感が増すことも。まず医師に相談することをおすすめします。

8、消臭効果

ニンニクを食べた後のコーヒーは、翌日の口臭を抑える効果が。コーヒーに含まれているタンニンには臭い消しとして効果があります。深煎りすると少なくなるので、アメリカンコーヒーの方がいいでしょう。ただしタンニンの摂りすぎは鉄分の吸収を妨げ、貧血を招くので要注意です。

またコーヒーを抽出した後の残りカスを乾燥させて不織布のお茶パックなどに入れるとコスパのいい消臭剤にもなりますよ。冷蔵庫やトイレなどで気軽に使えるのでオススメです。

コーヒーにも害はある!3つのデメリット

たくさんのメリットがあるコーヒー。ですがやはりデメリットもあるので、ポイントをおさえて上手に飲んでいきましょう。

1、寝る前6時間以内に飲むと眠りにくくなる

朝や日中に飲むと覚醒作用で頭がスッキリするコーヒーですが、その効果が6時間程度続くため、飲むタイミングによっては夜の睡眠の妨げになってしまうことも。寝つきが悪い、熟睡できないなど不眠の原因になります。すると翌日はぼーっとしてしまうためコーヒーをたくさん飲んでしまい、また夜眠れない……という悪循環に。就寝時間から逆算して6時間前からはコーヒーを飲まないようにしましょう。

どうしても飲みたい場合はカフェインレスや、デカフェインのコーヒーなどをおすすめします。

2、胃が荒れやすくなる

「コーヒーは好きだけど、胃が荒れる……」と思っている人は少なくないでしょう。これはコーヒーに含まれるクロロゲン酸の胃酸分泌促進作用によるもの。胃酸が胃の粘膜を刺激するため、胃が荒れると感じてしまうのです。

この問題を解消するため、空腹時にコーヒーを飲むのは避けて、食後に飲むようにしましょう。また胃酸を中和して胃の粘膜を保護する働きのある牛乳を混ぜ、カフェオレとして楽しむと胃への刺激を抑えることができます。

3、口が臭くなる

ニンニクなどへの消臭効果があるコーヒー。ですがコーヒー自体が口臭の原因になってしまうことがあります。これは舌の上に残ったコーヒーの焙煎成分が、舌苔(ぜったい)と言われる白いコケ状のものに付着することで、独特の臭いが発生するため。

そのほか口の中が酸性になるためバクテリアが繁殖しやすくなったり、利尿作用で水分不足になって口腔内が乾燥することも臭いを強くします。

コーヒーを飲んだ後は水を一杯飲み、舌を上あごにこすり付けるようにすると臭い成分が取れるので試してみてくださいね。ガムを噛んで唾液の分泌を促すのも効果的です。

どんなコーヒーでもいいの?

コーヒーと一口に言っても、焙煎方法から飲み方までさまざまな種類があります。コーヒーの持つ効果効能を最大限に取り入れるには、どんなコーヒーを飲んだらいいのでしょうか。

自家焙煎がベスト!インスタントコーヒーは…

手軽なインスタントコーヒーにも、カフェインやクロロゲン酸は含まれています。ですがより多く含んでいるのはやはり自家焙煎レギュラーコーヒー。インスタントに比べて、何より鮮度が違います。

また、コーヒーは豆の煎り具合で浅煎り・中煎り・深煎りと分類することができ、細かくはライトからイタリアンまで8つに分けられます。香りや風味も煎り具合で大きく異なりますが、含まれる成分にも違いがあります。

クロロゲン酸は生豆に多く含まれており、焙煎して熱を加えるとその量は少なくなっていくため、クロロゲン酸を摂取したいのなら浅煎りがオススメです。そして副交感神経を刺激してリラックス効果を得たいのであれば、深煎りをチョイスして。焙煎することによって、生豆の成分が副交感神経を刺激してリラックス作用をもたらすリラックス成分へと変化しているのです。

銀杏煎りやゴマ煎りを使えば、焙煎機がなくても自宅で焙煎できますよ。

砂糖・クリーム入りはNG?牛乳は刺激を和らげるのでOK

いくらコーヒーがダイエットや健康にいいといっても、砂糖やクリームなどをガバガバ入れて飲んでは逆効果。砂糖は血糖値を急激に上昇させ、クリームはコレステロールを増えてしまったりします。個包装や粉末のコーヒー用クリーム類の多くは「水と油を乳化剤で混ぜたミルク風のもの」にすぎないので、体にいいとは言い難いのです。前に紹介したコーヒーの持つ多くの効果は、ブラックで飲むことが前提。

ただし空腹時にブラックコーヒーを飲むと胃に負担がかかってしまうので、その際は牛乳を入れて胃を保護するのもひとつの方法。目的と自分のカラダの状態によって、牛乳入りかブラックかを選ぶようにしましょう。

エスプレッソは実はカフェイン少なめ

濃くて苦くて香り高いエスプレッソは、カフェインがたっぷり!というイメージがないでしょうか。エスプレッソは深煎り豆を使いますが、カフェイン含有量は深煎りになるほど少なくなるため、実は浅煎りや中煎りのコーヒーよりカフェインは少なめです。

また使用する1杯あたりの豆の量もドリップに比べてエスプレッソの方が少なめなので、当然カフェイン量も少なくなります。

コーヒーは大好きだけどカフェインの過剰摂取が気になる……という人は、エスプレッソを選んでみてはどうでしょうか。

毎日3~5杯を目安に!

成人が摂取しても体に悪影響がないといわれるカフェインの量は、1日400mg。コーヒー1杯あたりのカフェイン量はおよそ80mgなので5杯程度が限界値となります。

しかしこの最大摂取量は個々人の体重によっても異なりますし、カフェインに耐性がある人とない人でも異なります。飲みすぎると動悸やめまい、吐き気がすることもあるので、自分が飲める量を知ることも大切です。

妊婦さんや授乳中の方はたんぽぽコーヒーなどを!

妊娠中のカフェインの大量摂取は流産や死産のリスクを高めるほか、胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、肝臓の未熟な赤ちゃんに負担をかけるリスクがあります。

そして母乳にも移行するため、授乳中にカフェインをたくさん取ると、赤ちゃんが夜寝なくなったり情緒不安定になってしまうことも。カフェインはコーヒーだけでなく紅茶やウーロン茶などにも含まれているため、気づかないうちにたくさん摂ってしまいがち。

かといって、大好きなコーヒーを無理に我慢するとストレスになってしまい、妊娠中や産後の不安定な精神にかえって負担をかけてしまいます。1日2杯程度なら飲んでも危険ということはありませんから、あまり神経質にならないでください。

代わりの飲み物としては、たんぽぽコーヒーやノンカフェインのルイボスティー、黒大豆を原料とした黒豆茶などがあります。妊婦さんも授乳中ママも安心してリラックスタイムを楽しむことができますよ。大麦が原料の麦茶もノンカフェインですが、体を冷やす作用があるので、ホットがオススメです。

そもそもコーヒーっていつから日本にあるの?

コーヒーの起源には9世紀エチオピア説や13世紀モカ説、15世紀アデン説など諸説ありますが、日本には18世紀、オランダ人によって長崎の出島に持ち込まれたのが最初だといわれています。ですが鎖国政策やその風味が日本人の嗜好に合わなかったため普及には時間がかかりました。

1800年代に欧風食文化のひとつとして広まり始めましたが、明治初期でもコーヒーを飲んでいたのは一部の上流階級に限られており、一般家庭に普及したのは国内企業からインスタントコーヒーが発売された1960年代以降になってからだったのです。

飲み方に工夫してコーヒーのうれしい効果を手に入れよう!

コーヒーの研究が進み、さまざまな健康・美容効果が認められてきたコーヒー。ですがブラックで飲む、飲みすぎない、睡眠の妨げにならない飲み方などの注意点を守って飲んでこその効果です。

リラックスタイムとしてコーヒーの香りと風味を楽しみつつ、上手に取り入れていきましょう。

■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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