【特集】オーガニックオイルを使い分けて肌を育てる!プロの美容法

【特集】オーガニックオイルを使い分けて肌を育てる!プロの美容法

長年にわたりメイクアップアーティストとして第一線で活躍するMICHIRUさんに、オーガニックコスメとの出会い、そしておすすめのアイテムについて教えていただきます。
オーガニックライフスタイルvol21
【MICHIRUさんとは】
メイクアップアーティストとして活躍する傍ら、ウェルネス・ビューティーの体現者として、知恵やメソッドをわかりやすくナビゲート。2012年より国産のミネラルメイクアップブランド【MiMC】のビューティディレクターも務める。

オーガニックとの出会いは食事療法から

ーートレンドを牽引するメイクアップアーティスト・MICHIRUさん。ミネラルコスメブランド「MiMC」のプロデュースも手がけるなど、オーガニックへの造詣の深さも魅力です。どのようなきっかけでオーガニックコスメに出会ったのでしょうか?

「わたしの場合は、コスメではなく【食】からなんです。もう10年以上も前になりますが、父が大病を患い『少しでも症状を和らげてあげたい』と緩和ケアの方法を探す中で出会ったのが、玄米菜食をベースにした食事療法。幸いなことに父も痛みが緩和され、余命以上に生きることができ、それ以来、私自身も続けています。

【食】からオーガニックや無農薬というものに触れるようになり、【身体に摂り入れるものが心や肌の基盤になっている】といことを意識するようになった頃、仕事でオーストラリアに行ったんです。

地元のモデルが『肌が弱いからスキンケアにはコレを使ってほしい』と持ってきたのが【ジュリーク】でした。

今までのコスメでは味わったことのない天然の香りの心地よさに惹かれ、撮影の合間にサロンに伺いクレンジングミルクやローズの化粧水を購入して帰りました。日本で取り扱いが始まる、ずいぶん前の話ですね」(MICHIRUさん)

ーーオーストラリア生まれの【ジュリーク】は、日本におけるオーガニックコスメの立役者。MICHIRUさんをはじめとする、美容のプロフェッショナルの愛用コスメとして認知度が広がっていった印象があります。
「撮影現場でモデルの緊張を解くのもメイクアップアーティストの仕事です。ふわっと広がる天然の香りは気持ちをリラックスさせてくれるため、仕事でよく使うように。

とはいえ、私自身は肌が強く、その頃はまだ高機能コスメも色々試して使っていました。

普段のスキンケアをオーガニックコスメにシフトしたのは、仕事で訪れたモロッコで植物オイルに出会ってからです」(MICHIRUさん)

オーガニックの凄みをアルガンオイルで体感

ーーモロッコと言えばアルガンオイルの産地。どのような出会いがあったのでしょうか。

「仕事の合間に、パリから来たコーディネーターさんのすすめでアルガンオイルのラボに連れて行ってもらったんです。

その場でお店の方が首から肩にかけてオイルを馴染ませ、簡単なマッサージをしてくれたのですが、次の日の朝、自分でも驚くほど身体がスッキリ!

長年悩まされていた重度の肩コリが嘘のように解消されていました。植物オイルの底知れぬ力に感動し、たくさん持ち帰りましたね(笑)」(MICHIRUさん)

ーー何もブレンドされていないシンプルなアルガンオイル、肌にはどのような効果がありましたか?

「肌質は強いものの、季節の変わり目などの乾燥に悩まされていたのですが、これがてき面!どんな高価なアイテムよりも私の肌には合っていました。

それ以来、スキンケアの主軸をオイルとし、オーガニックコスメを愛用しています」(MICHIRUさん)

オーガニックオイルの使い分けで肌を育てる

ーーどのようにオイルを毎日のケアに取り入れられているのか、おすすめアイテムと合わせて教えてください。
「スキンケアはとてもシンプルで、使用するのは基本、化粧水とオイルのみ。夜は【ムーンピーチ】の【サーキュレートオイル】を顔に馴染ませてお風呂に入ります。

湯船に浸かりながらクルクル円を描くように馴染ませれば、蒸気によるスチーム効果で汚れが浮き上がってきます。

ぬるま湯で洗い流した後肌はしっとりツヤツヤ。肌に必要な常在菌を残してくれるので、乾燥の悩みもなくなりました。

ですが、ずっと続けていると栄養過多で毛穴が若干ゆるむ感じがするので、週に1回はソフトピーリング効果のある石鹸などで洗って毛穴を引き締めるようにしています。

朝は、オイルを馴染ませた後に化粧水で汚れをふき取って終了です。乾燥が気になる時は、さらにオイルを重ねるくらいです」(MICHIRUさん)

ーー化粧水は、どのように選ばれてますか?
「季節や肌状態に合わせて変えています。今は乾燥が気になるので保湿力の高い【アムリターラ】の【ローズアムリタウォーター】の出番が多いですね。

ダマスクローズの芳醇な香りがいいし潤いも持続。肌の土台を立て直して、次のスキンケアの効果を高めてくれる点が気に入っています」(MICHIRUさん)

ーー化粧水で潤した肌を仕上げるのに欠かせないというオイル。どのように選ばれていますか?
「数種類のオイルを常備していて、その日の気分で使い分けています。よく使うのは、日本におけるアロマテラピーの第一人者である日下部知世子先生と共同開発した【アーユス セーラム トリートメント ブレンドオイル フェイス&ボディ】。

酸化しづらく、肌馴染みのいいアーモンドオイルをベースに、皮膚細胞を再生させるローズウッド、ホルモンバランスを調整するローズゼラニウム、殺菌・鎮静効果があるラベンダー、細胞を活性化させるパチョリなど、希少なオーガニックの精油を配合しています。

この価格(¥9,450)では実現が難しいほど贅沢なブレンドですが、せっかくの機会なので採算度外視で自分が本当に使いたいものを作りました(笑)」(MICHIRUさん)

ーー【アーユス】のオイルは私も愛用していますが、密閉性が高く最後の一滴まで衛生的かつフレッシュな状態で使えるのが嬉しいです。肌馴染みも抜群。ファンデーション前に少し使うだけで今っぽいツヤ肌に仕上がりますね。

「原料と同じくらい使いやすさにはこだわりました。どんな良品でも使い続けてこそ、ですからね」(MICHIRUさん)
「そして、もうひとつのお気に入りが【バンフォード】の【ライフフェイシャルオイル】。

センチフォリアローズやイランイラン、レモンなどがブレンドされたビタミン豊富なオイルなのですが、とにかく香りが好み。

ほんのり甘く、気持ちを明るくしてくれる香りなので、私は朝によく使っています。馴染みがいいので、メイクの邪魔にもなりません。

乾燥対策とエイジングケアができるオイルをセレクトしますが、脂性肌や混合肌の方に適したオイルもたくさんありますよ。

自分の肌質との相性がよく、香りやテクスチャーも心地いいと感じられるアイテムを選ぶことが大切です」(MICHIRUさん)

ーーMICHIRUさんにとってオーガニックコスメの魅力って何でしょうか?

「肌だけでなく、心と身体にも作用し効果をもたらしてくれることでしょうか。私自身はオーガニックコスメに触れるようになって、自分の今の状態と向き合う習慣が身につき、メンテナンスする力が養われたと感じています。

けれど、『オーガニックでなければダメ』『ナチュラルでなければダメ』とは決して思っていません。強い日差しをたくさん浴びた日は、高機能コスメのマスクでしっかりホワイトニングをするものいいし、もちろん気分で使い分けるのもいい。

私がオーガニックコスメが選択肢のひとつだったように、女性が自分自身をメンテナンスする術をいくつか持てることが大切なのではないでしょうか」(MICHIRUさん)
【MICHIRUさんプロフィール】
メイクアップアーティスト、ビューティディレクター。1990年よりフリーランスとして活動を始める。渡仏、渡米を経て帰国後、国内外のファッション誌や広告、CF、Fashion show、 Beauty Direction、 女優やアーティストのメイクなど数多く手がける。体の内側から美しくなれるインナービューティを提唱するなど、幅広いフィールドで活躍。

写真/よねくらりょう

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