夏の紫外線の他に、女性を老けさせるもうひとつの大きな原因が「乾燥」です。乾燥は乾燥小じわだけでなく、今あるしわを悪化させたり、ハリの低下をもたらすこともあるとか!そんなときの救世主が「レチノール」といわれています。魅力や副作用を紹介します。
「しわ」「乾燥小じわ」「ハリ」の改善には「レチノール」がおすすめ
乾燥の季節になると、年齢による「しわ」が目立つようになったり、「乾燥小じわ」が気になりはじめますよね。そんなとき、皮膚科の女医さんや美容に詳しい人が秘かに使っているといわれているのが「レチノール」という成分です。
これは、ビタミンAの1種で、肌の生まれ変わりに作用したり、肌のハリを作る「コラーゲン」や潤い成分である「ヒアルロン酸」を増やすような働きがあるといわれています。
そのことから、元々は「大人ニキビ」や「肌荒れ」などを改善させる化粧品などに使われることが多かったようですが、「しわ」や「乾燥小じわ」「肌のハリ」を改善させる効果が高いと話題になっています。
レチノール配合の一般的な化粧品としては、成分を安定化させて肌への刺激を少なくした「パルミチン酸レチノール」「酢酸レチノール」といった表示名の「ビタミンA誘導体」が一般的といわれています。
ですが近年になって、大手化粧品メーカーが、「誘導体」ではない「純粋レチノール」という成分を配合したクリームを開発・販売したそう。この成分は厚生労働省から「しわを改善する」効能の承認を受けたと、当メーカーが公表しているとのこと!
他のメーカーも追随するという噂もあるので、2018年は「レチノール」という成分に要注目なんです!
「レチノール」の副作用?
「レチノール」の副作用とされるのは、一般に「レチノイド反応」などともいわれるもので、肌に赤みが出たり、痒みが出る、ヒリヒリする、皮膚がむけるといった症状だそう。
一般の人の口コミの中には、レチノールにはこういった反応がつきもので肌が慣れれば大丈夫、といった意見も見かけるのですが、これはちょっと危険な考えといえそうです。
それは、この反応における詳しい原因やメカニズムなどは、まだ不明なところも多いそうで、敏感肌の方、生理前~後、疲れてる、ストレスがたまっている、肌荒れしている、妊娠中・授乳中、紫外線ケアが不十分(※)というようなケースでは、特にこういった症状が出やすく、なおかつ、悪化してしまうことも多いといわれているからです。
レチノール化粧品を選ぶ際は、一般に、「レチノール誘導体」は刺激が弱いといわれていますが、配合量が高くなったり、レチノール成分の濃度や純度が上がるほど、副作用が出やすいそうなので、どんなレチノールを試すにしても、まずは、パッチテストをしてから使用するのが賢明なようです。とはいえ、夢の「しわ改善成分」には期待大ですね。
※朝に使用する場合は、厳重な紫外線対策が重要となるので、一般的には夜だけの使用がおすすめなようです。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。