お股の黒ずみの4大原因と7つの対処法&最終兵器の皮膚科治療とは?

お股の黒ずみの4大原因と7つの対処法&最終兵器の皮膚科治療とは?

人からの視線が気になるお股(また)の黒ずみ。原因は摩擦、あるいは脱毛などの刺激によるメラニン色素の沈着。改善するのに効果的なスキンケア方法は?ターンオーバーを促進する市販のクリームから美容皮膚科での治療法まで、デリケートゾーンに悩む女性必見!

ビキニライン・I・Oなど「お股」の黒ずみの原因って?

最近はアンダーヘア処理が、オトナの女性の身だしなみとして定着してきましたよね。サロン脱毛に通っている人も多いのでは?でもスッキリすべすべのVIOになったのは良いけど…なんだか汚い…黒ずんでる…?

また新たな悩みの出現です。ムダ毛がなくなった分地肌がモロに見えてしまって、それまで気づかなかった黒ずみが目につくようになるんですね。

こんな習慣や悩みに心当たりはありませんか?
お風呂でのゴシゴシ洗いや、ミニサイズの化繊の下着、きつめのパンツ、カミソリで処理、肌は強いの、熱いシャワーが好き、実は「かゆみ」もある…

こんな悩みがいくつも当てはまるなら要注意。
年齢を重ねていくと多少の黒ずみは避けられませんが・・・その黒ずみは日々ひどくなっていっているかもしれません。

黒ずみの原因としては、以下のようなものが挙げられます。

原因1、摩擦

大きな原因は摩擦。刺激を受けた肌は自らを守ろうとメラニン色素を生成します。

お股はいつも下着や衣服で覆われているわけですから、常になんらかの摩擦刺激を受けています。特にVラインといわれるビキニラインは、下着のゴム部分が圧迫することで摩擦も多めです。

ナイロン素材やきつめのスキニージーンズなど、スタイルを良く見せるタイトな服や締め付けられるアイテムが好きな人は、特に注意が必要。

また、黒ずみが気になるからといってゴシゴシこすって洗っていると、摩擦で逆効果。黒ずみは汚れではないので、こすっても落ちません。同じくカミソリでの剃毛も症状を悪化させます。

原因2、炎症やかぶれ

お股は汗・おりもの・生理の経血などでムレやすいため、トラブルが起きやすいゾーンです。ムレからかぶれや炎症を起こすと、たまらないかゆみやヒリヒリ感があり、ついつい掻(か)いてしまいがち。するとその刺激で色素が沈着し黒ずみやすくなります。ニキビをつぶした痕が色素沈着して残ってしまうのと同じ現象です。

また、カミソリ処理によってお肌が傷つくことで、炎症が起きることもあります。経験者はよくおわかりかと思いますが、カミソリでアンダーヘアを剃ると、生えかけの頃はチクチクがたまらなくかゆいですよね。日中は気をつけていても、寝ている間などに無意識に掻いてしまって、お肌はダメージを深めていきます。

原因3、ホルモンバランスの乱れ

生理・妊娠・出産・閉経…女性の体はホルモンバランスの影響を大きく受けますが、お股の黒ずみもそのひとつです。

特に妊娠〜出産までは女性ホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」が急激に分泌を増します。このふたつがメラノサイトを刺激してメラニン色素を作り活性化させるため、陰部だけでなく乳首にも一時的に黒ずみが現れてしまうのです。生理周期によっても、このふたつのホルモンバランスは変化します。

ですが妊娠に伴う黒ずみは、出産後ホルモンバランスが整うにつれて次第に解消されますので、あまり心配はいりません。

原因4、乾燥

お顔やボディの保湿は念入りにしても、デリケートゾーンにまで保湿ケアをしている人は多くないかもしれませんね。ですが、乾燥はお肌の大敵。お股も例外ではありません。

乾燥は、肌の保水力の低下や気温の変化、睡眠不足や加齢などによっても起こります。すると肌のバリア機能が低下し、外部刺激から肌を守ることができず、メラニン色素が生まれやすくなります。

またターンオーバーの乱れも招き、その周期が早すぎれば、まだ不完全な細胞が表面に出てくることで摩擦などの影響をさらに受けやすくなりますし、遅すぎればメラニン色素が排出されにくくなります。早すぎても遅すぎても、黒ずみが起きやすくなるということに。

そもそもなんで黒ずみができるの?そのメカニズムとは…

お股を黒ずませてしまう原因からわかるように、「メラニン色素」が黒ずみの正体。

紫外線や摩擦、かぶれなどの刺激を受けると、肌を守るために「メラノサイト」がメラニン色素を生成します。メラノサイトは体にとって大切な細胞で、誰もが持っています。ですがメラニン色素が大量生産されてしまうと皮膚からの排出が間に合わず、皮膚に沈着…。これが「くすみ」であり「シミ」であり、そして「黒ずみ」です。

また摩擦は角質を日々分厚くしていきます。すると皮膚がごわつくだけではなく、ターンオーバーが乱れてメラニンの排出がスムーズにいかなくなるため、色素の沈着につながります。ターンオーバーは年齢とともに周期が長くなるため、年を重ねるごとに黒ずんでいく仕組みです。

お股の黒ずみを消すにはどうしたらいいの?7つの対策

今こうしている瞬間にも、お股の黒ずみは進行中!さっそく黒ずみ対策を始めましょう。

■お股の黒ずみホームケア3つの対策比較

ホームケアの詳しい「やり方」やポイントを見ていきましょう。

対策1、保湿する

まず、肌の乾燥を防ぎましょう。お風呂上りにはしっかり保湿ケアを。クリームやワセリンなどの保湿剤には黒ずみ解消効果はありませんが、乾燥を防ぐためだけなら使って問題はありません。市販品でOK。ただし粘膜部分は非常にデリケートなので、塗るのは避けましょう。

また、「顔用の美白化粧品などを使えばいいかな?」と思いがちですが、陰部の薄い皮膚には負担になる成分が含まれているものも多いのです。特に「ハイドロキノン」や「トレチノイン」などは、美白効果は高いのですが肌への刺激が強すぎるため、自己判断での使用はNGです。


・費用…数100円〜1000円未満
・期間…毎日続けることで保湿に
・効果…乾燥は防げるが、黒ずみ解消にはならない

対策2、黒ずみ専用せっけんを使う

弱酸性のせっけんを使うと肌に優しく洗いあげることができますが、デリケートゾーン用に開発されたせっけんや黒ずみ専用せっけんなら、さらに黒ずみを軽減する効果が期待できます。

強すぎない、適度な洗浄力でお股を清潔かつ健やかな状態に保て、さらにそれぞれの商品には黒ずみに効果的な成分が配合されているので、試してみる価値あり。気になるニオイに効くものや、泡パックとして使えるものなどもありますよ。


・費用…1000円〜2000円前後
・期間…即効性はなく継続的に使う必要がある(個人差があります)
・効果…肌に優しく洗え、商品によってメラニン色素生成を抑制するものも

対策3、黒ずみ専用クリーム

市販の保湿クリームでは乾燥は防げるとはいえ、基本の保湿成分のみの配合であり黒ずみ対策用のものではありません。黒ずみを少しでも薄くしたいなら、黒ずみ専用クリームを試してみるのがおすすめ。

メラニンの生成抑制や保湿、消炎作用、ターンオーバーの促進などに効果のある成分が含まれているので、予防ではなく「薄くしていく」対策になります。

デリケートなお股に使うことを考えて配合されているので、比較的トラブルなく使うことができますよ。ただし敏感なゾーンですから、用量や用法を守って使ってください。


・費用…5000円〜1万円前後
・期間…数ヶ月〜半年ほど(個人差があります)
・効果…メラニンの抑制、保湿、ターンオーバーの正常化など

■薄くするための「予防的」な対策

いろんなアイテムを使ってお股の黒ずみケアをすることももちろん大事。ですが普段からちょっとしたことに気をつけるだけで、黒ずみの悩みがずっと軽くなりますよ!

対策4、40℃以下のお湯で刺激を与えすぎない

熱めのお湯を浴びたり使ったりする女性は多いかもしれません。体が一気に温まる気がしますが、お肌のことを思えば熱すぎるお湯は避けましょう。お股に限らず、肌に必要な皮脂まで奪って乾燥してしまいます。肌の負担にならない、少し「ぬるめ」のお湯で洗うようにしてくださいね。

対策5、下着やパンツのサイズや形を見直す

こすれの原因になる下着も見直しを。デザインによっては摩擦の起きやすいものもありますし、ゴムが食い込んでしまうものもあります。締め付けられるような小さすぎる下着は避けて、適度にゆとりのあるサイズに変えましょう。

そして素材は、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維のものは摩擦の肌負担が大きいので、できるだけコットンやシルクなど天然素材をチョイスするようにしてみてください。

ボトムスも、スキニーなど超スリムなものでは歩くたびに摩擦が起きますから、毎日のようにはくのはおすすめできません。

対策6、ごしごしこすらない

顔をゴシゴシこすって洗う人はいませんよね?お股も優しくソフトタッチで洗いましょう。デリケートゾーンを洗いすぎると、バリアになるべき常在菌が少なくなり、自浄作用が弱まります。するとニオイやかゆみなどのトラブルを起こしがちになり、掻くことで黒ずみが悪化します。

対策7、食生活など生活リズムを整える

お肌のターンオーバーの乱れがメラニン色素の排出を滞らせることは、お話しした通り。「ターンオーバーを整えるための生活習慣の改善が黒ずみ予防につながる」ということになります。

■食生活の見直し
一番はバランスの良い食事。よくいわれることですが、たんぱく質・炭水化物・食物繊維・ビタミン・ミネラル・脂質を偏りなく摂ることが、美肌と健康には大切なことなのです。ビタミンCはメラニンの過剰な生成を抑える働きがあるので、積極的に摂りたいですね。

■睡眠不足の解消
質の良い十分な睡眠がとれていると、寝ている間に肌の修復が活発に行われます。ですが夜更かしや寝だめのような不規則な生活、睡眠時間は確保していてもぐっすり眠れていない…そんな毎日が続くと成長ホルモンの分泌が不足してターンオーバーが乱れがちになります。7時間前後しっかり体を休めることが理想ですね。

皮膚科ではどんな治療が受けられるの?比較表アリ

セルフケアでのお股の黒ずみ対策には限りがあります。効果がはっきり表れないものもありますし、何より気長に続ける必要があり、時間がかかります。より効果的にスピーディーに黒ずみとサヨナラしたいなら、皮膚科で薬を処方してもらったり、美容皮膚科で施術を受けるという選択肢も。

ただし病気ではなく審美目的の治療ですから保険は適用されず、全額自己負担の治療なので、それなりに費用がかかります。それぞれの効果や期間・回数やコスト目安は下の表を見てみてくださいね。
費用や期間、効果などの条件は比較表の通り。実際に「どんなことをするのか」「やり方」を詳しく見ていきましょう。

治療1、外用薬

効果が高い外用薬は、ハイドロキノン。浸透力を高めターンオーバーを促進するためのトレチノインと併用するのが一般的です。メラニン色素の生成を抑え色を薄くし、メラニンの数そのものを減らしていきます。黒ずみに対する漂白剤のような存在。レーザー治療やケミカルピーリングと併用することも多いでしょう。

市販のものより効果が高い分、肌の一部がまだらに白くなる白班などの副作用が出やすくなります。

・費用…1ヶ月で1万円〜5万円
・期間…数ヶ月〜数年
・効果…メラニンの生成を抑えて色を薄くし、数を減らす

治療2、内服薬

直接黒ずみを消す!というものではなく、黒ずみ解消に役立つ成分を配合した薬を飲む方法も。医薬品ですから、市販のサプリメントなどより高い効果が期待できます。メラニンを減らすビタミンCやトラネキサム酸、ターンオーバーを促すビタミンEなどが挙げられます。

・費用…1ヶ月2000円前後
・期間…数ヶ月〜数年
・効果…単独での即効性は期待できないが、レーザーや外用薬との併用で黒ずみを緩和

治療3、ケミカルピーリング

酸の力で古い角質を除去し、ターンオーバーを促進することで黒ずみを解消する方法です。敏感な場所なので、医師との入念な相談が大切です。

・費用…1回2万円〜4万円前後
・期間…2〜3週おきに5〜10回
・効果…古い角質を剥がし新陳代謝を高めることで黒ずみを除去

治療4、手術

「小陰唇縮小手術」や「大陰唇縮小手術」を行って、黒ずんだゾーンを取り除く方法。黒ずみ解消として一番にすすめられることはまずありませんが、大陰唇や小陰唇が異常に肥大してこすれることが原因で黒ずんでいる場合に行われます。

・費用…25万円〜40万円
・期間…日帰り可。術後の経過を見るために通院の必要あり
・効果…物理的に黒ずんだ部分がなくなる

治療5、レーザー治療

メラニンを除去するレーザーを当てていく方法で、皮膚の深いところでメラノサイトを破壊します。破壊されたメラニンがターンオーバーによって剥がれ落ちていく周期に合わせて繰り返し照射します。

皮膚表面への負担はありませんが、ある程度の通院回数が必要となります。

・費用…1回1万円〜2万円前後
・期間…6〜12回前後
・効果…メラニン色素が破壊されるので即効性がある

まずは「できる」黒ずみケアからスタート

気軽に誰かに話せないゾーンだからこそ悩みになりがちな、「お股の黒ずみ」。でもメラニン色素が比較的多い日本人女性のほとんどが黒ずんでいると言っても過言ではありません。

とはいえ気になるのは女性として当然のことですよね。美容皮膚科での治療は費用もかかりますし、なかなか気軽には行きにくいもの。まずは普段のケア方法をもう一度見直してみましょう。黒ずみクリームや石鹸もたくさんありますから、あなたに合うアイテムを上手に取り入れてみてくださいね!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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