乾燥すると「かゆみ」がでる6つ原因と12の対策を徹底解説!

乾燥すると「かゆみ」がでる6つ原因と12の対策を徹底解説!

乾燥肌による顔や体・頭皮のぶつぶつ湿疹やかゆみ&皮膚炎症状は、冬以外にも夏でも起きる場合が。乾燥する原因や適度な皮脂を保ち皮膚への刺激を防ぐ方法、かゆみ止めの塗り薬やボディクリームで保湿スキンケアなど、すぐできる対策を知って辛いかゆみをSTOP!

あなたは乾燥していますか?

あなたのお肌、乾いていませんか?

・肌がつっぱる
・白い粉をふいている
・唇が切れやすい
・かゆみを感じる
・ごわつきやザラつきがある
              …
こんな症状に心当たりのある人は要注意。冬は特に乾燥しがちですが、最近は季節を問わず一年を通して肌が乾燥している人が多いのです。

また、自覚はあまりなくても

・お風呂のお湯は熱めが好み
・エアコンの効いた部屋にいる時間が長い
・睡眠不足

                      
・・・などに当てはまる人も、乾燥肌予備軍になっているかもしれません。肌の乾燥はかゆみが起きることで悪循環を起こしがちですから、メカニズムや原因を知ってしっかり対策をとっていくことが大切です。

乾燥すると「かゆみ」ってどうしておこるの?そのメカニズムと症状

■赤みやぶつぶつや湿疹が

さまざまな原因でバリア機能が低下した皮膚は、刺激を受けやすくなります。バリアの弱まった肌に花粉や化粧品の成分など刺激になるものが触れると、「ヒスタミン」と呼ばれる物質が出ます。そのヒスタミンが知覚神経を刺激して脳に伝わると「かゆみ」が起こり、また毛細血管に作用すると赤みに。

バリア機能が低下している時は刺激に対して過剰に反応してしまうほか、表皮の奥にある神経繊維が角質層に向かって伸びてくるため、かゆみを感じやすくなってしまうのです。

■ 掻くと悪循環に

さらに、かゆいからといって掻いてもそのかゆみはおさまりません。それどころか、掻いたことでさらに刺激された皮膚はヒスタミンが多く出され、かゆみは増すばかり。伸びた爪でガリガリ掻いててしまうと傷ができたり炎症ができもっと敏感になって…を繰り返してしまいます。

この仕組みは、顔はもちろん背中や足などの体、そして頭皮などすべての皮膚に言えることです。

「かゆみ」がでる原因

かゆみのメカニズム。引き起こしてしまうきっかけには、具体的にこのようなものがあります。

1、乾燥肌

乾燥していないうるおったお肌は、天然保湿因子(NMF)やセラミド・皮脂などがバリアの役目を果たしているので、お肌に水分をとどめてくれます。しかしさまざまな原因でお肌が乾燥し始めると、このバリアにすき間が生まれて水分が蒸発しやすい状態に。

すき間には外部刺激や細菌なども入り込みやすく、刺激を受けやすいためかゆみが生まれます。

2、保湿不足

私たちの肌には、もともと保湿成分があります。それは皮脂と汗が混ざったもので、いわば天然のクリームのようなもの。肌を守るように膜を張っていて、水分の蒸発を防いだり細菌の侵入を防いだりしてくれます。

ですが環境やストレス、生活習慣の乱れなどで分泌量が増えたり減ったり、一定ではありません。そこで化粧水や乳液・クリームなどでしっかり保湿してやる必要があります。

保湿を怠ると、分泌量が増減したときに乾燥からくるかゆみや湿疹などの肌トラブルが起きやすくなります。カラダに任せきりではいけないんですね。

3、摩擦

服と皮膚との摩擦によってもかゆみが起きます。着ている服の肌負担は思っている以上に大きく、常にかゆみリスクにさらされています。素材によっても左右され、一般的に、コットンやシルクに比べて化学繊維は摩擦が強いので、トラブルが起きやすい素材です。

乾燥していると静電気が起きるせいもあって、より衣服による摩擦が強まります。

4、外部刺激

・強い紫外線
・肌に合わない化粧品
・石鹸やシャンプー
・髪の毛
・強い洗剤
・衣服やアクセサリー
・空気の乾燥
        
私たちは常に色々な刺激にさらされています。こういった肌が外側から受ける刺激に対して無防備だと、かゆみの引き金に。

5、季節の影響

乾いた冷たい風が吹きすさぶ秋から冬。どこにいっても強い冷房が入っている夏。保湿ケアを怠れば、肌が乾燥してしまうのは当然です。

また季節の変わり目には1日の寒暖差が激しい日が多く、体が温度変化についていきません。すると体調を崩しやすく、免疫力が低下することからかゆみや湿疹などの異変が起きやすくなります。

そして花粉が多く飛ぶ季節は、肌も刺激を受けやすくかゆみが出がちですし、紫外線による肌のダメージもあなどれません。季節に沿ったケアが必要です。

6、乾燥以外の原因

そのほか、症状の一つとしてかゆみが現れる病気もあります。じんましん、アトピー性皮膚炎や水虫、あせもなどが代表的。また糖尿病や甲状腺機能亢進症、腎不全、更年期、ストレスなどによって、皮膚に異常はないのにかゆみがある「全身性皮膚掻痒症(そうようしょう)」である可能性も。気になる点があれば医師の診察を受けるようにしましょう。

また睡眠不足もお肌の乾燥・かゆみの原因に。

乾燥「かゆみ」対策 

乾燥によるかゆみの負のループを断ち切るために、12の対策をまとめました。カンタンに取り組めるものもありますので、できるところから始めてみましょう!

1、ボディクリームなどで保湿

とにかく保湿、なにより保湿。お風呂上りにはフェイスクリームやボディクリームなどを塗ってしっかり水分を保ちましょう。

アイテムを選ぶ際には、アルコールや着色料・香料など肌に刺激となる成分の入っていないものを。またかゆみを抑える抗ヒスタミンやビタミンE、セラミドなどの成分が配合されたものをチョイスするのもおすすめです。

2、衣類は化繊より天然素材を

デザインで選んでしまいがちな衣服ですが、かゆみ防止のためには素材ラベルもチェックするのが正解。なるべくコットンやシルクなどの天然素材を身に付けるようにするといいでしょう。

チクチク感じる、ゴワゴワしている服は摩擦や刺激によってかゆみが起きやすいので、肌触りの良い服を下に着る・一度洗濯してから着るなどの工夫を。また洗剤や漂白剤・柔軟剤が刺激になることもあるので、なるべく低刺激なものを選んでくださいね。

3、体温の上昇を抑える

冬の寒い日、コートを着たまま室内に入って急に暖かくなるとかゆみを感じた…そんな経験はないでしょうか。これは、体温が上がったために神経繊維がより活発になったことで、敏感に刺激を感じ取ってしまったからです。

エアコンの設定温度や、衣服の過度の重ね着などに気をつけて。

4、清潔にする

汗や皮脂が皮膚に残ったままになると、ニキビなどができやすくなり肌トラブルの元。かゆみが起きることもありますから、お肌は清潔に保ちましょう。かといって、ゴシゴシ洗いすぎてしまうのもNGです。お肌に負担になってかゆみが悪化してしまいます。

また、日中は気をつけていても眠っている間にかゆいゾーンを引っ掻いてしまうことも。爪が伸びていると肌を傷つけやすいので、爪はなるべく短く切っておきましょう。

5、入浴時はぬるめのお湯で!

実は筆者自身が以前、「全身が無性にかゆかった」のでシャワーを浴びてスッキリしようとしたところ、余計に痒くなってしまったことがありました。これは、お湯の温度が熱すぎたことが原因。

お湯は40℃を超えないように注意してみてください。熱すぎると、かゆみが増すだけでなくお肌に必要な皮脂や天然保湿因子までも取り除いてしまいますからね。

保湿効果のある入浴剤を使うのもオススメです。また体温が上がることでかゆみが強くなるのを避けるために、入浴は15分程度で切り上げましょう。

6、泡で洗う

お顔もボディも髪も、洗うときは「泡で洗う」を徹底して。シャンプーやボディーソープの原液を直接お肌にペタッとつけると洗浄成分による刺激も強いですし、皮膚の上で泡立てることで摩擦が生まれます。

必ず手や泡立てネットを使って、たっぷりこんもりと泡立ててからお肌にのせましょう。そして泡を押すようにして、手がお肌をゴシゴシこすらないように優しく泡で洗います。

7、ヒスタミン抑制作用のある食事を

かゆみの原因物質、ヒスタミン。実はヒスタミンを抑える食べ物と、反対に増やしてしまう食べ物があります。


■ヒスタミンを抑える食材は?
イチゴ・ブロッコリー・キャベツ・小松菜・レモン・ブルーベリー・海藻・きのこ・ヨーグルト・甜茶・緑茶・納豆…など


■ヒスタミンの多い食材は?
ほうれん草・ナス・さといも・トマト・たけのこ・サバ・イワシ・マグロ・エビ・カニ・豚肉・卵白・チョコレート・コーヒー…など

食べ物に含まれているヒスタミンが体の中に蓄積されると、アレルゲン物質に対する反応も激しくなりがち。できるだけヒスタミンを抑える食べ物を積極的に食べるようにしてみましょう。

8、睡眠時間をしっかりとる

睡眠とかゆみに関係が?と思われるかもしれませんが、睡眠不足は体にさまざまな影響を及ぼします。良質な睡眠が十分に取れていないと、肌のターンオーバーが乱れる事から古い角質が溜まりやすくなり、乾燥にもつながります。

また、血液循環が悪くなるため細胞に栄養が十分に行き渡りません。すると免疫力が低下して乾燥やかゆみが現れてしまいます。

7時間前後、ぐっすり熟睡できることが健康・美容の両面から理想です。寝る前にスマホを見たり午後にコーヒーを飲んだりはスムーズな入眠を妨げるので注意して。毎日たっぷり7時間眠ることは難しいかもしれませんが、できるだけ同じ時間に就寝・起床を心がけましょう。

9、紫外線で肌老化を防ぐ

紫外線を浴びると、日焼けして赤くひりついたり水ぶくれができたり。また、長い間に浴び続けた紫外線は肌の老化を引き起こしてしまいます。するとシワやシミになるほか、肌の水分保持力が低下してしまうので乾燥肌に。年々肌がカサつきやすくなるのは紫外線の影響も大きいのです。

春夏は当然のこと、一年を通じて念入りなUV対策を行いましょう。日焼け止めを塗り、帽子や日傘を面倒がらずに活用して。室内でも日焼けしてしまうので、UVカットカーテンを使ったり、一枚UVカーディガンを羽織るのもひとつです。

10、無理なダイエットや喫煙をやめる

ストレスを感じると、私たちの体はステロイドホルモンを多く分泌します。すると肌の代謝バランスが乱れてしまいかゆみが現れがち。いき過ぎたダイエットはやめましょう。

また喫煙は美肌の大敵!血流が悪くなるので、細胞のすみずみまで栄養が行き渡りません。すると新しい細胞が生成されにくくなりターンオーバーが乱れて肌トラブルを起こします。また喫煙によってビタミンCが失われるのも、乾燥肌にはマイナスです。

11、加湿器を使う

肌のための理想の湿度は60%と言われますが、室内の平均湿度は30~80%。ホテルの部屋ともなれば30%を切っています。

外気の乾燥をどうにかすることは難しいですが、室内の乾燥は加湿器を使えば防げます。そのほか洗濯物や濡れタオルを1枚干したり、コップや洗面器に水を入れておいておくだけでも効果がありますよ。また観葉植物は天然の加湿器に。

12、酷いときは医療機関を受診して!

かゆみに耐えるのは難しいですよね。寝ている間にかきむしって傷がひどくなり、炎症からさらに悪化してしまうことも。ホームケアで解消できない重度の乾燥肌やかゆみは、医師に相談してみましょう。 

皮膚科では、まず単なる乾燥によるものなのかアトピーなどが原因のものかを専門的に診断し、乾燥対策としては外用薬(ヒルドイドやワセリン・尿素などの保湿剤)を、そして場合によって内服薬(ビタミン類など)を処方されるのが一般的です。

そのほか強い抗炎症作用を持ったステロイドや、かゆみの原因ヒスタミンを抑える抗ヒスタミン剤が用いられることもあります。

掻かずに保湿!肌を優しくいたわろう

日常な些細なことがきっかけとなって起こるかゆみ。いつもかゆいと集中力がなくなって仕事などにも影響しますし、どうしても掻いてしまって肌は傷だらけ、美肌には程遠い…ということにもなりかねません。

たかがかゆみ、されどかゆみ。日頃の習慣をもう一度振り返って、お肌をしっとり保ってあげましょう!

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