POOL Everyday Handkerchief 〜“ためてつなげる”ユニークな商品〜

POOL Everyday Handkerchief 〜“ためてつなげる”ユニークな商品〜

ハンカチはたくさん持っているのですが、また好きなものを見つけました。
川島屋百貨店

POOL

Everyday Handkerchief

POOL Everyday Handkerchief
これは、リサイクルの考えから生まれた、愛らしいハンカチです。

ブランド名は「POOL(プール)」。あまり耳にしたことがないかもしれませんが、インテリアショップ「IDÉE(イデー)」のお店で、コーナー展開されています。

「POOL」は、大量に生産される素材を無駄なく使うことを考えて、ものづくりの過程で出る、ハギレや端材、キズ・汚れなどで売ることが難しい商品を「ためて」、企業やクリエイターと「つながり」、新たな価値のある「ものづくり」をするプロジェクト。「minä perhonen」のデザイナーである皆川明さんが監修を担っていて、2014年にスタートしたものです。

たとえば、無印良品のボックスシーツを1枚作るにあたり、大きな長方形の布の四隅をカットして縫い合わせ、ボックス型にするのですが、その際、約25cm角のハギレが4枚出ます。それも大量に作るので、量が半端ではないし、もったいない――何とかできないかというところから、このプロジェクトは始まりました。

もともとシーツに使われるほど、肌になじみの良い素材なので、触れて気持ちの良い麻のハギレ。これに刺繍を施し、周囲をステッチでかがってハンカチ仕立てにしたのがこのシリーズ。染色家の柚木沙弥郎さんや皆川さんが描いたモチーフを、ワンポイント刺繍にしてあります。
通常のものよりコンパクトなサイズのハンカチを、使いやすいと感じました。

「POOL」は他に、服や食器、生活雑貨など、幅広い商品を揃えています。そして、リサイクルを考えたブランドなのですが、声高にそれを謳っていないのもいいところ。商品そのものの価値がきちんとあって、大元をたどるとリサイクルだったという手順の方が、作り手と使い手のかかわりがフラットで清々しいと思うから――。このハンカチも、お店で「素敵な商品」と手に取り、話を聞いてはじめて、リサイクルに配慮したものと知りました。

ハンカチとしては小さめなので、バッグやポケットの中でかさばらない。大判に比べると、多少、吸水力が落ちるかもしれませんが、使ってみて、十分な役割を果たしてくれると納得しました。
何より、布とステッチの組み合わせがきれいです。バリエーションがあり、値段も手ごろなので、一枚と言わず、二枚、三枚と手に取ってしまいます。

そしてもちろん、ハンカチとしての用途以外に、ポケットチーフにしたり、コースター代わりにしたりと、使いみちをあれこれ工夫して。
日常使いしながら、ふとリサイクルの大切さに思いが及ぶ――「POOL」の活動を応援したくなります。
 POOL
POOL(プール)
Everyday Handkerchief(エブリデイ ハンカチーフ)
価格:450円(税別)
問い合わせ先:イデーショップ 自由が丘店
TEL:03-5701-7555
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。