【医師に聞く】足の巻き爪・陥入爪・二枚爪!原因と治療&爪ケア法

【医師に聞く】足の巻き爪・陥入爪・二枚爪!原因と治療&爪ケア法

「足の親指が巻き爪・陥入爪で痛い」「爪がいつも割れる」そんな爪トラブルはありませんか。サンダルを履く季節になると、どうしても目立つのが足先です。そこでスキン・ソリューション・クリニック院長の脇田加恵先生に爪トラブルについて教えていただきます。
正しい足ケアで夏までに足元美人! 脇田加恵先生

足の爪が痛い!巻き爪・陥入爪が起こる原因とは?

ヒールのある幅の狭い靴を履いたり、ネイルをする機会が多い女性にとって、足の爪に関するトラブルで悩んでいる方は多いと聞きました。代表的な足の爪のトラブルには、どういったものがありますか。

「足の爪のトラブルとしては、『巻き爪/陥入爪(かんにゅうそう)』が挙げられます。ちなみに、『陥入爪』とは、爪の端が皮膚などに食い込んで、腫れや痛みなどを伴う症状をいいます。

その『巻き爪・陥入爪』になってしまう原因は、生まれつき爪が大きい、形がバチ状で先が広がっている、湾曲が強い(巻き爪)ことなどが影響している場合があります。爪の湾曲は先の細い靴による圧迫や高いヒールによる爪の圧迫などが原因となります。

このように『巻き爪・陥入爪』には様々な原因がありますが、爪が食い込んで痛くなり受診する方の大半は、実は『深爪』によるものです。つまり、『爪の湾曲が強いために食い込んでいる陥入爪』であることよりも、『爪の端を切り込みすぎること(深爪など)によって皮膚に食い込んでしまう陥入爪』の方のほうが多いということです」(脇田先生)

爪が食い込んで痛くなる多くの原因が「深爪」にあったとは、意外でした。次に、具体的な治療法についてお伺いします。

巻き爪・陥入爪を治そう!病院での治療法

「巻き爪・陥入爪」で痛みが出ていたり、辛い症状がある場合は、病院へ相談することが大切と思いますが、「ちょっと痛そう」など、「巻き爪・陥入爪」など爪の治療について、少し怖いという印象を持つ方もいるそうです。病院に相談した場合の代表的な治療法とは、どういったものですか。

「多くの方の『巻き爪・陥入爪』を引き起こしている『深爪』が原因で食い込んでいる場合には、正しい爪の切り方の指導をします。その際、爪が正しい長さになるまでの間は、爪が皮膚に食い込まないようにテーピングをします。こういった治療だけで、かなり改善される方も多いです。

一方、爪の湾曲が強いための『巻き爪・陥入爪』は、形状記憶されたワイヤーで爪を広げる処置が一般的です。ただ、爪の根本の骨の付着部からすでに爪が湾曲していることが多く、このような爪の矯正は一時的な効果です。

繰り返し食い込んで傷めてしまう場合や、バチ状に広い爪の場合には、手術で食い込む部分の爪の端を生えないようにする治療もあります。いずれにしても、専門医が原因をしっかり診断した上で、適切な爪のケアやアドバイスを行いますから、困っている場合は、まずは相談だけでもしてみると良いと思います」(脇田先生)

脇田先生によると、正しい爪の切り方とは、爪の両端を切り込み過ぎないで、爪全体が四角いイメージに仕上がるよう爪の先は横にまっすぐ切るという「スクエアオフ」という切り方とのことです。その際の爪の長さは、爪の先の白い部分が少し残るくらいがちょうどいいそうです。

その他の爪のトラブルの原因と解消法|二枚爪・タテ線・爪が割れやすい

先のような「巻き爪・陥入爪」といった痛みを伴うような症状までは至らなくても、「二枚爪」「爪に入るタテ縦」「爪が割れやすい」といった爪の身近なトラブルには、筆者自身も悩まされています。「美しい爪」「健康な爪」を手に入れるために必要なセルフケア方法や対処法などアドバイスをいただけますか。

「爪も乾燥しますので皮膚と同じように『保湿』をしましょう」(脇田先生)

爪も乾燥しているとは、知りませんでした!これからは爪にもしっかりとクリームを塗って、保湿を心がけます。

「また、爪は『栄養状態を反映』しています。『たんぱく質』『鉄』『亜鉛』などが欠乏していると丈夫で健康的な美しい爪が作られません。爪が弱いと感じる方は、『食事内容の見直し』とともに、『サプリメント』で補うと良いと思いますよ」(脇田先生)

爪のトラブルには栄養が大事と聞いたことはある方もいらっしゃると思いますが、具体的に必要な栄養素を知ることができた今は、「タンパク質」「鉄分」「亜鉛」を中心に栄養をしっかり意識して、健康で美しいしい爪を目指したいですよね。

筆者が調べたところ、鉄分やタンパク質、亜鉛などがとれる食材には、カツオ、マグロ、牡蠣、鮭、納豆や豆腐などの大豆製品、卵などがあり、これらは野菜などのビタミン類が豊富な食材と一緒に食べるとより良いそうです。
これを機に、爪の切り方、爪の保湿、爪の栄養を見直して、健康で美しい爪を手に入れませんか。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
■監修
脇田 加恵 先生
スキン・ソリューション・クリニック 院長/皮膚科専門医

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