何をするのも面倒くさ~い、ぐうたら女子はやせる生活習慣を身につけろ!
【教えてくれるのは…】運動指導者 森 拓郎さん
ダイエットは肥満レベルを表すBMIを指針に。BMI上の理想数値BMI22で体脂肪率24%の女子は、一般的な感覚ではぽちゃ系。BMI20前後で、体脂肪率20%前後が女子の理想。BMI18.5以下はやせすぎの傾向が。
BMIとは……
体重と身長から割り出した肥満度を表す数値。女性の場合、BMI18.5~25が適正値だが、細身のモデル体型を目指すならBMI20前後が目標。
美容体重を目指すなら……
STEP2 月経サイクルを味方につければやせやすくなる!
月経前に無性に食べたくなるのは女性ホルモンのせい。排卵から月経までの2週間は女性ホルモン・プロゲステロンの分泌が増え、脂肪を蓄えやすい。逆に月経中盤から排卵までがやせ期。月経サイクルを味方にすればダイエットのストレスを減らせる。
STEP3 夜型女子は73%太りやすい! → 早寝を心がけるべし!
コロンビア大学の研究によると睡眠が4時間以下の人は7~9時間寝る人に比べて73%太りやすいそう。睡眠不足だと食欲を刺激するホルモン・グレリンが増え、食欲を抑制するレプチンが減るといわれている。
STEP4 毎日の体重を気にするよりも、鏡の前で『肉つかみ』ボディチェック!
ダイエットで大事なのは体重の数値より、見た目に細く見えるかどうか。そこで鏡の前で肉をつかんで、その厚みを目と手の感触でチェック。体の中で脂肪を落としにくい二の腕、背中、おへその横とわき腹、内ももをつかんで。定期的につかむと、ダイエットの効果がわかるはず。
STEP5 だらだら半身浴よりさくっとHSP入浴がやせる!
HSP=ヒートショックプロテイン入浴とは、42~43度のお湯に10分ほどつかる全身浴。HSPは傷んだ細胞を修復する働きを持つたんぱく質で、熱刺激を与えることで増加し、同時に代謝アップを促すミトコンドリアも活性化。だから、代謝アップには半身浴よりも、週に2回以上のHSP入浴がおすすめ。
がんばるダイエットを卒業すればやせられる「今度こそダイエットをがんばる!」が口グセになっていない?「『ダイエットをがんばる』は、ダイエットに終わりがあると思っている発言です。ダイエットを終えてしまえば、その後はゆるやかに元の体重に戻っていくだけ。ダイエットはがんばるものでなく、無理なく一生続けられるもの。短期集中の無理なダイエットはやめて、毎日の生活習慣や食生活を、やせる習慣へと見直しましょう」(森さん)
「本当のダイエットはとても地味。ジムで運動をしなくても、エスカレーターを使わずに歩いたり、早く寝るように意識したりするだけで体は変わります。通勤を動きやすいファッションに変えてみるのも手。歩きやすい服装だと自然に歩数が増えて、日常に運動を取り込みやすくなる可能性も!」
撮影/伊藤泰寛 イラスト/千野エー 取材・文・構成/山本美和
《森拓郎さん式ダイエットをもっとチェック!》
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