MUVEIL グランマチャーム 〜おしゃれなおばあさんチャーム〜

MUVEIL グランマチャーム 〜おしゃれなおばあさんチャーム〜

シーズンごとに楽しみにしているチャームがあります。
川島屋百貨店

MUVEIL

グランマチャーム

 MUVEIL(ミュベール) グランマチャーム
これは、ファッションブランド「MUVEIL(ミュベール)」の作ったチャームです。

「ミュベール」は、可愛らしさの中に、少し毒気のあるブランド。スパンコールの花が散りばめられている迷彩柄のカーディガンや、チュールがふんだんに使われたスカートなどがクローゼットに並んでいて、長きにわたって愛用しています。

デザイナーを務める中山路子さんは、しぐさがゆったりしていて、エレガントな空気をまとっている方。最初は、ファッションから伝わってくるイメージと少し違うかもと思ったのですが、お話していると、強い思いを抱いている芯の強さが伝わってきます。

その象徴的存在が「GRANDMA CHARM(グランマチャーム)」。名前の通り、おばあさんの姿をした、ファッショナブルでチャーミングな人形です。

それぞれが、おしゃれな装いに身を包んでいるのですが、「未来に前向きで、歳を重ねるごとに幸せや美しさを増し、謳歌する女性たちを表現している」という中山さんの思いをかたちにしたもの。
ファーのコートに身を包んでサングラスをかけていたり、ふんだんにフリルが付いたドレスを着ていたり。おばあさんにしては、かなり過激な装いです。それが上品な優雅さを感じさせるのは、おばあさんの豊かな表情が魅力的だから、そしてそれを表現しているのが中山さんだからだと思うのです。

また「グランマチャーム」は、コレクションごとに衣装を変え、そのシーズンの「テーマ=物語」をナビゲートする役割を果たしています。今年で10周年を迎える「ミュベール」が、メッセージとして伝え続けてきたものです。

そしてもちろん、限定数量で売られてもいます。決して安くはないのですが、物凄く手が込んでいる作りで、精緻な手仕事が施されていて納得がいくもの。コレクターがいるというのも頷けるところです。

少し大きめのチャームなので、私はバッグに付けるのではなく、クローゼットのそばに置いてあります。朝、身支度しながら、「今日も背筋が伸びたおしゃれをしよう」、「ちょっとしたユーモアがファッションには必要」、「歳を重ねても気合入れてきれいにしなくちゃ」など、「グランマチャーム」に話しかけることもしばしば。

若いこと、着飾ること、ブランドものをまとうことだけが女性の美しさではなく、豊かな感情と個性を育んでいくことが「らしさ」を形作っていくと、さりげなく教えてくれる存在です。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
 MUVEIL(ミュベール)
MUVEIL(ミュベール)
グランマチャーム
価格:14,000円(税別)
問い合わせ先:ギャラリー・ミュベール
TEL:03-6427-2162
川島蓉子 かわしま・ようこ
1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。