分け目の白髪

白髪を改善したい!寝て食べて飲んで変わる?白髪対策のポイントまとめ

30代になると増え始める白髪を改善したい!白髪をなくす方法やゴマなどの白髪をなくす食べ物、白髪に効くサプリ、漢方などによる対策をまとめました。白髪が黒くなってきたら食べ物やサプリを止めていいかも要チェック。白髪隠しやシャンプーもご紹介します。

白髪を改善するなら30代から?

久しぶりにサイドの髪をかき上げてハーフアップの髪型にしようと思ったら、こめかみに白髪が何本も生えていた! そんな経験のある方もいるのではないでしょうか? 早い人だと20代半ば〜後半には、すでに出始める白髪。最初は「めったに生えてこないし」と1本ずつ抜いたり切ったりしていたけれど、次第に無視できない数になってきます。

そのままにしておくと増え続けていく白髪は、改善できるのでしょうか? そもそも、白髪になってしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

白髪ができる理由として、まず髪の毛の黒い色がどのように形成されていくかをおさらいしておきましょう。黒い髪の色を作るのは日焼けの素にもなる物質であるメラニン色素です。毛髪の下の頭皮の中にはメラノサイトと呼ばれる色素生成細胞があります。このメラノサイトの中にあるチロシンという物質にチロシナーゼという酵素が働きかけることで、メラニン色素が生成されます。さらにこのメラニン色素が髪の毛の中に輸送されて髪に色がつくという仕組みです。
白髪が増えてくるのは、このメラノサイトでのメラニン色素の生成、またはメラニン色素の髪への輸送、あるいはこれらの両方が阻害されているからと考えられます。
では、具体的にどのような事柄がメラニン色素の生成・輸送を阻害する要因となっているのでしょうか?

白髪を改善!対策はなぜ早いほうがいいの?

メラニン色素の生成・輸送を阻害する要因

白髪が生じる原因として考えられるのは、何らかの理由でメラノサイトでのメラニン色素の生成やメラニン色素の輸送が滞ってしまうことでしたね。これらを引き起こす大きな要因として、生活環境の変化や病気などによるストレスがあります。

例えば、職場の人事異動や転職、転勤により上司や同僚が変わって強いプレッシャーを感じながら働いていると、ストレスにより常に心身が警戒モードに入ります。自律神経のうち交感神経が働くようになるわけです。そのような職場環境ではしばしば残業時間が長引きますし、栄養価の高い食事を十分に摂る機会が失われますよね。また、帰宅後も心配が収まらず、交感神経がオンとなったまま長く過ごすようになります。

このような状態が長く続くと、自律神経失調症を起こし、身体の生命維持に関わる臓器以外への栄養供給が滞ります。副交感神経が優位にならずリラックスして寝つけないため睡眠不足も伴ってしまい、新陳代謝がスローダウンし、メラノサイトでのメラニン生成が追いつかなかったり必要な栄養素が届かなかったりする恐れがあるのです。

白髪は心身の衰えのシグナル

白髪の原因となるような生活スタイルは、頭髪の健康だけでなく心身の健康のためにも好ましいものではありません。美容だけでなく健康のためにも、白髪が改善できるライフスタイル、つまり心と身体を大切にできるようにしていくのが望ましいのです。

30代から40代になってくると老化により身体の代謝機能が衰えてきます。病気から回復する機能も当然衰えてきますから、白髪の改善にはできるだけ若いうちからとりかかることが大切です。
ストレスと老化のどちらが原因であっても、白髪は新陳代謝の衰えや心身の健康が少しずつ失われていることを示すシグナルととらえられます。長く若々しく元気でいられるように、この機会に改善を試みていきましょう。

白髪を改善するには?白髪をなくす方法をチェック

白髪を改善し、心身を健康にしていく方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

心と環境のケア

まず、上で挙げたようなストレスへの対処が大切です。ストレスへの対処には受け流す方法と、その原因を根本的に変えてしまう積極的な方法があります。職場環境の悪さについては、直属の上司や現在の同僚でない職場の人に相談したり、辛さを分かち合ってくれるような家族・友人・知人・専門機関(心理カウンセリングなど)に話したりするようにしましょう。自分一人で抱え込んでしまうと、「自分が悪い」といったネガティブな思い込みに陥ってしまうことが多いです。

もちろん、気持ちをリセットするという点では、人に話すだけでなく、趣味に打ち込むこともいいでしょう。フィクションの世界に浸ったり、スポーツをしたりして今の悩みに囚われないようにします。休暇を取って旅行するのもいいかもしれません。
「どう考えても相手が悪い」ということであれば、勤務先の人事や直属の上司のさらに上に報告することも検討してもいいかもしれません。現在の職場に長居するつもりがなくいずれ転職する予定で、狭い業界の中で同業他社に移るつもりなら、現在の職場では波風を立てすぎないようにし、できるだけ早く転職するというのも良い選択肢になるでしょう。

身体のケア

すでにどちらもやっている、という人も少なくないでしょうね。その場合は、自分の身体のケアももう少し大切にしてみてください。
特に、食生活の改善は大切です。例えば、ビタミンAで肌の保湿・恒常性を維持し、ビタミンB1で皮膚を健康に保ちます。メラニンの元となるチロシンや血液の元になる鉄分を良く摂ることも忘れてはいけません。

また、睡眠を適切にとることも重要です。入眠後の最初の数時間に成長ホルモンが最も多く分泌されるため、寝入ってからすぐに目が覚めないようにしなければなりません。睡眠時間の確保は当然ですが、必要であればベッドや枕を新調して寝心地を良くしたり、就寝中の室温・湿度を適度に調節できるよう冷暖房や除湿機・加湿機を導入したりしましょう。寝る前にブルーライトを浴びると入眠が難しくなることが知られています。スマートフォンやパソコン、液晶テレビ、タブレットの使用は就寝時間より1時間前になったら控えるようにしましょう。

血行&代謝を良くするために、日頃からちょっとした運動をしてみましょう。いきなりジムに通うのは難しくても、移動中にエレベーターよりも階段を利用するようにしたり、スパで汗を流したりすると気持ちがいいですよ。身体を冷やさない服装や、鍼灸でのツボ刺激などもいいでしょう。

頭皮それ自体への働きかけとしては、血行の良くなった入浴後に頭皮をマッサージしたり、白髪の
気になる箇所の地肌に保湿のできる美容液などを塗ったりすることが挙げられます。肌の保湿を改善すると、栄養素が届きやすくなります。肌の奥に浸透させることはできなくても、肌表面の水分の蒸発を防ぐことで内部からの水分の移動が防げます。

全てを並行して毎日行うことは難しいかもしれませんが、気が向いたときや余裕のあるときにちょっと多めにやってみるなどして、習慣にできるようにしていきましょう。

ゴマは白髪改善の食べ物?白髪をなくす食べ物はある?

食生活の改善の中では色々な栄養素をご紹介しました。具体的な食品にはどのようなものがあるでしょうか?

白髪をなくす食べ物は?

ダイエットに限らず「××にはこれが効く!」というような広告を見かけることは多いですよね。しかし、みなさんもご存じのように何かの栄養を摂ったからといって、その栄養が届いてほしいと思うところに必ず向かうわけではありません。確実な効果があるものは、逆に体内に取り込みすぎることで身体に害をなすこともあるため、医薬品に指定されて管理されたり、摂り過ぎについて厚生労働省などから注意喚起がなされたりします。通常の食品ではこのようなことは無いことからもわかるように、絶対に効くというものはないのです。

白髪に欲しい成分が効率的に食べられる食べ物は?

白髪改善への正解はありませんが、役立つと言われる成分を効率良く食べて、身体に届きやすくすることはおすすめです。

肌に良いビタミンAやメラニン色素になるチロシンを多く含む食品としてはバター・チーズなどの乳製品があります。また、血中のコレステロールの減少や血行の改善に効果を期待できるセサミンやビタミンE、不飽和脂肪酸はゴマに多く入っています。豚肉やレバーには皮膚の健康に良いビタミンB1と血の元になる鉄分が多く含まれています。緑茶やさつまいも、キャベツなどに多く含まれるビタミンCは、皮膚の中に保湿成分と水分が留まる場所を形作るコラーゲンを合成するのに役立つと言われています。ゴマを散らした豚肉の生姜焼きに、キャベツのサラダなどをつけてみるなど、色々工夫をしてみましょう。

白髪を改善したい!白髪に効くサプリは?

さて、栄養成分はわかったものの、実際に食べるとなると時間作りや調達が難しいという人はいるでしょう。白髪の改善をしたいけれども忙しい、食事や料理に興味はないという人もいるかもしれません。食事で摂る代わりにサプリメントで補えばOKとして日々の食事を時短している人もいるかもしれませんね。では、上で挙げたような食品でなくサプリメントを摂っていればいいのでしょうか?

サプリメントはその名の通り補完的に使われることが想定されています。医療機関の処方薬でない、食品として生産されているサプリメントは医薬品よりも吸収率や含有率が少ない場合もあります。海外から個人輸入する製品の中には本来入っているべきでない成分が含まれることもあります。摂り過ぎで健康に悪影響がある場合もあるため、管理が必要になります。価格の面からも長期での使用には向きません。

食材は食物繊維や複数の栄養素を含むため、一度に多くの栄養素を楽しみながら摂取することができます。これに対して、サプリメントは淡々と限られた特定の栄養素のみを摂ることになります。食物繊維を摂ることができないため、便通が滞り、新陳代謝を悪化させる恐れもあります。

以上のような長期で使用するモチベーションの障害となる管理・金銭の問題に加えて、本来改善すべきライフスタイルのまま惰性で生活する恐れがあることも、サプリメントを重視する食生活のデメリットとなります。
白髪以外の心身の健康を損なうリスクのある環境や食生活であれば、やはり難しくても意識的に改善し、補助的にサプリメントを使うようにしたいですね。また、サプリメントを摂る際には、消化吸収がよくなるようお茶などでなく水をよく摂るようにしましょう。

白髪の改善に漢方を活用しよう

白髪の改善に役立つものとして漢方もチェックしておきましょう。
白髪の要因として血行不良が考えられるとお話ししましたが、漢方では血の流れが悪くなる状態のことを「瘀血(おけつ)」と呼んで、治療の対象としています。この対策に用いられるのが、桂枝茯苓丸(けいししぶくりょうがん)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などの漢方薬です。それぞれ植物を粉末にした生薬でできていて、むくみをとるなどの効果を期待できます。

中でも桃核承気湯は、「血(けつ)」や「気」の流れを改善する目的で作られており、一般的に女性の悩みである便秘や生理の前に不安感やイライラが募るのを改善する目的で使われます。
ストレスのある状態だとリラックスするのが難しくなりますが、生理痛が出たり重くなったりすることがありますよね。こうした点を改善していくのに良いでしょう。

なお、持病のため継続的に服薬している方は、薬の飲み合わせの確認のため事前にかかりつけ薬局や漢方薬の販売店の薬剤師資格のある方に相談されることをおすすめします。

白髪の改善で白髪が黒くなってきたらサプリはやめる?

白髪が改善して白髪が少なくなり、黒い毛が増えてきたら一安心。サプリメントや食生活の制限はもう止めていい。
そんなふうに思ってしまう方は要注意です。また繰り返してしまうかもしれませんよ!

白髪が改善してきたからといって、一時的にそうなっているだけかもしれません。毛には毛周期というものがあり、生えてきた毛はもっと前の環境と食生活の下で作られたのです。現在の取り組みに頑張っていればいるほど、その成果をはっきりと目にしたいと思うのは自然なことですが、そのせいで白髪が減ったと認知に歪みが出てしまっているかもしれません。

そこまで極端な思い込みでなくても、効果をポジティブ/ネガティブに捉えてしまうことはあるでしょう。確実に良くなったと自分でわかるように、白髪対策の開始日から定期的に記録をつけていくことをおすすめします。

具体的な記録の付け方としては、習慣を変える認知行動療法の手法を応用しましょう。まず、漢方・食べ物・飲み物・サプリ・運動をメモします。さらにその日のストレスの度合いを10段階で評価しましょう。特に印象的な出来事があればそれも書き留めておきましょう。最後にその日の良かったことを3つ程度記録することで、一日を気持ちよく終わるための思考の習慣がつきます。
また、1週間ごとに気になる部分の白髪の様子を、決まった場所で、一定の距離と角度からスマホなどで撮影すると後々参考になりますよ。

手っ取り早く白髪を改善するならシャンプーで

白髪の改善を急ぎたいけれど、職場や食事の改善ではまどろっこしいという方もいますよね。
しかし、抜くのは待ってください。すでに生えてしまっている白髪を抜くと、毛を作る毛母細胞へ良くない刺激を与えることになるかもしれません。美容師さんでも「抜きましょうか」という人はいますが、リスクは低く保ったほうがよいでしょう。また、本数が増えると抜くのにも限界が出てきます。
後頭部などの見えない部分にも白髪があるとしたら、一人では対処が難しいですよね。そしてそれがまだ数本に留まっているなら、美容室で白髪染めをするよりも自宅で対処したほうが断然お得です。

そこで使いたいのが、白髪向けのカラーリングシャンプーです。シャンプーは徐々に染まっていきます。素早い対処はできない反面、常に染め続けていることになるため、美容室での白髪染めのように伸びていくにつれて生え際が白く目立つということがありません。
また、後頭部にはなく、こめかみなどの見える範囲にしか白髪がないとわかっていて、短時間の集まりだけ白髪を隠せればいいという場合なら、白髪隠しもいいでしょう。ピンポイントで染められるほか、出先で新しい物を見つけたときにもすぐ染められますよ。

心身の健康や老化についてのシグナルになる白髪の改善は、長期的に地道に行っていく必要があります。だからこそ、楽しみながら、無理せず複数の手段を組み合わせながら長い目で取り組んでいきましょう。
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。

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