桃色◆残寒を感じさせる紅潮チークはアジア女性の美しさを簡単に表現できる
「桃色って、アジアの寒い地域に住む女性の頰の色だよね。生命力に溢れていてしなやか。ピンクを甘々に使うよりずっと、グッと来るよね。ヘアもコンサバにまとめず個性的に。イメージはビョークで(笑)」
桃色チークが主役の“女っぷり”メイク
チークは、3色を混ぜて頰の高い位置に丸くぼかしてから、そのまま同じブラシで眉のすぐ下あたりまで、“C”の字になるように広げる。目元はブラウンで骨格を強調。アイホールに1色のシャドウを薄く広げた後、2色シャドウの上側を同じ部分に重ねて、二重幅に下部分をオン。リップを淡くのせて、自然な血色を演出して。
使ったのはコレ!
肌の温度を思わせるじんわり系血色カラー
マットな赤とパーリィなピンク&ホワイトの組み合わせ。ブラシでミックスすれば、絶妙な血色に。
ブラッシュ トリニティ エンパイア パッション ¥2800/アディクション ビューティ
唇にのせるとソフトマットな青みピンクに発色。チークやアイカラーとしても使える。
ヴィセ アヴァン マルチスティックカラー 008¥1800(編集部調べ)/コーセー(2/16発売)
まぶたの腫れぼったさを払拭して立体感を高める淡いブラウンのクリームシャドウ。単色使いの他、発色や色もちを高めるアイシャドウベースにも。
アイリシェイパー 04 3000/イプサ
肌になじみながら目元の陰影を自然に強調する2色がセットに。締め色のダークブラウンは繊細なパール入りなので広めにのせても軽やか。
デザイニング アイシェード 22 2200/イプサ
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薔薇色◆想像を裏切るピンクの眼差しは、最高に洒落た色気になる
「ピンクって実は辛さも出せる色。しかもそれを唇ではなく、目元に持ってくるのがこの春の気分。目尻にちょこっととかじゃなく、割と大胆にのせちゃおう。変身願望を叶えたいなら、ぜひトライして」
薔薇色アイが主役の“女っぷり”メイク
シャドウパレットの中央をアイホールの目頭から目尻まで広めにオン。淡くではなく、色をきちんと感じさせるようにしっかりと。右下で上まぶたのキワにやや太め、2ミリ程度のシャドウラインを。目尻は5ミリ延長して。リップはベージュやコーラルだと甘くなるのでNG。赤を薄くのせてじんわり発色に。
使ったのはコレ!
河北裕介さんも絶賛するピンクパレット
中央のパッションピンクをはじめ甘く転ばない稀有なピンクがIN。
サンク クルール(グロウ アディクト)887 ¥7700/パルファン・クリスチャン・ディオール(限定発売)
グロッシーでもマットでもないエフォートレスな質感と発色が絶妙。05は肌の内側から滲み出る血色を簡単に演出できる深いレッド。
リリカルリップブルーム 05 ¥3500/THREE
撮影/竹内裕二(BALLPARK /人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/河北裕介 スタイリング/木津明子 取材・文/中川知春