髪質は変わる?あなたの髪に合ったケア&ヘアアレンジ方法を徹底解明

髪質は変わる?あなたの髪に合ったケア&ヘアアレンジ方法を徹底解明

硬い、柔らかい、クセがある、ハリコシボリューム不足…髪の悩みは様々。髪質は遺伝の他、ホルモン・ストレス・栄養不足・頭皮環境などの原因で変化します。剛毛や軟毛・くせ毛などは、シャンプーやヘアケア、セット方法、生活習慣の改善、髪型の工夫で解決!

髪質はどうして違うの?

硬い髪、柔らかい髪…髪質って誰でも同じではありませんよね。美容院で憧れのモデルさんと同じヘアスタイルにしてもらってもどこか違うのは、髪質の違いが原因のことが多いのです。

そもそも髪質が人によって違うのはなぜでしょうか。髪質を決めるのは髪の太さや柔らかさ、そしてクセのある無しなど。それは、髪の表面のキューティクルの厚さや、髪内部のタンパク質や脂質・水分を含む「コルテックス」の量や密度によって決定されます。

キューティクルが厚いほど太く硬い髪になりますし、コルテックスの量が多いと太い髪に。そして内部の脂質や水分が多いほど髪はしなやかさを保ちます。

ですが、パーマ剤などの影響でタンパク質が溶け出してしまうことも。また、ダメージを受けてキューティクルが傷ついたりはがれたりすると、タンパク質が流れ出してしまうようです。

そして傷ついた髪に必要以上にミネラルが蓄積すると髪のタンパク質を硬くしてしまうので、しなやかさに欠ける髪になります。

カンタン髪質チェック

自分の髪が硬いのか柔らかいのか、太いのか細いのか。実はよくわからないという人も多いのでは?

簡単な方法で髪質をチェックしてみましょう。

《巻いてみる》
髪の毛を一本抜いて、指にくるくる巻きつけて10秒。ほどいた時にゆっくりらせん状に戻ってあとが残っているなら柔らかめ、まっすぐに戻るなら硬めの髪質のようです。

《横に持ってみる》
髪が短く指に巻き付けられない場合、髪を横にして持ってみましょう。下に下がるのが早いようなら柔らかめ、遅いようなら硬めのようです。

《触ってみる》
頭皮に近い髪の根元を指でつまんで、毛先の方へ指を滑らせます。ざらっとした抵抗感を感じれば硬め、毛先までつるっとしていれば柔らかめの髪なんだとか。

どんな髪質があるの?

では、いろんな髪質の特徴や髪の状態を具体的に見ていきましょう。

剛毛と軟毛

《剛毛》
1本1本が固くてしっかりしている髪。鱗(うろこ)のようなキューティクルの層が隙間なくしっかり重なっています。内部のコルテックスも多めなので密度が高く、ぎゅっと詰まっている状態です。

ハリやコシ・ツヤがあり、頭皮の状態もキューティクルも整っていて健康な場合が多いのですが、ゴワつきやまとまりにくさ、カールがつきにくいといった扱いにくい面があります。ボリュームが出すぎてまとまらなかったり、束感ができにくかったりで重く見えることも。

《軟毛》
いわゆる「猫っ毛」、猫のように細く柔らかい髪のこと。キューティクル層の重なりが薄いため、外部ダメージを受けやすいでしょう。コルテックスの密度も少し低めなようです。

ふんわりしているのでゆるふわ感が出しやすく扱いやすい反面、トップやフロントなど欲しいところにボリュームが出にくく、ペッタリした髪になりやすいのが難点。分け目がくっきり目立つ、アップヘアが決まらないなどの悩みも。

直毛とクセ毛、縮毛

《直毛》
日本人に最も多いと言われるのが直毛。毛根にゆがみがなく、髪の断面もどこを切ってもまん丸に近い形をしています。まっすぐストレートなので頭の形に沿いにくく、ボブにすると鉢を被ったようになるなど、ヘアスタイルによってはまとまりにくいことも。

ですが、全くクセがない直毛の人はほとんどいないようです。基本的には直毛だけれど、部分的にクセがあったりハネやすかったり、うねりなどの悩みを持っている人も多いのです。

《クセ毛》
クセ毛には、
・軽いうねりやパーマのようなウエーブなどの「波状毛(はじょうもう)」
・髪の所々でらせん状にねじれている「捻転毛(ねんてんもう)」
・一定間隔で髪が細くなって数珠のようになっている「連珠毛(れんじゅもう)」

そして後述する「縮毛」など、いくつかの種類があります。

クセ毛は、毛根自体に歪みがあり、髪の断面も切る場所によって楕円だったりいびつだったり、髪1本1本がまっすぐではありません。この毛穴の形質などはある程度遺伝によって決まっていて、生まれつきのくせ毛を根本的に直すのは難しいでしょう。

ですが、毛穴のつまりや頭皮の汚れによって毛穴の形がいびつになってクセ毛が生えている可能性もあります。また、髪のダメージによって、水分バランスやコルテックス内の成分バランスが崩れることでくせ毛になる場合も。更に、生活習慣や加齢によってホルモンバランスが乱れて、毛髪の成長に支障が出ている可能性もあります。

《縮毛》
クセ毛の中でも、細かくチリチリと縮(ちぢ)れているのが縮毛。捻転毛や波状毛といった髪質を合わせて持っていることも多く、かなり強い癖があります。縮毛矯正をかける人も多いでしょう。

髪質を変えたい!改善方法は?

それぞれの髪質の特徴や悩みの原因を確認したところで、「その髪質を変える方法はあるのか?」という一番気になる疑問について見ていきましょう。結論から言って、完全に髪質を変えてしまうことはできませんが、気にならない髪質に導いていく方法はあります。

そもそも髪質は変わるの?

髪質は遺伝的な要素もありますが、環境の変化やヘアケア方法、また年齢によっても変化するので、生まれ持ったまま全く変わらないわけではありません。もともとストレートだったヘアでも、加齢によって髪のうねりが現れたり、しっかり立ち上がっていた髪のハリやコシが失われてぺったりボリュームダウンしてしまったり。また毛穴のつまりがクセ毛を生んだりする場合もあります。

先天的なクセ毛を直すのは難しいのですが、生活習慣などによる後天的なクセ毛であれば、正しいケア方法などの対策をとって少し髪質をよくすることは出来るみたいですよ。

改善方法1、乾かし方を変える

まずシャンプー後の髪の乾かし方。うねりや広がり対策をしたいなら、濡れたままの髪で寝たり、自然乾燥は絶対にNGです。濡れてキューティクルが開いた状態では髪が傷みやすく、パサつきが起きるため、翌日のうねりと広がりにつながるようです。

<うねりが気になる人の乾かし方>
1.うねり対策をしたいなら、必ずしっかりタオルドライ。頭皮の水分をタオルでしっかり吸い取ります。 それから髪の毛をタオルで挟んでポンポンと叩くようにして水気を取りましょう。ゴシゴシ摩擦しないように気をつけて。
2.毛先を中心にアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をつけていきます。
3.髪を片方の手で内側から持ち上げ、根元を乾かしていきます。毛の流れに沿うようにして軽く下に髪をひっぱりながら乾かすと、うねりが出にくくなるようです。ロングヘアを自然な内巻きに仕上げるなら、下を向いて乾かすのもおすすめ。

<分け目のクセとトップのボリュームが気になる人の乾かし方>
1.分け目がパッカリ分かれやすい、トップのボリュームが出にくい人は、濡れているうちに軽く髪を振りながら乾かして、根元のクセを抑えていきましょう。髪の立ち上がりがふんわりします。
2.一カ所に風を当てず、均一に当たるようにして全体を乾かします。乾いた髪のクセは直りにくいので、クセがつきやすい部分や目立ちやすい前髪を先に乾かすと、おかしなクセがついてしまうことが防げますよ。
3.髪は冷えるとそのフォルムをキープする力がアップします。ドライヤーの冷風機能を使って、クセが出やすい箇所を念入りにブローしましょう。

改善方法2、ストレスフリーな生活を

ストレスと髪質。一見無関係なようですが、心は体と密接につながっています。私たちの体はストレスを感じて自律神経やホルモンバランスを崩してしまったりすることもありますよね。

髪の成長には女性ホルモンのバランスが関係しており、バランスを崩すと髪の健やかな成長の妨げになってしまうそうです。また自律神経の乱れによって頭皮の血行が悪くなり十分な栄養が行き届かなければ、毛穴のつまりやひずみを引き起こしたりする可能性も。

具体的にはうねりが出やすくなる、ハリ・コシ・ツヤの低下、チリチリになる…といった髪質の変化を招きます。

一度髪の質がダウンし始めると、自力で戻すのは簡単ではありません。トラブルやクセが出始める前に、ストレスをためない生活をするよう心がけることが大切です。規則正しい生活ができているか、リラックスできる環境が作れているかを見直してみましょう。

改善方法3、良質なたんぱく質やビタミンをとる

栄養バランスのとれた食事が出来ていますか?髪は生命維持には関わらないので、栄養不足になると心臓などの臓器よりも後回しにされてしまい、十分な栄養が行き届かないらしいですよ。

《タンパク質》
特に髪の健やかな成長に大切なのは、髪の原料でもあるタンパク質。内蔵に負担がかかりやすく脂肪にもなりやすい「動物性タンパク質」ではなく、低カロリーで血液の流れを良くする「植物性タンパク質」を意識して摂るのがおすすめです。納豆・豆腐など大豆や大豆加工品に多く含まれています。

《ビタミン》
タンパク質が体内で分解されてアミノ酸に変化するときに必要なのが「ビタミンB群」。レバーやバナナ、卵などに多く含まれています。またレバーやニンジン、卵に多い「ビタミンA」は頭皮にうるおいを与えて乾燥を防ぎますし、アーモンドなどのナッツ類に多く含まれる「ビタミンE」は血管を広げて頭皮に栄養を与える働きをするようです。

《ミネラルなどもバランスよく》
亜鉛などのミネラルも、髪の成長を促進します。牡蠣や豚の肝臓に多く含まれていますが、現代人は不足しがちなのでサプリなどを使うのもひとつの手ですね。

ですがこれらに限らず、栄養バランスのとれた毎日の食生活が、美しく健康的な髪に導きます。偏らないようメニューを見直してみましょう。

改善方法4、カラーやパーマなどで髪を傷めない

パーマ液やカラー剤は、髪や頭皮にダメージを与えてしまう原因のひとつです。ダメージを受けた髪は乾燥してパサついたりごわついたり。特にパーマがかかりにくい、とれやすい、カラーがすぐ抜けてしまう…そういう場合はパーマやカラーをする頻度が高くなりがちで、髪の傷みも倍増です。

チリチリになってしまうと、完全に元に戻すことは髪のプロの美容師さんでもできません。髪の状態を見ながらカラーやパーマを行うようにしましょう。

髪質別|なりたい髪になるヘアケア方法

根本から髪質を変えてしまうことは簡単ではありませんが、毎日のヘアケアで、少しでも髪質改善を目指しましょう!

剛毛で硬い髪質が気になる方

キーワードは「保湿」。髪の水分が失われると髪は硬くなる一方なので、しっかり水分を閉じ込めてあげるケアが大切です。

《シャンプー》
まずシャンプーの見直し。高級アルコール系シャンプーや石鹸系シャンプーを使っていますか?これらは洗浄力は高いのですがタンパク質が固まりやすく髪が硬くなりがちみたいです。髪がしっとりまとまるアミノ酸シャンプーがオススメ。

そして、髪を柔らかくする「セラミド成分」が配合されたものを継続的に使っていくと、ゴワつきの少ない柔らかい髪を手に入れることが期待できます。またキューティクル同士をつなぎ合わせる役目を持つ「CMC(セルメンブランコンプレックス)」と似た働きをする「CMC類似体」配合のものなら、柔軟性のあるツヤ髪が目指せるはず。

《トリートメント》
水分不足は乾燥してどんどん硬い髪質になってしまいます。髪の毛内部の水分をキープしてくれるトリートメントを使いましょう。洗い流さないタイプもおすすめ。

《ドライヤー》
ドライヤーの熱による乾燥を抑えるために、60℃以下の温風で乾かすことができる低温ドライヤーを取り入れて。髪の毛の水分をしっかりキープしたまま乾かすことができるので、次第に柔らかい髪に導くことができるようです。

柔らかい髪質が気になる方

もともと生まれ持って髪質が柔らかい人も、もちろんいます。ですが髪や頭皮の栄養不足やヘアダメージなどが原因で、髪がやせ細って元気のない柔らかい髪になっていることも。髪質が次第に柔らかく、細くなってきているなら要注意です。

《シャンプー・スタイリング剤》
ハリ・コシをアップさせるには、ノンシリコンシャンプーがオススメ。重くなるタイプのトリートメントはペッタリ感が出てしまうので避け、なるべく軽い仕上がりになるものをチョイスしましょう。

ワックスなどのスタイリング剤も、ごく薄く毛先につけるように心がけます。トップや根元に付くと、その重みでふんわりしづらくなります。

《頭皮ケア》
ドライヤーやスタイリング剤などで頭皮に負担をかけすぎて髪の成長を妨げないよう、頭皮の健康に注意したケアが大切。毛穴詰まりを解消するヘッドスパや頭皮マッサージをしたり、育毛剤を使うのも効果的なんだとか。

《髪の負担を軽減》
カラーやパーマなど、髪にダメージを与える施術はなるべく控えめに。また細く柔らかいと髪が絡まりやすいですが、できるだけ優しく丁寧に扱いましょう。

髪質を生かした髪型

いろいろな髪質改善ケアを行っても、今すぐには改善されません。それならあなたの髪質を活かして美しくキマる髪型を見つけましょう!

硬い髪質がキレイに決まるヘアスタイル

重たい印象になりがちな硬い髪質さん。カラーで明るく軽い印象にしてみましょう。毛先に少しパーマをかけると柔らかく見せることができます。硬い髪質だとなかなかウェーブがかかりにくいので、美容師さんに相談した上でデジタルパーマなどのメニューを選ぶのがオススメ。また、髪を伸ばすと、髪自体の重みで下に引っ張られ、広がりを抑えやすくなります。

ヘアアレンジなら、少し残したハーフアップにするとまとまりやすくバランスもいいでしょう。

柔らかい髪質がキレイに決まるヘアスタイル

柔らかい髪質だとボリュームが出にくくペタンとした印象になりやすいので、カットやトップ根元のパーマなどでボリューム感をアップ。また思い切ってショートにすると、トップボリュームを出すのも簡単です。

カラーはツヤっぽい色にすると、光の効果で寂しい印象になりにくいですよ。コテを使ったり、くるりんぱのようなゆるふわ感のあるスタイルがぴったりかと思います。

まとめ

髪質改善のケア方法はありますが、生まれ持った髪質をすっかり変えてしまうことは難しいでしょう。ですがどんな髪質の人も多かれ少なかれ悩みを持っているもの。「この髪質が最高!」ということは、なかなか無いのです。

ですから、適切なヘアケアをしつつも自分の髪質を活かしたヘアスタイルを見つけるのがいちばん。自分らしい髪型であなたの魅力をもっともっとアップしましょう!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
関連キーワード

関連記事