【医師に聞く】美白の敵!うっかり日焼けの予防策&効果的な対処法

【医師に聞く】美白の敵!うっかり日焼けの予防策&効果的な対処法

予期せぬ強い日差しにうっかり日焼けをしてしまうことってありますよね。そこで、うっかり日焼けを予防するための対処法や日焼けしてしまった後の正しい美白ケア法などについて、ノエル銀座クリニック、医局長である厚田幸子先生に詳しく教えていただきます。
教えてドクター! 美白成功の秘訣で美肌をゲット! 厚田幸子先生

美白の敵!うっかり日焼けを阻止するための「日焼け止め」の基礎知識

思わぬ強い日差しにうっかり日焼けをしてしまったという苦い経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで、日焼け止めクリームの正しい使い方や日焼けに関する正しい知識について、ここで改めて、教えていただこうと思います。

先生、日焼け予防といえば、日焼け止めクリームの使用が決め手になると思いますが、PAやSPFの数値について、どのように選んだら良いのか、ポイントを教えてください!

「PAやSPFの数値を選ぶ基準をお教えしましょう。

■PA(紫外線UVAをカットする)
++++__炎天下でのレジャー、リゾート地でのマリンスポーツ
+++___屋外のスポーツ、レジャー
++____屋外の軽いスポーツ、レジャー
+_____日常生活

■SPF(紫外線UVBをカットする)
SPF1につき20分間、日焼けを遅らせることができるという目安を示しています。
選ぶ基準ですが、『日常生活であれば、SPF15~20』、『アウトドアなど強い日差しが予想されるときは、SPF30以上』を選ぶというのが一つの目安です」(厚田先生)

日常生活であれば、それ程、高いPAやSPFの日焼け止めクリームは必要ないのですね。

「簡単に、そうとは言い切れません。これらの数値は、皮膚1cm²につき2mgを塗布したときに確保できる効果の目安で、あくまで教科書的な内容といわれています。
それは、先ほどの数値の塗布量が、実際にお顔に塗って出かけるとは考えられないほど、とても多い量を示しているからです」(厚田先生)

一概に、数値だけは決められないのですね。

「そうですね。日焼け止めは、『汗』『皮脂』『摩擦』などで、時間とともに落ちていきます。したがって、お肌に負担を感じなければ、日常でも、SPF50、PA++++といったできるだけ数値の高いものを使った方が良いと思います。

特に、『野外レジャー』『スポーツ』『真夏』といった条件下では、『飲む日焼け止め』内服薬との併用をおすすめします」(厚田先生)

美白の敵!紫外線が肌に与える悪い影響

先ほど、PAは紫外線UVAを、SPFは紫外線UVBをカットすると教えていただいたのですが、具体的に、それらの紫外線が、私たちの肌にどのような悪い影響を与えているのかといったことについては、あまり詳しく知らないように思います。
紫外線が、肌にどのような悪い影響を与えているのか、具体的に教えていただけますか。

「肌に悪い影響を与える紫外線は、先ほどお教えしたUVAとUVBの2つです。それぞれが与える肌への悪い影響や注意点などについて、お伝えしましょう。

■UVA:紫外線の95%/有害性はUVBの1/6倍(PAによって阻止)
<具体的な肌への影響>
『サンタン(痛みを伴わず褐色化する日焼け)』の原因となります。肌を黒化させ、しわ・たるみの原因にもなります。

<基本的な性質と注意点>
ガラスや物をも通過しやすく、晴れてない日も含めて1年中、降り注いでいるので、室内や冬の季節でも注意が必要です。浴びることによるメリットはなく、肌の奥深くにある『真皮層』にまで届きます。

Short UVA とDeep UVAがあり、後者のDeep UVAの方が、肌の奥深くにまで入りこみ、肌に、よりダメージを与えます。

■UVB:紫外線の5%/有害性はUVAの6倍(SPFによって阻止)
<具体的な肌への影響>
『サンバーン(火傷状の日焼け)』の原因となります。赤く炎症を起こしたり、シミ・そばかす・皮膚がんなどの原因になる『光老化』を引き起こします。

その一方で、浴びることにより体内の『ビタミンDの生成』を促したり、『血圧低下の効果』といった体にとって良い働きも併せもっています。

<基本的な性質と注意点>
真皮層より浅い『表皮』までしか届きません。物質を通過しにくいのでガラスにさえぎられたり、雲によってもさえぎられやすいという性質をもちます。主に、春から秋にかけて降り注ぎ、冬は、比較的、少なくなります」(厚田先生)

美白を目指す女子にとっては、1年を通して、季節やシーンにあった上手な紫外線対策が必要といえそうです。

うっかり日焼け後の正しい美白対処法|化粧品・食べ物&サプリ成分

普段から注意をしていても、急な外出やレジャーなど、うっかり日焼けをしてしまうことがあると思います。そこで、うっかり日焼けをしてしまった後の正しい対処法について、教えていただけますか。

「うっかり日焼けに気づいたときは、美白効果が高い強めの化粧品を、すぐに使いたくなるかもしれませんが、日焼け直後やその日の夜などは、日焼けでダメージを受けている肌を、これ以上刺激しないように、できるだけ『低刺激性』かつ『保湿力の高い』化粧品を使うのが正解です。
その対策をとるタイミングは、早ければ早いほど良いです」(厚田先生)

紫外線ダメージを受けてしまった肌には、優しく素早く保湿ケアをしてあげるというのが正しい対処法なのですね。

先生、このような日焼けの緊急事態には、体の中からもケアできたら嬉しいのですが、おすすめの食べ物などあれば、教えていただけますか。

「食べ物によるお肌のケアは、すぐに効果が現れるというものではありませんが、それらの栄養が血液にのって、お肌を作っていくので、食べものによるケアもとても有効です。

おすすめの食べ物と成分名を挙げてみるので、食べ物で摂取するのが難しいときは、サプリメントなどを上手に併用して対処していくと良いでしょう。

*L-システイン(マグロ・納豆など)
*ビタミンC(かんきつ類・アセロラなど)
*βカロチン(にんじん・かぼちゃなど)
*セラミド(大豆・ブロッコリーなど)
*リコピン(トマト・にんじんなど)
*ビタミンE(ナッツ・アボカドなど)
*エラグ酸(ザクロ・イチゴなど)

この他、サプリメント成分としては、アルブチンやトラネキサム酸なども有効です」(厚田先生)

厚田先生には、さまざまな角度から、うっかり日焼けに効果的な美白ケア法を教えていただきました。夏の季節がやってきても、これらの対策をきちんと生活の中に取り入れて、白く美しい肌を守りましょう!
■この記事は編集部&ライターの経験や知識に基づいた情報です。個人によりその効果は異なります。ご自身の責任においてご利用・ご判断ください。
■監修
厚田 幸子 先生
ノエル銀座クリニック 医局長/美容外科医

関連記事